Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お茶のお稽古(千總・白地御所解柄小紋) / 娘のバレエ / おうちごはん(イタリア料理:シチリア料理・5月)

2018-05-26 23:04:39 | 着物

今日は朝から良いお天気でしたね。夫が海外出張から帰ってきてようやくお稽古に行けるので、今日は朝から身支度をしてお茶のお稽古へ


5月最後のお稽古ということで、袷も最後になりますので、今日は大好きな千總から一枚選びました


地色は白と爽やかなのですが、かなり賑やかな御所解き柄となっていますので、初夏には暑苦しいかなぁと例年はあえて冬に着ていた着物です


着物はしぼの高い縮緬地に、とっても華やかな色使いで一面に御所解き柄がところ狭しと描かれている、本当に可愛らしい「千總」の総柄小物


帯は鶸色の塩瀬地に金彩使いのふくら雀が描かれたもので、もとはベージュ地だった菱健の染め名古屋帯の地色を染め直しました。


帯揚げは菊唐草地紋のある白い綸子地に、赤い絞りで蝶々が表現された輪出し。

帯締めは鮮やかな蜜柑色の組紐。


今日のお稽古は丸卓を使った濃茶点前をさせて頂きました


お菓子は少し先取りのような気もしますが可愛らしい「撫子」で「伊勢屋」製。今年は花が例年よりも半月ほど早いので、お菓子もそれに合わせているようです


お軸は茶道具の絵とともに「淡々」と書かれた色紙。

茶花はユキノシタが活けられていました。


お稽古の後は娘のバレエに付き合った後、夫とバトンタッチをして、子供たちを連れて実家へ遊びに行きました


実家では子供達は外遊びに夢中。娘は父の趣味の畑で玉ねぎの収穫のお手伝い。息子はお庭でジョウロを使って水遊び


水遊びが寒くない時期になると、外遊びがグンと楽しくなりますね


夜は子供たちの寝支度を済ませてから、ゆっくりディナーを楽しみました


今日のお料理のレッスン記事はこちら↓

【イタリア料理教室:シチリア料理編・5月】


前菜はカリフラワーとアンチョビのフリッター。衣にアンチョビが入って塩味がしっかりしているので、お酒が良く進む一品です


パスタの代わりにリゾット・ネロ・ダーヴォラ。色合いの綺麗なリゾットなのでおもてなしにも向きます。本当は刻んだアーモンドをかけるのですが、今日は省略してしまいました


メインはマグロのタタキ風ステーキ、フレッシュトマトとオレガノのソース。ささっとできるのに見栄えのする、私の好きなメイン料理のひとつです






庭づくりの参考書

2018-05-25 00:48:30 | ガーデニング&家庭菜園

引っ越してから3ヶ月。生活の方はもうすっかり慣れて、毎日の花壇への水やりも習慣化してきています


庭づくりも少しづつではありますが進んできて、自分の目指す方向性が見えてきたような気がします


我が家はそれほど広い庭があるわけではないので、通路や駐車場脇などの狭いスペースを使った植栽がメインとなります


そうなると整然と並んだ綺麗な植栽よりは、ナチュラルガーデン風の植栽が映えるかなぁと思い、参考になりそうな本をいくつか見ながら今後の方針を決めているところです


でも知れば知るほどナチュラルガーデンは意外と難しいですね。適当に植えれば良いわけではなく、草花の高さや色合いや性質を見極めながらも、作り込み過ぎない自然な形にするというのは、なんだか茶花に通じるような気がします


夏のうちにお庭をなんとかしたいので、勉強しつつも思い切って進めてみようと思います




フランス料理教室【2018年5月】

2018-05-24 23:44:02 | フランス料理

今日はフランス料理教室へ行ってきました



こうして続くのは珍しいことなのですが、前回に続いて今回も地方料理を教えて頂きます


ウェルカムドリンクを頂きながら、まずは講義の時間。今日のドリンクはりんご・レモン・ミントなどを入れて作ったデトックス・ウォーターでした


今回取り上げられたのはブルターニュ地方。大部分が太平洋に面した地方で、イギリスから移り住んだケルト民族の特色の強い地域です


フランスは大部分がラテン民族であるのに対してブルターニュ地方の人々はケルト民族の流れをくんでいるため、独特なブルトン語という方言が使われていたり、自分たちをフランス人ではなくブルトン人であると表現したりするそうです


海に面しているだけあって海の幸には恵まれているものの、土地が痩せているため小麦が作れず、主に蕎麦を栽培していたそうです。


こういう土地ではブドウの栽培もできないためワインは作られず、代わりにりんごのお酒(シードル)や洋梨のお酒、蕎麦の花のハチミツから作ったシュシェンというお酒などが名産品です




テーブルコーディネートはブルターニュ地方の旗の色(白黒)にちなんで、黒をベースにしたシックな色合いになっていました


そこに差し色でカンペール焼きの鮮やかな黄色や青が入り、パッとした華やかさを添えています


続いてお料理に入ります。まずはデザートの「Galettes bretonnes」から作ります


室温に戻したバターをクリーム状になるまでよく練り、粉糖・塩・卵黄・ラム酒を加えて混ぜ、薄力粉・ベーキングパウダー・アーモンドパウダーを振るい入れて混ぜ合わせたら、ラップに包んで1時間ほど冷蔵庫で休ませます。


休ませた生地を打ち粉をしながら1cmほどの厚さに伸ばし、セルクルで型抜きをしたらフォークで表面に模様をつけて卵液を塗り、アルミカップに入れます。


170度のオーブンで25分焼けば完成です。ガレットブルトンヌ専用のアルミカップが売っていますが、一般的な銀色のアルミカップを2枚重ねて形を整えて代用しても良いそうです


