ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

「Rumi」のライブ後記

2005-12-12 20:13:14 | 音楽


rumi1211



キャンドル・ジューンさんの展覧会の最終日のパーティーで出演したペルジアン・スーフィー・ミュージックを奏でる「Rumi」

アラブの音楽とは、奏法の概念がまったく違うので、最初は戸惑いました。

イラン(つまりペルシア)の弦楽器「タール(弦の意味)」と「セタール(4本弦の意味)」は金属弦を使用している楽器なので、響きがウードよりも1オクターブ高い。

ウードはイランでは「バルバット」と呼ばれ、主に低音パートを担う感じです。

スィアの吹く「ペルジアン・ネイ」は少なくとも音色が5つは出せ、本当に瞑想用の音だと感じました。

きっと、演奏を聞いていた人達の中には「眠く」なった人がいたことでしょうが、私も演奏中は眠くなるくらい音が気持良いんです。

アラブ音楽って、演奏も「テクニックをバリバリ見せる」ような、なんか「熱いもの」を感じるのですが、「Rumi」の音楽は、イランのスーフィー音楽を主に演奏するため、正反対の「ゆったり系」。

インド音楽の源流にもなったそうで、どちらかと言うと、インド音楽系でしたね。

キャンドルがいっぱい飾られていたステージの真ん中に物凄く大きな自然単結晶の「水晶」も飾られ、幻想的で、本当に良い感じでした。

もっと驚いたのは、私の知り合いが「キャンドル・ジューン」さんと繋がっていて、「おぉ!久しぶり!」見たいな出会いが数多くあった事。

ほんとに、面白いイベントでした。

ライブ終了後は、「アラディーン」の打ち上げパーティーに参加。美味しい牡蠣をたくさん食べ、飲んだくれたメンバー達と楽しくコミュニケートしたのでした。


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