管内に多数の巨大な団地や大学・高校が点在するため、通勤ラッシュ対策で長尺・標準尺車を導入している東急バスの青葉台営業所ですが、少数ではあるものの短尺の大型車も並行して導入しており現在も3種類の車体の長さが違う路線車を見ることが出来ます。これらは路線の特性に合わせて一定の使い分けをしているように思えますが、大型車が充当される路線では区別なく使用されています。過去に長尺・中4枚折戸仕様の車両を記事にしましたが、今回は短尺・中引戸仕様のブルーリボンⅡを捉えました。
東急バス発足20周年記念塗装で導入されたAO1130(LKG-KV234L3・2011年式)。車体が短く中扉が引戸のため、受ける印象が全く異なります。写真の塗装は1950年〜1968年頃に採用していた一般路線バスカラーで、塗装工程削減のために裾部の青色が廃止され1969年頃まで見られました。
鴨志田町方面に向かう三菱ふそうノンステップ車と並んで青葉台駅ロータリーを出るAO1132。上の特別塗装車と同時期に導入されました。度々広告ラッピングが施されていましたが、現在は標準塗装で運用されています。
AO1131をリア部から。短尺ブルーリボンⅡはPJ-規制車も在籍し現在も運用されていますが、こちらは着色ガラスでない事や座席モケットが旧タイプであるため容易に判別が可能です。
新デザインの青色モケットが採用され爽やかな印象の車内。中扉もブザーから開閉ランプ付きチャイムに改められています。長尺車とは車体の長さやドア形状が異なるため、全くの別型式のような印象です。