7月12日(火)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。
下に12日の海外市況
◆日経先物:9920円(-160円)OSC55%(-7%)7月8日のOSC68%、終値10160円から下落に転じる。RSIは71%(-13%)
◆日経平均:9926円(-144円)OSC52%(-8%)7月7日のOSC71%、終値10083円から下落に転じる。RSIは65%(-14%)
◆TOPIX:857(-13)OSC53%(-10%)7月7日のOSC74%、終値870ポイントから下落に転じる。RSIは66%(-14%)
◆マザーズ指数:478(-6)OSC70%(-5%)7月11日のOSC75%、終値484ポイントから下落に転じたか?RSIは70%(-9%)
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部:131.9%(-13.1%)-7月12日現在。
マザーズ:96.76%(-4.82%)-7月12日現在。
◆10日高値移動平均値超の銘柄比率22%(-35%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率43%(+33%)
後場のけだるい暑さの中で、少し涼を求めて、1408サムシングホールディングスを、一度は下値抵抗線が機能し切りかえしたピボットラインの少し下159200円で待っていた買い玉が、突然の大津波に襲われ海の藻屑と消えました。ふと見たら、数十枚単位の成り売りの玉が連続するではありませんか。日興のかったるいシステムで下に変更する間もなく15万割れ寸前まで下落。必ず、第一陣の津波の「引き潮」はあることが経験からは分かっておりましたので、ほどなく153000円で返済。この間、ものの20秒程度。その後、この株141400円まで落とされております。
7月6日に上げ始めてから、今日でちょうど5日目。しかも前場にストップ高まで付けておりました。地合は最悪の状態で、ストップがほどけても上に行く気配はなしと見た、たんまり仕込んだその筋の犠牲者に奉り上げられたという訳。しかし、ロットは少ないので、ちょうどよい眠気覚ましにはなりましたね。しかし、こんな中途半端なところで待っててはいかんね。
失敗したのは、途中で監視を外した1983東芝プラントシステム。切り返しのタイミングを見定めておくべきでした。それと好対照が9433KDDI。6月6日の558000円が抵抗線になると思って買いを入れようと思いましたが、あまりの膠着状態に嫌気が指し入れなかったところ、後場に大波乱ですね。
何しろ、アローヘッドにはうまく対応しないと、とんでもなく売り時を失い下に持って行かれかねないのが今の相場。
と言う訳で、今日は反省しきりの後場でした。持ち越しはなし。
ところで、先日インターネット上のディスク空間であるDropboxによる、株式データの共有希望者を募っておりますが、ご覧になっていない方のために、もう一度だけご案内します。OSCが前日より上か下かを場中に見るだけでも、逃げ時、買い時の参考にはなる筈です。
無償配布条件などはこちらを参照下さい。
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以下は12日の海外市況】
◆ドル・円:79.32円(-95銭)OSC40%(-7%)6月28日のOSC68%、終値81.13円からまだ円高に切り返し中。RSIは39%(-12%)
◆ユーロ・ドル:1.398ドル(-0.005ドル)OSC45%(+1%)7月4日のOSC67%、終値1.454ドルからユーロ安継続中。RSIは34%(+-0%)
◆USドルインデックス:76.65(+0.66)50MA(74.94)を一気に抜き200MA(76.97)に接近中。
◆米10年債利回り:2.92%(-0.02%)200MA(3.16%)を再度下回る。(12日現在)
◆米3ヶ月国債:0.03%(+-0.0%)対10年債スプレッド:2.89%(-0.02)3%切ると要注意。(12日現在)
◆NYダウ:12447ドル(-59ドル)OS55%(-9%)RSIは60%(-5%)7月7日のOSC76%、終値12719ドルから下落中。
◆Nasdaq:2782(-21)OSC60%(-7%)RSIは62%(-9%)7月7日のOSC80%から下落中。
◆上海総合:2755(-48)OSC60%(-7%)RSIは67%(-12%)7月6日のOSC68%、終値2810から下落中。
◆VIX指数:19.87(+1.48)200MA(18.51)を完全に突き抜ける。
◆WTI原油先物:97.82ドル(+2.23ドル)50MA(98.85ドル)に接近中。
◆CRB指数:344(+4)50MA(343)を抜く。
◆NY金:1563ドル(+14ドル)50MA(1521ドル)を回復して上昇中。
◆バルチックドライ指数:1437(-12)50MA(1399)を抜き去るも、その少し上で停滞中。
◆セミコンダクターインデックス:395(-12)200MA(416)にタッチできず下落中。
◆シカゴCME(円建て):9835円(-85円)
ムーディーズがアイルランドをBA1の投機的水準に格下げ。格付け会社の「攻勢」が止まりません。たったの2年前までアイルランド国債はAaa格でした。FRBが議事録で景気が停滞する場合には必要な金融刺激策をとるとの発言も、意見が分かれており、このソブリン危機の前では効果なし。
この結果、ダウは引け際に最安値をマーク。
どうやら、この欧州の危機の連鎖は、小手先のやり方ではマーケットを収めるのは難しい局面に達しているようです。
格付け会社はリーマン・ショックの時の「非難囂々」の嵐が余程身に応えたらしく、今回は早め早めにレーティング変更をしております。これを避難する政府筋もあるようですが、これが本来の市場のあり方ですので、格付け会社を規制することはやはりおかしい。