株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

休日のバッハ(7.23.11)

2011-07-23 12:15:00 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、カンタータ第31番から、第1曲のシンフォニアと第8曲のソプラノのアリアです。

復活祭の第1日目の日曜日のために作曲されたこのカンタータの題名は、「天は笑い、地は歓呼す」となっております。

タイトルにあるような雰囲気は、第1曲から感じ取れます。トランペットとティンパニーが、天は笑い、地は歓呼する様子をよく表現しておりますね。

この第1曲と対照的なのは、第8曲のソプラノのアリアです。オーボエのオブリガートが美しい、何とも、独特のすがすがしい明るい雰囲気を持つ曲です。そして、バックに流れる弦楽合奏にもご注目下さい。

このカンタータ第31番は、カール・リヒターが1969年に来日したときの、「カンタータの夕べ」用に選ばれた4曲のうちの1曲でした。この時、地方の大学にいた筆者は、安物のFMラジオで、リヒターのマタイ受難曲は聴きましたが、このカンタータは聴いておりません。

当時は学生運動の最盛期でもあり、4月28日の東京文化会館での公演が、沖縄デーによる「市街戦」に東京が巻き込まれたため延期となってしまったという、今では考えられないことも起こっておりました。

その後、カール・リヒターは再来日することなく、1981年にわずか55歳で心臓麻痺でこの世を去っております。

こういう背景も思い起こしながら、特にソプラノのアリアを静かに聴くのもよいものです。

歌詞は英訳となりますが、以下のようになっております。

Final hour, break now forth,
These mine eyes to close in darkness!
Let me Jesus' radiant joy
And his brilliant light behold then,
Let me angels then be like!
Final hour, break now forth!

最後の時(Final Hour)という言葉が2度出てきますが、それをこのような音楽にしたためたバッハの想像力にも感嘆する思いです。

演奏は、いつものジョン・エリオット・ガーディナーとモンテベルディ合唱団です。ソプラノはカナダ生まれのジリアン・キース(Gillian Keith)こういう風貌のお方。歳を取るにつれ結構変貌しておりますが、1972年トロント生まれですから、まだ39歳です。でも、このリンク先の下の方に出てくる写真は、もう70歳を超えたような雰囲気のお顔も。女性の年齢はまったく訳が分からない。写真だと騙されるということだけは明らかなようです。

いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(7.22.11)

2011-07-23 08:55:44 | 市場概況
7月22日(金)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。下に22日の海外市況

なお、インターネット上の無料のディスク空間Droboxによる当ブログ使用の株式データの共有をご希望の方はこちらをクリックしてリクエスト下さい。

◆日経先物:10140円(+130円)OSC56%(+7%)7月19日のOSC48%、終値9890円から上昇に転じる。RSIは66%(+4%)
◆日経平均:10132円(+122円)OSC62%(+11%)7月19日のOSC45%、終値9890円から上昇に転じる。RSIは64%(+3%)
◆TOPIX:869(+9)OSC57%(+10%)7月19日のOSC46%、終値854ポイントから上昇に転じる。RSIは60%(+2%)
◆マザーズ指数:478(-3)OSC55%(+1%)7月11日のOSC75%、終値484ポイントから下落に転じる。RSIは71%(-1%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:135.14%(+12.8%)-7月22日現在。
 マザーズ:92.96%(-0.42%)-7月22日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率38%(+10%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率27%(-11%)

今日は、高値圏に舞い上がっていた3756豆蔵を、例によって中途半端な位置で待ち受け、3000円ばかり下で損切りしたのが痛い。こういうボラの高い銘柄は、一旦舞い上がった後の押し目を狙うのに工夫がいりますね。参加者が多いと、最初の押し目なら節目のポジションで待っても、必ず切り返すようですが、この株は最初の押し目の後の切り返しで、上げるだけ上げておいてからの利確の嵐でした。ここは最初のリバウンド位置よりも下で待つのが鉄則。

