最近、特に感じるのが、物事を成し遂げていくには、人々の善意というものが特に必要であるということです。
つまり、感謝、という気持ちが充満するのか、しないのか。
口だけの感謝なのか、本心からの感謝なのか。
いまさら、何を言ってんの?・・、と、この日記を読んでいる人の中にはいると思われますが、いや、これが大事なんですよね、ホント。
すでに2年前になってしまいましたが、そのころ、私は半導体とか精密機器メーカー相手の精密溶接機の販売会社のセールスエンジニアをやっていました。
なんか、ふと、その時のことを思い出しました。
その時の話は、色々なエピソードがありすぎて、ここでは割愛しますが、つまりは、少しでもインチキな事をすると、そのインチキをされる側の人は、本能でそれを察知する、ということなんですよね、これが。
多分インチキをする人って知らず知らずの内に雰囲気でそれを醸し出してるんですね。
で、一番迷惑をするのが、そのインチキをやる人の下で誠実に一生懸命頑張る人達なんですね。
で、最初は運良く物事が運んでいったとしても、ここ一番の大事なときに、そのインチキをやってきた人は足元をすくわれる結果になってしまうわけです。
しかも、その人だけがひどい目に会えば問題はないのに、周りの人たちにも迷惑をかけてしまうという・・・。
人に疑われる事をする、ということが、つまりインチキをする、ということなんですが、そうはなりたくないものですね。
その反対に、誠実に、着実に努力を重ねて実力をつけていく、公平に人の努力を認める、駄目な時でも見捨てずに励まし合いながらともに前進していく・・・、こういった人には、必ず人が集まってくるし、力を貸してくれる人々も集まってくる。
仏法には、「現証には如かず」という言葉があって、つまりは「実際の結果によって物事を判断する」ということですが、これほど端的な言葉はないと思っています。
善意を勝ち得るには、嘘、偽りのない誠実さしかない。
その上での勝利こそが次へと発展していく大きな力となる。
この言葉を改めて噛み締めて、襟を正して進んでまいりたい、と思った今日、この頃です。