町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

相模線、E131系500番台によるワンマン運転を開始

2022年03月17日 | JR東日本

1991年の全線電化と同時に205500番台の運用を開始し、その後20002010年代に入り他線区の205系が大規模転属が見られるようになってからも車両陣容に変化の無かった相模線ですが、全線電化30周年を迎えた2021617日にE131500番台を導入することを発表、同年1118日より運転を開始しました。E131系は千葉支社管内の房総半島各線を初めとした末端区間のワンマン運転化の為に導入された形式ですが直流電化で短編成の車両が運用される線区での標準車両としての位置付けもあり、他線区への導入もJR東日本運輸車両部車両技術センターより明言されていましたが、それが実現した形となります。

現在はワンマン運転を実施している相模線のE131500番台。205500番台の運用は2022225日で運用を終了し、全列車のワンマン化は312日ダイヤ改正から開始されました。車掌が乗務していた際は種別表示が「各駅停車」でしたが、ダイヤ改正日からは「ワンマン」に改められています。

運転開始から311日までの朝夕通勤時間帯は横浜線八王子までの直通運転がありました。こちらも205系の運転開始と同時に設定された列車ですが、30年目で幕引きとなり、E131系充当は半年にも満たない4ヶ月余りと短期間に終わりました。

車内設備は横須賀・総武線快速用のE235系に類似したロングシートの車内で、ラインカラーと同じく青系の座席モケットです。205系と同様、駅間隔が比較的短く長距離利用も多くはない通勤路線での運用になる為トイレ設備は設置されませんでした。

ドア上の液晶画面は路線図や次の停車駅を表示する17インチ画面を1台を千鳥配置とされ動画広告用(トレインチャンネル)は省略しました。何も設置していない鴨居部にはせめて紙の路線図を掲出して欲しいですね・・・。

相模線ワンマン化と同日には宇都宮線・日光線用600番台も運転を開始し、既に次の導入路線には仙台支社の仙石線(あおば通〜石巻間)が候補に上がっています。本形式はホームドア設置が進行する首都圏の状況に合わせて導入された事が示されていますが、E233系大規模転用が中止になった今後どこまで数を増やすか注目されます。


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