町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

特別カラーで異彩を放つ横浜シーサイドライン2000形46・48編成

2023年07月19日 | モノレール・新交通システム

横浜シーサイドラインの初代車両である1000形の置き換え用として登場した2000形は2014年までに31編成〜46編成の16本が増備され、1000形の全編成を置き換えました。外観デザインは煌めく海や船の帆、旗がはためく光景を7色の三角形による幾何学模様で表現したとされる特徴的なカラーリングでしたが、46編成は夜空の黒と朝焼けをイメージした赤の2色を採用した特別カラーになりました。2019年には更に5両編成2本が増備されますが、最終増備車である48編成は「進む、繋げる、シーサイドウェーブ」をコンセプトに掲げ海をイメージした青に明るい水色、黄色を組み合わせ、全体のラインが前面と側面で繋がるカラーで同編成の運用開始により現在2000形の外観は3種類のデザインが見られます。

カラーが一新され爽やかな雰囲気になった200048編成。5年振りの増備車ということで車内の旅客案内用液晶画面が15インチから17インチに拡大されています。他の標準的な編成は煌びやかな模様がよく目立つデザインですが、こちらの装いの方が海沿いを走るシーサイドラインのイメージに近い気がしますね。

なお初代の1000形にも運用上は特に区別されず車内設備も一般の編成と相違点は無いもののイベント用に指定され特別カラーになっていた編成が1編成存在していたことがあり、それの再来とも言えます。

赤と黒でシックな雰囲気の46編成。当初2000形の前照灯はハロゲンを採用していましたが、この編成よりLED化され、その後他編成も順次換装され現在は全ての編成がLEDで統一されています。

車内設備に関しては他編成と同一で、他社で見られるような広告貸切などの特別な運用は行われていません。乗客視点での目立つ差異は4748編成の液晶画面のサイズくらいですが、せっかくの特別カラーなので車内にももう一工夫欲しいところですね。

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他社線乗り入れを活発に行うJR東日本・E233系7000番台(埼京線・川越線)

2023年07月17日 | JR線

1989年より長きに渡り埼京線の主力車両はドア窓を拡大した東日本オリジナルの205系でしたが、同系列を置き換えるべく2013年6月13日よりE233系7000番台が導入され運用を開始しました。基本的には他路線の車両の仕様を踏襲する部分が多いですが、車内照明に本格的なLEDを採用し、ドア上部の液晶画面のデザインを変更して唯一アニメーション表示を行うなど、更に設備は改良されており、JRの新型通勤電車の中では最も完成されたスタイルと言っても過言では無いでしょう。登場時より東京臨海高速鉄道りんかい線と相互直通運転を行っていますが、2019年11月30日からは相鉄線が直通先に加わり、運用範囲が更に拡大されています。

りんかい線〜埼京線直通列車に充当されるハエ125編成。直通列車の他にもJR車両による線内折返し列車が多数設定されています。更に、りんかい線70-000形車両による埼京線新宿~大宮間の運用も組まれている為、圧倒的にE233系の方が見る機会が多くなっています。

相鉄本線内を走行するハエ119編成。20191130日の相鉄新横浜線西谷〜羽沢横浜国大間開通により、新たに7000番台が直通列車に充当されることになりましたが、これにより地下鉄を介さずに第三セクター鉄道と大手私鉄の両方に直通を行うJRの通勤電車としては珍しい存在になりました。相鉄線内では写真の各停の他、特急になる列車も設定されている点も面白いところです。

車内設備。LED照明のせいか、従来よりも白い光が強くなった印象を受けます。座席はE231系500番台に類似の緑系モケットですが、中身は当然改良されており、占有幅が広がったことも併せて座り心地は大幅に改善されました。

ドア上の液晶画面。京浜東北線向けの1000番台から横方向に拡大された17インチワイド液晶画面は忽ち主流になり、在京私鉄各社でも採用されるようになりましたが、当然7000番台も搭載になりました。表示内容はデザインが変更されており、前述の通りE233系では唯一三菱電機セサミクロを採用している為、アニメーションによる表示を可能にしました。相鉄線・りんかい線内では表示デザインが直通先の車両と同等のデザインになるのも面白い点です。

※2018年8月24日の記事を修正

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