7月27日(水)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。下に27日の海外市況
◆日経先物:10040円(-70円)OSC56%(-2%)7月19日のOSC48%、終値9890円から上昇に転じる。RSIは54%(-3%)
◆日経平均:10047円(-51円)OSC53%(-3%)7月19日のOSC45%、終値9890円から上昇に転じる。RSIは48%(-9%)
◆TOPIX:859(-7)OSC47%(-4%)7月19日のOSC46%、終値854ポイントから上昇に転じる。RSIは40%(-11%)
◆マザーズ指数:484(+-0)OSC52%(+2%)7月11日のOSC75%、終値484ポイントから下落に転じる。RSIは68%(-1%)
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部:123.47%(-14.5%)-7月27日現在。
マザーズ:93.02%(-3.37%)-7月27日現在。
◆10日高値移動平均値超の銘柄比率28%(-12%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率43%(+13%)
今日も値動きが緩慢で難しい相場。後場に2600円を超えて動意付いたと思って2627円で飛び乗った6626SEMITECの「騙し上げ」に遭い、やむなくS1の2591円で損切り。この株、出来高を伴って乱高下してきただけに、今日のような上場来の低い出来高では、しこり玉がしこたま残っていたようです。このあたり、甘かったですね。出来高がない下げ基調の仕手株には触ってはいけないという典型。しかし、この株の上げ始めると怒濤のごとく上げるシーンが目に焼き付いていたのが運の尽き。
持ち越しが1つあります。モニタリング銘柄のうち、安値をなんとかキープしOSCを上げて明日のピボット値が落ちている36441stホールディングスです。
【以下は27日の海外市況】
◆ドル・円:77.99円(+7銭)OSC35%(+3%)6月28日のOSC68%、終値81.13円から円高傾向継続中。RSIは12%(-5%)
◆ユーロ・ドル:1.437ドル(-0.014ドル)OSC60%(-8%)7月26日のOSC68%、終値1.451ドルからユーロ安に転じたか?RSIは50%(-8%)
◆USドルインデックス:74.09(+0.61)50MA(74.86)が上値抵抗線に。(27日現在)
◆米10年債利回り:3.91%(+0.02%)50MA(3.03%)に接近中。(27日現在)
◆米3ヶ月国債:0.08%(+0.01%)対10年債スプレッド:2.83%(-0.09)3%切ると要注意。(27日現在)
◆NYダウ:12303ドル(-199ドル)OSC48%(-7%)RSIは34%(-11%)7月25日のOSC60%、終値12593ドルから下落に転じる。
◆Nasdaq:2765(-75)OSC49%(-10%)RSIは37%(-14%)7月25日のOSC62%、終値2843から下落に転じる。
◆上海総合:2723(+20)OSC44%(+8%)RSIは38%(+6%)7月25日のOSC36%、終値2689から切り返しに転じたか?
◆VIX指数:22.98(+2.75)200MA(18.38)を再度突き破り上昇中。
◆WTI原油先物:99.22ドル(+0.15ドル)50MA(97.43ドル)を突き抜け上昇中。(26日現在)
◆CRB指数:349(+3)50MA(342)を抜くも、そこからは上値が重い。
◆NY金:1613ドル(-7ドル)50MA(1542ドル)を回復して上昇中。
◆バルチックドライ指数:1310(-7)50MA(1405)をついに割り込み下落中。
◆セミコンダクターインデックス:391(-15)200MA(418)に接近中から下落。
◆シカゴCME(円建て):9930円(-110円)
米債務問題は、財務省が8月2日以降、すべての支払い義務を履行出来るかどうか保証できないと語ったり、妥協に近づいていないと議員筋が語ったりで、市場の恐怖指数(VIX)は急上昇し、株はついにNY株ダウが50日移動平均線を割り込んでおります。ナスダックの下落が目立ちます。金も原油在庫が予想外に増加した原油も下落。デフォルト懸念の高まった債券の利回りも上昇。長短スプレッドは2.83%にまで下落。
今回の米債務上限引き上げ問題、確かにデフォルト状態が現実化すれば大きな混乱を引き起こすでしょうが、米政府は税収を利払いに優先的に充当するでしょうし、債券市場や株式市場は一時的な混乱に陥る可能性は当然ありますが、リーマン破綻の時と比べて、金融システム(金融機関同士が疑心暗鬼となり、信用秩序が壊れる)への影響は一時的でしょうね。というのも、今回は議会で上限引き上げを合意さえすれば、正常化するためです。混乱を目の当たりにすれば議員もさすがに、クレジットカードの決済も出来ない恐れなどを聞かされると、有権者の突き上げから妥協に走らざるを得ないと思います。その一時的なショック状態へと持って行き、その妥協ポイントを有利に運びたい党派の利害調整だから、手こずっているとも言えます。ギリギリまで行って妥協するか、一時的な混乱を甘受して妥協するか、いずれにしても時が解決する問題ですね。