二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

四日間の奇蹟(とりあえず、ここで打ち止め)

2005-06-17 00:25:42 | 映画「四日間の奇蹟」
連投です。

一番好きなシーンは、最初のタイトルが出るシーン(写し方とか間がヨーロッパ映画みたいだから)と最後の場面(教会にみんなが集まる場面)だ。後半のどこがツボかは、究極のネタばれなので、、、、お好きな方だけ、下を見てください。
















千織が、うさぎを敬輔に押しつけ(この押しつけ方がかわいい、というのは蛇足)、左手で誰かと手をつなぐ。実は、その手は死んだはずの真理子。

何がいいって、、、真理子の表情が最後まで見えないところなんだな。ちょっとうつむき加減に、千織に手をひかれて教会に入っていく真理子。

表情が見えないことで、「あ、真理子は死んだのだ。ここにいるのは、幽霊の真理子だ。」と感じて、ちょっとぞくっとした。そのシーンがまた、優しく穏やかなものだから、「鎮魂」という言葉が浮かんで、すごく印象に残った。その後、すぐステンドグラスのアップに変わるから、気分が変わるのだけど。

ステンドグラスのシーンで眼をそらされなかったら、ある意味すげー複雑な心境で見終えることになったと思う。(死について、とかまともに考え込んじゃったような気がする。)

そう考えてみると、ずいぶん、いろいろなところで技とか配慮があるんだよな、この映画。

べたなところはとことんべたなんだが。

いい映画だったです。(そろそろこの辺でお開き。気づいたら、明日期限の仕事が、、、Oh, my!)
コメント
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