町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

小田急電鉄・最後の“1000形未更新車2編成”撮影会開催、未更新車両は全廃へ。

2022年09月11日 | 小田急電鉄

去る202294日、海老名検車区内に於いて小田急1000形未更新車の撮影会が実施されました。同形式は2015年より大規模リニューアルが開始され、ワイドドア車36両を除いた160両に施工する旨が発表されていましたが、途中から計画が変更され1081Fを皮切りに2020年から順次廃車が進められる事になり、1251F6両と箱根登山カラーの1058F4両が残るのみとなっていました。今回の撮影会はこの両編成の定期運用終了〜廃車に伴うもので、最後の2編成並びの機会になりました。

今回で運用離脱となる1251F1058F。前者は198812月に初の千代田線直通対応編成として登場し、乗り入れ時は主に1061F4両と組んだ10両編成で運用されました。後者は同年2月に小田急線の輸送力増強用として主に4両+4両の各駅停車を中心に使用されました。箱根登山カラー化は2011年に実施されています。撮影会では1251Fのみ種別・行先表示のリクエストを募っており、私の参加した回では写真の快速急行秦野行きが第1位だったようです。

3位だった準急綾瀬行き。やはり1000形といえば印象に残る運用は、運番を表示しての千代田線への直通列車をイメージする方は多いのではないでしょうか。多摩急行幕が消滅しているのが惜しまれますが、やはり1000形には準急表示や種別無表示の千代田線内運用が似合います。

1051Fと併結した10両編成で快走していた1251F。撮影時は2020年上旬の緊急事態宣言発令直前でしたが、この頃は1000形の廃車計画が明らかにされていなかった為、8000形より先に消えて行くとは想像出来ませんでした。なお、撮影会終了後は秦野市内の小学校の修学旅行臨時列車に用いられ、有終の美を飾りました。

一足先に消滅したワイドドア編成(1752F)。このワイドドア車36両と標準ドア車160両を合わせた計196両の大所帯で平成前期の小田急を代表する主力車両として君臨しましたが、12511058F2編成が消えた後は98両の比較的小世帯になり、編成も4両と10両の2種類のみとなってしまいます。次からは安定した活躍を見せて来た8000VVVF化改造編成の廃車が進められると思いますが、今後は5000形増備に伴う在来車の動きに注目ですね。

コメント (2)
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