横浜シーサイドラインの初代車両である1000形の置き換え用として登場した2000形は2014年までに31編成〜46編成の16本が増備され、1000形の全編成を置き換えました。外観デザインは煌めく海や船の帆、旗がはためく光景を7色の三角形による幾何学模様で表現したとされる特徴的なカラーリングでしたが、46編成は夜空の黒と朝焼けをイメージした赤の2色を採用した特別カラーになりました。2019年には更に5両編成2本が増備されますが、最終増備車である48編成は「進む、繋げる、シーサイドウェーブ」をコンセプトに掲げ海をイメージした青に明るい水色、黄色を組み合わせ、全体のラインが前面と側面で繋がるカラーで同編成の運用開始により現在2000形の外観は3種類のデザインが見られます。
カラーが一新され爽やかな雰囲気になった2000形48編成。5年振りの増備車ということで車内の旅客案内用液晶画面が15インチから17インチに拡大されています。他の標準的な編成は煌びやかな模様がよく目立つデザインですが、こちらの装いの方が海沿いを走るシーサイドラインのイメージに近い気がしますね。
なお初代の1000形にも運用上は特に区別されず車内設備も一般の編成と相違点は無いもののイベント用に指定され特別カラーになっていた編成が1編成存在していたことがあり、それの再来とも言えます。
赤と黒でシックな雰囲気の46編成。当初2000形の前照灯はハロゲンを採用していましたが、この編成よりLED化され、その後他編成も順次換装され現在は全ての編成がLEDで統一されています。
車内設備に関しては他編成と同一で、他社で見られるような広告貸切などの特別な運用は行われていません。乗客視点での目立つ差異は47・48編成の液晶画面のサイズくらいですが、せっかくの特別カラーなので車内にももう一工夫欲しいところですね。