今日は久しぶりにお茶会に参会しました😊
夏のお茶会はあまり回数が多くないので、最近は通常のお稽古の時にも着てしまっているこちらの訪問着ですが、久しぶりにきちんとした場で着ることができてしかったです🎵
こちらの着物は買った頃には地色が少し地味かなぁと思っていたのですが、実際に夏に着てみると葉の緑色がとても鮮やかで目を引くので、あまり地味といった印象にはなりません。
地色の藤色も透明感があって、よく「涼しげですね~」とお褒め頂けるお気に入りの一枚です💕
着物は淡い色の地に、綺麗な紫色の鉄線が、流れるような動きのある鮮やかな緑色の葉とともに涼し気に描かれている「染の北川」製の手描きの訪問着です。
帯は珍しい羅の本袋帯。白地の羅に淡い色の糸で雲取りが織り出されているもの。
帯揚げはごく淡いピンク色の地に、赤い絞りで桔梗柄が表現された輸出し。
帯締めは表が淡いピンク、裏が白銀の夏の礼装用の平組紐。
今日は第一部では座学で「抹茶の歴史」について学びました。誰がいつ日本に持ち込んだとされているのか、どうして宇治が有名になったのか、抹茶の製法、価格による味の違いなどなど…
とても興味深い内容で、一番驚いたのは、利休の頃に飲まれていた抹茶と現代の抹茶には、製法上もほとんど違いが無いということでした😳
こんなに文明が発達しても、抹茶は昔ながらの製法でしか作ることができないのです‼️
そして第二部では重陽の節句をテーマとした薄茶席。
遠山卓に大内塗の素が飾られ、床には「菊松多寿色(きくしょう じゅしょくおおし)」と書かれた墨蹟と、高台寺塗りの香合、茶花は底紅の芙蓉と鷹羽根ススキが活けられていました。
お菓子は「菊の雅」で大石堂製。
「菊を采る東離の下、悠然として南山を見る」という陶淵明の詩の世界を現したような点前座で、とても優雅な時間を過ごさせて頂きました🥰