持ち越しが1つ。6297鉱研工業の525円の買い玉。(これは売りは不可)最後に一気に売られましたが、こういう話題性のある仕手株は、出来高さえ回復すれば、25日移動線の上に位置している限り面白い動きをしますね。ちなみに10日高値移動平均が537円ですから、来週はこのラインの攻防が見もの。

主力市場は、7月19日を底にして切り返しの動きとなってきております。

以下は22日の海外市況

◆ドル・円:78.52円(+16銭)OSC40%(+-0%)6月28日のOSC68%、終値81.13円から円高傾向継続中。短期反転は近いか?RSIは24%(+3%)
◆ユーロ・ドル:1.436ドル(-0.006ドル)OSC59%(-5%)7月11日のOSC44%、終値1.403ドルからユーロ高に転じる。RSIは43%(-2%)
◆USドルインデックス:74.2(+0.19)50MA(74.96)が上値抵抗線に。(22日現在)
◆米10年債利回り:2.99%(-0.04%)50MA(3.04%)に接近中。(22日現在)
◆米3ヶ月国債:0.05%(+-0.0%)対10年債スプレッド:2.94%(-0.04)3%切ると要注意。(22日現在)
◆NYダウ:12681ドル(-43ドル)OS57%(+-0%)RSIは55%(-8%)7月18日のOSC43%、終値12385ドルから切り返しに転じる。
◆Nasdaq:2859(+24)OSC58%(+4%)RSIは56%(-2%)7月18日のOSC44%、終値2765から切り返しに転じる。
◆上海総合:2771(+5)OSC49%(-8%)RSIは40%(-11%)7月7日のOSC68%、終値2810から下落中。
◆VIX指数:17.52(-0.04)200MA(18.38)をついに割り込む。
◆WTI原油先物:99.73ドル(+0.59ドル)50MA(97.44ドル)を突き抜け上昇中。
◆CRB指数:348(+3)50MA(342)を抜くも、そこからは上値が重い。
◆NY金:1600ドル(+9ドル)50MA(1534ドル)を回復して上昇し停滞中。
◆バルチックドライ指数:1325(-3)50MA(1404)をついに割り込み下落中。
◆セミコンダクターインデックス:409(+10)200MA(418)に接近中。
◆シカゴCME(円建て):10155円(+15円)

NY株はナスダックがAMDやサンディスクの好決算に引っ張られる形で上昇。キャタピラーの決算が良くなかったダウは反落と明暗を分けております。ダウ銘柄ではマイクロソフトが好決算で+1.59%高と、インテルとともにダウを支えております。

この流れで、来週の日本市場も建機不調、テクノロジー株好調の図式になりそうです。

しかし、10年もの国債の金利が再度3%を割り込むなど、米債務上限引き上げ問題を巡っては上院が下院の債務上限処置をが否決するなど暗雲が漂っております。長短スプレッドも再度下落。

なお、ギリシャ問題は一息ついたようですが、フィッチが今回の第二次救済策の合意の実行は、債券保有者のコスト分担が含まれているため、「制限的デフォルト」とみなすと発表。ユーロは昨日の上げの調整もあり下落。ギリシャ債の債券保有者にとっては、提案の債務交換をすると20%の資産額が失われるとフィッチは指摘しております。

ということで、強弱の材料が入り乱れてはおりますが、週明けの東京市場は前日比微増の水準からスタートしそうです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月22日(金)のつぶやき

2011-07-23 02:37:09 | 株に出会う
11:12 from web
前場終了段階の10DHMA超の銘柄数%は32%(+4%)、10DLMA未満の銘柄数%は30%(-8%)です。前場はまた悪い癖が。3756豆蔵を160100円という、山の頂点を目指す最後のアタックポイントで待っていたら、そこから滑落。大勢に踏みつぶされ157000で負傷退場。
by mariomariot on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする