中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「つまらん!」というタイトルで、飛島圭介さんが、エッセイを書かれていました。
夏になると思い出す秀逸なCMがある。
息子役の岸部一徳が何かの効能を口にし出すと、おやじ役の名優・大滝秀治が一喝する。
「つまらん!お前の話はつまらん!」見ていてうれしくなってしまうCMだった。
友人や知人が面白くない話をダラダラとしゃべっている最中に、「つまらん!おまえの話はつまらん!」と怒鳴りつけたいときがある。
が、いくら遠慮のない間柄だとしても、とても言える言葉ではない。
我慢して聞くほかない。
やはり、息子に言うしかないか。
しかし、これまた考えてみればいくら息子といえどもなかなか言うのはむずかしい。
大滝秀治ほどの胆力も威厳もないおやじには荷が重すぎる。
では、連れ合いならどうかといえばこれはもう論外だろう。
そこで、格好の標的がテレビに登場しはしゃぎまくる芸人やタレント、無責任な言葉を垂れ流すコメンテーターの面々だ。
「つまらん!おまえの話はつまらん!」とテレビに向かって叱りつける。
中でも「火の玉となり先頭に立って命がけで」という政治家某には、心底からの怒りをもって「つまらん!おまえの話はつまらん!」と冷たく言い放ってしまうのだ。
以上です。
>息子役の岸部一徳が何かの効能を口にし出すと、おやじ役の名優・大滝秀治が一喝する。
「つまらん!お前の話はつまらん!」見ていてうれしくなってしまうCMだった。
このCM、まるで覚えてないです。
>そこで、格好の標的がテレビに登場しはしゃぎまくる芸人やタレント、無責任な言葉を垂れ流すコメンテーターの面々だ。
大きな声で、はしゃぎまくりますね。
最近のテレビは一段と面白くなくなっています。
テレビに向かって「面白くない!」とは、言ったりします。
今はネットフリックスのドラマを見ている事が多いです。
テレビのプロデューサーは、そんな危機感を持っているのかな?
だんだんスポンサーもつかなくなるのでは?
ディック・ミネ「人生の並木路」