団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

もし日本が戦争に敗けなかったらまだ日本は男女平等ではなかったかも知れないということです。

2013-01-04 14:34:42 | 日記
父親が反対したら、好きな人とも結婚できない。
自分から夫に離婚を申し出ることもできない。
貧しい農家では、家族の為に少女が身を売っている...。

これってどこの国のこと? 日本の戦前のことです。
まだ70年前の日本はこれがまかり通っていたのです。

中日新聞の1月3日のコラムに日本の新憲法の起草にかかわり、草案の翻訳にも通訳として加わったベアテ・シロタ・ゴードンさんが去年の暮に亡くなったことを書かれていました。
ベアテ・シロタ・ゴードンさんは、5歳から15歳まで戦前の日本で暮らしていた。
家制度に縛られた日本女性の苦しい立場をよく理解していた。
当時22歳。唯一の女性スタッフだったゴードンさんが任されたのは、男女平等や社会福祉に関する条項の起草だった。
男女の平等は「日本の文化に合わない」と主張する日本側と激論の末、個人の尊厳と両性の平等を定めた24条として結実した。
2000年5月に参院憲法調査会に招かれ、意見陳述した際、長く沈黙を守った理由を「憲法を改正したい人たちが、私の若さを楯にとって改正を進めることを恐れていた」と語っていた。
だれが起草しようとも、24条はすでに普遍的な理念として、私たちの中でしっかり息づいている。

このコラムを読んで思ったのは、もし日本が戦争に敗けなかったらまだ日本は男女平等ではなかったかも知れないということです。
戦争に敗けたにもかかわらず、「日本の文化に合わない」と主張する日本側って誰なのか個人名を知りたいです。
安倍首相は「今の憲法は日本が作ったものではない!自主憲法を作ろう」と改正の動きを強めていますが、まさか日本が作ったのではないと言って、24条の男女平等まで改正をしようとは思わないでしょうね!(笑)
そんなことをしたら、奥様の怒りをかって家に帰れませんよ!

池上線
コメント (12)
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