今日は茶懐石調理教室へ行ってきました
10月は茶道では名残の時期。この時期は茶懐石も夏の食材と秋の食材が入り混じります
向付は「烏賊柴和え 黄菊 三つ葉 榎茸 生姜」。柴和えの「柴」とは「昔々、おじいさんは山へ柴刈りに…」の柴なので、薪に使う小枝を集めたイメージです
榎茸や三つ葉を小枝に見立てて、細切りにした烏賊や黄菊と混ぜて、生姜酢で頂きました
汁物は「胡麻団子 合わせ味噌仕立て 落辛子」。汁の実は白玉団子にすりごまを混ぜたもの。赤味噌がこれほど入る合わせ味噌も今月までですね。
煮物椀は「梅椀 帆立 松茸 青菜 生麩 柚子」。梅椀とは5種類の具材で構成されたものを呼ぶそうです。帆立を菊切りにしているのが美しいですね
焼物は「秋鮭 加薬焼き」。シンプルな調理法ですが、長ネギや大葉で作った加薬地がとても美味しくて、家でも作ってみたいと思います
強肴は「南京鶏そぼろ餡かけ」。肌寒い時期の餡かけは嬉しいですね。鶏肉の下処理をきちんとしているので、臭みがなく美味しいです
八寸は「海老甘酢漬け 栗田舎煮」。栗の渋皮を剥いたり崩さないように煮たりするのがとても大変でした
香の物は茄子の浅漬けと大根のおろ抜きの漬物。
お菓子は「秋の小道(さつま芋の時雨蒸し)」。お芋を茹でて潰したらあとは混ぜて蒸すだけのとても簡単なお菓子です。甘納豆が味も見た目もアクセントになっています