
今日は大雪。いよいよ本格的に雪が降り出すころです。降雪地方では雪の重みで
木が折れないよう、雪吊りがされる時期でもあります

初候である12/7~12/10は「閉塞く冬と成る(そらさむくふゆとなる)」。
天地の陽気が塞がり、真冬が訪れる頃です。大根が美味しい時期で、各地の神社
などで大根焚きなども行われます。食べ物で旬なのはブリ。寒ブリは脂がのって
美味しいですね

次候である12/11~12/15は「熊穴に蟄る(くまあなにこもる)」。
熊が穴に入って冬ごもりをする頃です。12月13日には正月事始めがありそろそろ
新しい年を迎える準備を始める時期。この時期に美味しいのは牡蠣やネギです。
花が少なくなってきていましたが、藪椿

末候である12/16~12/20は「鱖魚群がる(さけむらがる)」。
鮭が群れなして川を遡るころです。川の上流で生まれた鮭は川を下り海で育ち、
成魚になったあと生まれた川へ戻って産卵します。にらも美味しい時期ですね。
毎年12/17~12/19の3日間は、浅草の浅草寺で羽子板市

日本ではこんなにも細かく季節が区切られていることを知らなかったのですが、
こうしてみるとたった半月の中でも季節が少しずつ動いていて、着物を選ぶ際は
いままでよりももっと細かく季節を意識したほうが良い気がしてきました

その時期ごとにこの本を読むことで、丸1年かけて少しずつ知識を深めて、今後の
着物選びや着物揃えに役立てていこうと思います
