副都心線との直通運転に伴い地下化された東急東横線渋谷駅ですが、早いものであれから1年9ヶ月が経過し解体工事も完了してしまい、駅の面影が薄れつつある今日この頃ですが、フォルダを整理していたら色々と通勤途中に撮った画像が出てきたのでお目にかけたいと思います。
ヒカリエの展望台より、特徴的だった蒲鉾屋根の形状がよくわかるカットです。目下再開発工事があちらこちらで進んでいるので雑然とした雰囲気が漂っていますね。よく見ると、歩道橋から駅にカメラを向ける人の姿が・・・。こちらも近い将来見れなくなるであろう東急百貨店から顔を出した01系。キュービックスタイルのアルミボディで登場時は話題をさらった同系も、気づけば車齢30年余りの大ベテランになり廃車が出る時代になってしまいました。見た目だけなら陳腐化しているようには見えないんですけどね・・・。歩道橋より。地下化まであと数日ということもあり、多くの人がシャッターを切っていました。こうして見ていると、この巨大ターミナルが消滅するなんてまだ実感が持てませんでした。
午前中の駅構内。廃止直前とは思えない日常のゆっくりした時間が流れます。
「あ、地下鉄の電車がいるよ!」 直通を控えて、乗務員教習も兼ねたメトロ車両の営業運転が行われていましたが、副都心線と線路が繋がっていないこの時点ではまだ珍しい存在で注目を浴びていました。
今後の再開発工事で高層ビルの建設が本格化すれば、かつて東横線の終点が桜木町だったことを知らない人が増えて来たようにこの場所に東横線が発着していたと言われても信じて貰えなくなくなりそうな気さえしますね。絶え間なく変化し生まれ変わろうとする街と駅の今後を想像すると楽しみな反面、見慣れた光景が遠い過去の物になって行くのはやはり寂しさを禁じえません。