７月５日（火）の市場概況です。 先物は午後３時１５分現在。下に５日の海外市況
◆日経先物：９９６０円（＋－０円）ＯＳＣ５９％（＋１％）６月２１日のＯＳＣ４５％、終値９４５０円から切り返しに転じる。ＲＳＩは７０％（－２％）
◆日経平均：９９７２円（＋７円）ＯＳＣ５８％（－２％）７月４日のＯＳＣ６０％、終値９９６５円から下落に転じたか？ＲＳＩは６８％（＋－０％）
◆ＴＯＰＩＸ：８６５（＋１）ＯＳＣ６２％（－３％）６月２０日のＯＳＣ４２％、終値８０７ポイントから切り返しに転じる。ＲＳＩは７０％（＋－０％）
◆マザーズ指数：４６３（－１）ＯＳＣ６０％（－３％）６月２７日のＯＳＣ３７％、終値４４５ポイントから切り返しに転じる。ＲＳＩは５７％（－１％）
◆騰落レシオ（２５日間）
東証１部：１１６．９４％（－８．２％）－７月５日現在。
マザーズ：８９．８３％（－４．１％）－７月５日現在。
◆１０日高値移動平均値超の銘柄比率６２％（－６％）
◆１０日安値移動平均値未満の銘柄比率１３％（＋３％）
１日中上値の重い展開でした。かといって大きく下げるわけでもなく、３市場ともに２５日移動平均線の２～５％ほど上方乖離の位置取りです。ＴＯＰＩＸが一番上げており、マザーズ指数でも２％乖離です。しかし、ＯＳＣは先物を除いて軽めに下落。特に日経平均は１日のそれをわずかですが下回りましたので、今日、天井を付けた可能性があります。それで下落に転じたか？との記述になりました。
後場は６６６２ユビテックのリバウンドに期待しながら少し触りましたが不発。持ち越しはありません。それにしても、節目の数字の通過がアローヘッドのせいかどうか、極めて速いのが特徴ですね。日興のシステムでもたもたしていては逃してしまうので、どうしても、前もって用意するなりの段取りが欠かせませんが、そんなことをしていてもランダムウォークする相場の流れに翻弄されるだけです。結果、後から振り返ってあそこで失敗したとの反省しきり。
これはいよいよもって、エントリーとエクシットの考え方を、一工夫も二工夫もしなければなりません。
【以下は５日の海外市況】
◆ドル・円：８１．１１円（＋３１銭）ＯＳＣ６１％（＋１％）６月２８日のＯＳＣ６８％、終値８１．１３円から円高へと切り返したか？ＲＳＩは５２％（－２％）
◆ユーロ・ドル：１．４４２ドル（－０．０１２ドル）ＯＳＣ６７％（＋－０％）６月１５日のＯＳＣ３９％、終値１．４１８ドルからユーロ高へと切り返し中。ＲＳＩは６３％（＋８％）
◆ＵＳドルインデックス：７５．３（＋０．９５）５０ＭＡ（７４．６８）を再度一気に抜く。
◆米１０年債利回り：３．１６％（－０．０６％）２００ＭＡ（３．１５％）をついに抜く。（５日現在）
◆米３ヶ月国債：０．０２％（＋－０．０％）対１０年債スプレッド：３．１４％（－０．０６）３％切ると要注意。（５日現在）
◆ＮＹダウ：１２５７０ドル（－１３ドル）ＯＳ６７％（－２％）ＲＳＩは６８％（－３％）６月１３日のＯＳＣ３１％、終値１１９５３ドルから上昇軌道に乗る。
◆Ｎａｓｄａｑ：２８２６（＋１０）ＯＳＣ７１％（－２％）ＲＳＩは７０％（－２％）６月１３日のＯＳＣ２４％から上昇軌道に乗る。
◆上海総合：２８１６（＋４）ＯＳＣ６４％（－１％）ＲＳＩは６６％（＋５％）６月２２日のＯＳＣ４７％、終値２６４９から切り返し中。
◆ＶＩＸ指数：１６．０６（＋０．１９）２００ＭＡ（１８．６４）をついに割り込み落下し小反発。
◆ＷＴＩ原油先物：９７．３５ドル（＋１．８ドル）２００ＭＡ（９３．５７ドル）を割り込むも回復し上昇中。
◆ＣＲＢ指数：３４２（＋５）５０ＭＡ（３４５）を割り込み、２００ＭＡ（３３２）に接近中。
◆ＮＹ金：１５１３ドル（＋３０ドル）５０ＭＡ（１５２０ドル）をついに割り込み落下中から急反発。
◆バルチックドライ指数：１４１９（－３）５０ＭＡ（１３８１）を抜き去るも、その少し上で停滞中。
◆セミコンダクターインデックス：４１５（－４）２００ＭＡ（４１４）近辺で停滞中。
◆シカゴＣＭＥ（円建て）：９９８０円（＋２０円）－大証夜間。
ギリシャの次はポルトガル。ムーディーズが格下げしダウは小反落。格付け機関がこうも執拗にソブリン債の格付け変更を急ぐのは、リーマン・ショックを招いた時に住宅証券にＡＡＡを付与していた、そのことに対する強烈な非難と反省があります。だから、アメリカ国債でも見通しを変えるなどという、いわば「飼い犬が買い主を噛む」ようなことまで言っているのですね。
そのムーディーズのアメリカ国債の格付けに関してのステートメントは、もしあるとすれば７月中旬だそうです。確か、１ヶ月ぐらい前にウォールストリートかどこかが書いておりました。そろそろその時期が近いですね。
このポルトガルの格下げを受け、株式市場の下げは限定的ですが、ＶＩＸ指数やＵＳドルインデックスは急上昇。金もあっと驚く上昇です。今までのような一本調子の戻しには、さすがにブレーキがかかることでしょう。
