Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

9月のデスク飾り / 源吉兆庵の秋のお菓子

2012-09-26 23:52:50 | 季節行事
9月に入っても暑い日が続いていましたが、どうやら先週の雨の日々から
季節は秋に移っていたようです。今朝は玄関の扉を開けた瞬間、秋独特の
風の香りがして、通勤路で感じる空気や日差しも秋のものになっていました。
やはりことわざ通り、日本の季節はお彼岸で区切られているのでしょうか

それにしても、今年は彼岸花が遅いそうです。例年であればお彼岸の頃に
なると、「昨日までなかったのに!?」と思うほど突然あちこちに咲き出すの
ですが、今年はまだあの赤い色が見えません

昔は秋は寂しくて好きではなかったのですが、和の文化に心惹かれるように
なってからは、街や山を紅葉が美しく彩り、袷着物を楽しめるようになる秋が、
だんだんと好きになってきました。今朝などは「今年の紅葉は綺麗かなぁ」と
気の早い期待もしてしまいました(笑)

そして、美味しい食べ物がたくさん収穫されるのも、もちろん秋ですよね~
自分でお料理をするようになってからは、季節の食材に敏感になりました。
秋は栗・きのこ・秋刀魚・里芋などなど、数え切れないくらいの旬の食材が
出回るので、今から何を作ろうか楽しみです

さて、そんな秋を感じ始める9月の風物詩といえば、中秋の名月のお月見
日本では月にうさぎが住むといわれていますので、お月見とうさぎはセット
のような扱いになっていますね


9月のデスクで癒しを与えてくれたのは、そんなお月見を表した飾り物です。
桔梗・薄・紅葉・萩などの秋草を投げ入れた手桶と、「えいやっ」と杵と臼で
お餅をつく可愛らしいうさぎの親子、そして夜空に浮かぶまん丸お月様。
ちりめんで出来た可愛らしくほっこりとする飾り物です

秋草手桶は京都「夢み屋」さん製。兎の餅つきは京都「龍虎堂」さん製。
まん丸お月様は自分で黄色い厚紙を切り抜きました

今年の中秋の名月は9月30日の日曜日。
お仕事がお休みの方も多くいらっしゃるでしょうから、ご自宅でゆっくりと、
ススキを飾り、お酒と里芋(またはお団子)を用意して、綺麗な月を眺めて
みては如何でしょうか



今日のおやつは、和菓子を頂きました


和菓子の老舗「源吉兆庵」さんの、「梨乃菓」と「津弥栗」の2種類です。

梨乃菓はラ・フランスを使ったムースとゼリーの中間のようなお菓子で、
口あたりの良い上品なムースと、ラ・フランス独特の良い香りが広がって、
つるんと美味しく頂きました

津弥栗は少し固めの栗きんとんの中に、しっかりと蜜で煮込まれた渋皮栗
が入っていて、思わず日本茶が欲しくなるような、和菓子らしいものでした。
この時期に食べる栗菓子は、秋を先取りした気分になれて嬉しいですね

夜は夫も早めに帰宅したので、一緒に晩御飯を食べることになりました。
私は昼間にたくさん食べてしまって、あまりお腹が空いていなかったので、
夫がラーメンを作ってくれました。


大好きなこってりとんこつスープのラーメンに、ニラとモヤシの野菜炒めを
乗せて、昨夜から一晩じっくりと漬け込んだ半熟煮卵も添えました

煮卵はとろーり半熟で、たった一晩でしたが味もしっかりと染み込んでいて、
夫が「これすごく美味しい売れるんじゃない」と言ってくれました(笑)
気に入ってもらえてよかったです

卵はあと4個漬けてあるので、2日目、3日目でどのくらい味が染み込むか、
試してみようと思います