小田急全線に姿を見せて夏を盛り上げた箱根登山カラーの赤い1000形ですが、1059Fの代走に就いている1051Fの序でに小田原〜箱根湯本間で本来の登山線運用に従事している姿も撮影して来ました。
箱根登山線ながら定期列車は全て小田急の車両のみとなってしまった小田原〜箱根湯本間。現在ロマンスカー以外の列車は4編成の1000形(内1本は予備)ですが、そのうち1059〜1061Fはこの区間に来る事は殆ど無かった千代田線直通対応車で1989年からしばらくの間は1251Fと10両編成を組成し直通準急を中心に運用され、1091Fの登場と入れ替わりで地上専用になりました。後の2004年10月ダイヤ改正で多摩急行増発に伴い再び1251Fと共に1061Fが再改造を受け4000形が登場する2007年頃まで再び千代田線直通に従事していました。何れも他社線を走行する機会が多かった編成が選ばれてるのは偶然ですかね?
赤い1000形同士の交換シーン。今のところ赤編成のリニューアルの話がありませんが、以前にリニューアル車による試運転が実施されたこともあり、未更新で残るこれら4編成はどうなるのか気になりますね。個人的には登山線のサン・モリッツ号のように3000形アレグラと共通性を持たせたリニューアルを施工してくれれば最高に嬉しい展開なのですが。