団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

十九歳の春真っ盛りの今こそ、自分の人生をどの方向に向けるかの大切な時期なのだ。

2022-04-13 01:41:15 | 日記
 中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「19歳の君に」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセーを書かれていました。


 今から八百四十二年前(一一八〇年)、十九歳の若者だった歌人・藤原定家は、日記「明月記」にこう記したー「世上乱逆追討、耳に満つといえども、これを注せず。紅旗征戎(こうきせいじゆう)わがことにあらず」。

 意味は「世の中は乱れているが、日記には記さない。追討の戦争まで起こっているけど、オレの知ったことじゃないのだ」。

 これに対する反応には大まかに分けて二つ。

 ①自分は時代の争乱にくみしたくない。

 興奮や熱狂とは距離をおき、己の仕事に集中するため「わがことにあらず」を貫く。

 ②時代の争乱とは誰も無縁でいられない。
 「わがことにあらず」の態度は無責任極まる。

 コトには積極的に関わるべきだ。

 定家の場合は、もちろん詩歌がイノチで、①の選択になった。

 おじさんの若いときは、お調子者だったこともあって、②にまっしぐらだった。

 どちらが正しいとか誤りだとかいう話ではない。

 十九歳の春真っ盛りの今こそ、自分の人生をどの方向に向けるかの大切な時期なのだ。

 ①でも②でも、それぞれが己の誠実を尽くせばいい。

 新年度の始まりに臨んで、おじさんが十九歳の君に贈る言葉だ。

 以上です。

 うちの長男孫も、まもなく十九歳になります。

 この飛島圭介さんの贈る言葉のように、己の誠実を尽くして大学の勉学に勤しんで欲しいです。





恋を知らなくて、この歌で恋というものはどのようなものかを夢想していました。😁
布施明 恋
コメント (2)
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