中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「『サン』問題」というタイトルで、飛島圭介さんがコラムを書かれていました。
おじさんたちジジイの寄り合いでの二人称は名字や名前の呼び捨てか、ごく親しい人は「チャン」付けで名を呼ぶ。
戦後民主主義時代の子どもとしては、男には「クン」を、女には「サン」を付けて呼ぶことを教えられた。
しかし、それは建前で、通常は「あだ名」を含めていろいろな二人称を使い分けた。
まさしく多様性あふれる子どもの世界だった。
それが老いても変わることなく、会えば二人称は「クン」「サン」なしで、当時の愛称や呼び捨てが飛び交うのだ。
もちろん社会人になって知り合った人に対しては「サン」が無条件につく。
「大人の分別」だ。
昨年来、いじめ撲滅のためにお互いに「サン」付けで名前を小中学校で奨励されつつあるという。
「あだ名」や呼び捨ても、いじめや差別につながるから避けたいということだ。
これがいじめ防止に効果があれば結構だが、本当のところはどうだろう。
本人が傷ついたり嫌がる「あだ名」を言うのはもちろん、いじめそのものだ。
しかし、一律に愛称や呼び捨てまで禁止してしまうのは、多様性には遠い教育ではないか。
そこまで学校が手を突っ込む必要があるのだろうか。
以上です。
私が小学生の頃は、「クン」で呼ばれていました。
今でも級友に会うと「クン」で呼ばれます。
あまり目立たない生徒だったので、あだ名もなかったです。
昔の友人に会っても、「クン」付けで呼んでいます。
ただ親しい友人が養子に行って、名字が変わりました。
どうしようか迷いましたが、慣れた旧姓で呼んでいます。😅
>昨年来、いじめ撲滅のためにお互いに「サン」付けで名前を呼ぶことが小中学校で奨励されつつあるという。
「あだ名」や呼び捨ても、いじめや差別につながるから避けたいということだ。
これがいじめ防止に効果があれば結構だが、本当のところはどうだろう。
私が現役時代、私の勤務先の会社でも、社長や上司を「サン」付けで呼ぶ運動が行われました。
上司はともかく、あまり会う機会もない社長に「サン」とは、呼びにくかったです。😅
いじめ撲滅のためにお互いを「サン」付けで呼ぶことが小中学校で奨励されつつあると言うことですが、いじめがなくならない現状ですので、これもやって見る価値はあると思います。
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