続いてもう1種類のデザート「Far breton」を作ります。Farとはおかゆのような意味合いですが、とても柔らかいデザートで、出来たてを熱々で食べても、冷やして食べても美味しい一品


薄力粉・砂糖・塩を振るって合わせて振るい、溶き卵を加えたら、牛乳を少しずつ入れて混ぜ合わせ、生地を作ります。


型にバターを塗り、プルーンを並べたら、生地を流し入れて200度のオーブンで30分焼けば完成です


混ぜて焼くだけのとても簡単なデザートですね。焼き上がりに粉糖を振るのを忘れずに。


次はメインの「Cotriade bretonnne」を作ります。ブルターニュ版のブイヤベースといったお料理で、白いスープであることと、ドレッシングをかけて食べるのが特徴です


バターを溶かしてスライスした玉ねぎをじっくりと炒めたら、半月切りにスライスしたジャガイモを加えて炒め、白ワインを加えてアルコールを飛ばします。


ひたひたになるまでの水・ブーケガルニを加え、中火で5分ほど煮込みます。小麦粉をまぶした鯖を加えてさらに8分ほど煮たら、アサリ・エビを加えて5分煮込み、最後に塩胡椒で味を整えれば完成です。


お皿に取り分けたら、オリーブオイル・白ワインビネガー・マスタード・塩胡椒・レモン汁・みじん切りのイタリアンパセリで作ったフレンチドレッシングを添えます。


アミューズはブルターニュ特産のアーティチョークを2種類の調理法で頂くもの。一つはビネグレット和え、もう1種類はりんごと一緒にそば粉の衣でフリットしたもの。


最後は前菜の「Galette complete」を作ります。小麦粉が取れない地域なので、代わりにそば粉を使ったお料理が色々とあります。


ブルターニュ地方ではカフェの数よりもクレープ専門店の方が多いそうで、こういったそば粉のガレットや、小麦粉のクレープなどが売られています。そば粉のガレットは食事として塩味のもの、小麦粉のクレープはデザートとして甘いものというのが定番だそうです。


そば粉・塩を混ぜたものに溶き卵・水の一部を加えてしっかり混ぜ合わせたら、残りの水を少しずつ加えながら、手で空気を含ませるようにして粘り気が出るまで混ぜ合わせていきます。


表面にプツプツと気泡が見えたら冷蔵庫で一晩休ませます。本場ではつなぎとなる卵は入れず、生地を数日寝かせて作るそうですよ



休ませた生地は冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。しっかりと熱して油をひいたフライパンに生地を流し入れて円形に薄く伸ばし、中央に卵を割り入れ、チーズやハムを盛り、四隅を折りたたんで胡椒を振れば完成です。


パリッと焼き上げるにはフライパンがしっかりと高温になっていること、生地を薄く伸ばすことがポイントだそうです


具材は今回のように卵・ハム・チーズが定番ですが、スモークサーモン&クリームチーズ、魚介のホワイトソース、キノコのソテーなど色々なアレンジがきくようなので、楽しいですね


お料理が出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムです


アミューズはアーティチョークを2種類の調理法で。ビネグレット和えと、りんごとともにフリットしたもの。ねっとりした食感が美味しいです


前菜はガレット・コンプレット。いわゆるそば粉のガレットです。生地を薄く伸ばすのが難しくて少しもっちりした出来上がりになってしまいましたが、とても美味しかったです


ブルターニュではクレープ専門店にグラスではなくカップが置いてあって、このカップにシードルを注ぎ、ガレットを食べながら飲んだ後、デザートのクレープを食べて、最後はに食後酒のカルヴァドス(りんごの蒸留酒)をカップに注いで飲むのが定番だそうです


メインはコトリヤード。鯖はなかなか使わない食材なのですが、こうしてブーケガルニとともに煮込んでしまうと臭みもなくとても美味しいですね。ドレッシングをかけて食べるととてもさっぱりしていて、これも面白かったです


デザートはファー・ブルトンとガレット・ブルトンヌの2種盛りという豪華な一皿。ファーブルトンはとても素朴な味で誰もが好きな一品、ガレット・ブルトンヌはまるで売り物のようにザグザクッとした食感に仕上がりました


紅茶はプロヴァンスの紅茶メーカー「Janat」の「ポムダムール」という焼きリンゴのフレーバーのものを選んでくださいました


今日の地方料理も講義がとても面白く、また次回はどの地方になるか楽しみでなりません




田植えの季節

2018-05-23 23:53:54 | 季節行事

GWが終わり、実家近くの田んぼでは次々と田植えが行われていました


5月も後半になってくるとどの田んぼにも水が張られ、植えられたばかりの青い稲が綺麗に整列している姿が見られます


私も小学校の頃に毎年この時期に田植えをしていました。農家の皆さんが自分の田んぼの田植えが終わった後に、小学校のために田植えの用意をして下さるので一番最後になるのです


私の母校に今は兄の子供である姪っ子が通っていますので、今年もまたそろそろ田植えをするのではないでしょうか


いつまでも変わらないこの田園風景が大好きです




フランス土産

2018-05-22 23:47:11 | 旅行

私たちが那須旅行に行っていた土曜日の夜に、夫がフランス出張から無事帰国しました


帰国翌日は時差ボケや疲れもあるだろうと、あえて那須旅行を土日に入れて、日曜日は夫に一日ゆっくりと過ごしてもらっていました




今回のフランス土産は私にはカヌレやシフォンケーキやチョコレートなどのお菓子を中心に


子供たちには、娘へはお洋服とアールヌーボーの塗り絵、息子には飛行機のおもちゃ、そして2人共通でエッフェル塔のキーホルダーと可愛いランチプレートを買ってきてくれました


今回の出張も無事に終わってホッとひと安心です。素敵なお土産、どうもありがとう