ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「航空機モニタリングだけで、国民の命を守れると思っているんでしょうか?」柏市から移住した山田さん

2013年02月22日 | 日本とわたし
文字起こしの職人きーこさんでさえ、何回聞いても聞き取れなかったという、環境省汚染チームもりした氏の言い訳……。
名付けて『ゴニョゴニョマン』登場!

それにしても、市民から尋ねられた超~基本的な質問にも答えられず、頭に入ってへんのやったら、せめて資料ぐらい持ってくるやろにそれも持たず、
能無しの役立たずの面を、恥ずかし気もなくズラ~ッと並べる省庁の連中。

情けな……。

<原発事故こども被災者支援法>
「航空機モニタリングだけで支援対象地域を決めるのは止めて下さい」環境省答弁2/20(文字起こし・動画)


2013年2月20日(水)
「原発事故こども被災者支援法」の具体的施策を求める院内集会
http://www.ustream.tv/recorded/29419987←動画


「 そうすると、もうすでに50人ぐらい甲状腺がんが出ている可能性がある」2/20
井戸弁護士→環境省→山田医師


環境省放射線健康管理担当管理官 やまぐちさん
環境省 環境局除染チーム もりしたさん

01:11:45

文字起こしの部分の動画




山田さん:
わたくし、関東から早い時期に、ホットスポットと言われました千葉県柏市から、家族で京都市の方に移住しました山田と申します。
皆様、特にですね、環境省の方、文部科学省の方、厚労省の方にお聞きしたいんですけれども、
福島県はもちろんなんですけれども、
たとえば柏市、あるいは首都圏で、その汚染の状況をどのくらい把握していらっしゃるのか?ということを、非常に、地元に住む者として知りたいんですね。
現在、東葛地域、あるいは首都圏が、チェルノブイリにおける法的汚染区域では、何区分に入る地域がどれ位あるか、ご存知でしょうか?
答えて下さい。


司会:
環境省の方ですかね?お答えいただけますか?
誰かお答えいただける方はいらっしゃいますか?



環境省除染チーム もりしたさん:
あのすみません、環境省で除染の担当者しています。
あの、今日、具体的なデータをもってきている訳ではありませんけれども、
あのー、えっと、それぞれですね、どれぐらいという、ゴニョゴニョで除染が進んでいるか?
そのために計画を出したおりますので、あの計画をするんで、具体的なデータはもっておるんですけれども、えー、ゴニョゴニョ
で、チェルノブイリの関係で、あの、ゴニョましたけれども、チェルノブイリ自身がですね、
どういうその値ランクになっていて、それを日本でも、ゴニョゴニョ、それによっては、調査はゴニョておりません。

(※「ゴニョゴニョ」何度聞いてもよく聞き取れなかった部分)


司会:
ご存じないみたいですね
78ページ、お手元のですね、資料をご覧ください。
これは沢山の一般が出している情報です。



ー:
消費?研究所です、これは。
2011年の夏までの調査です。
それで、水元公園、葛飾区ですね。
2011年秋の住民調査によりますと、これは新聞にも発表されましたけれども、チェルノブイリの第一区分の重要な値が出ています。
「直ちに強制避難、立ち入り禁止」の10倍です。
そういう値が出ております。



司会:
で、環境省さんのホームページに、除染担当の方であれば、
緊急重点除染区域という値がでていますが、それが0.23マイクロシーベルト以上という事で、
八千代市とか取手市とか東葛エリアが全部入っているんですね。
それは、チェルノブイリの基準で言えば「移住権利区域」の値なんですね。
という事なので、多分、環境省自ら調査された事なので、ご存じだと思います。
山田さん、続いてお願いいたします。


山田:
わたくしがもういっぺんお聞きしたいのはですね、
この地域の汚染というものも、本当に国のみなさんが「これは間違いないです」と、
どこまで分かっていらっしゃるのかな?という事が知りたいんですけれども、
すみません、ちょっと例として柏市の例を一つ上げさせていただきます。
こちらご存知ですよね、文部科学省の方の航空機モニタリングというものでシーベルトではありません。
ベクレルで測った汚染のマップです。



ちょっとすみません、お手元になくて申し訳ないんですけれども、
この中で柏市の例だけちょっと上げさせていただきます。
柏市はこのブルーのところです。
航空機モニタリングでは、このブルーの部分、平方メートル当たり、6万ベクレルから10万ベクレルというふうに、航空機モニタリングでは一様に当てておりますが、
あの、覚えていらっしゃると思うんですけれども、環境省の方、文部科学省の方、柏市北部の高野台で、非常に高線量地が見つかりました。
そこはどれぐらい、ま、環境省さんと文部科学省さん両方調査なさったと思うんですけれども、
どういう結果が出たか?覚えていらっしゃいましたら答えて下さい。


環境省除染チーム もりしたさん:
今日は、あのー、具体的なデータをもってきているわけではありませんので、あの、いま、いまはゴニョゴニョです。


山田さん:
最初は、20何万ベクレルという結果が出たんですけれども、最高では、60万ベクレルのところが出たという事でした。
航空機モニタリングでは、そういうデータは反映されません。
もちろんここがホットスポットだ、マイクロスポットだというご意見はあるでしょう。
しかしですね、この汚染マップが出る前に、柏市については要請をしまして、環境省の方に。
もっと詳しい地域の汚染地図を出したんです。
でも今は見れなくなっています。
そこには血塗られたような真っ赤な地点がいっぱいありました。

もっともっと汚染されているところが表現されていたんです。
それが表現されなくなっています。
「一様に同じ汚染である」としか、情報が今発表されていません。

これがですね、ちょっとこれも、すみません、お手元に資料がなくて申し訳ないんですけれども、
首都圏ですね、23区をはじめとした、さまざまな地域、これブルーです。
全てブルー!
これはですね、これは、すみません、ベクレルの話しをさせていただきたいんですけれども、
1万ベクレル以下という事で、統一してデータが発表されているんですね。

本当にそうなんでしょうか?

国の方は、市民や市民団体が、シーベルト+ベクレルで調査をしましても、
「国のデータではないので、そういったものは受け入れられない」とおっしゃるんですね。
でも、市民や、あるいは市民団体が、もう本当に苦労して、
たとえばですね、常総生協さんが、1キロメッシュで、市民とともにプロジェクトを立てまして、市民と一緒に土壌調査をしました。
そんな事までして、「どの位地域が汚染されているのか?」という事を調査しています。


もう震災から2年近くたっています。
やろうと思えばできた筈です。


なぜなら、そういったツールをもっていらっしゃるでしょ?
だって、柏市も水戸も、ベクレルの値を調査しているのは、文科省や環境省です。
やろうと思えばシーベルトだけではなく、大地、セシウムのまとめ合わせてどれぐらいか調べる事が出来る筈です。

それを、航空機モニタリング、それだけで一様に、「これが汚染の全てです」と言っています。
それで本当に国民の命が守れるんですか?

この地図、もしかしたら環境省の方はお持ちかもしれないんですけど、あ、環境省だけじゃないですね。
この、市民と言いますか、一般の方の調査として非常に有名なのは、早川由紀夫先生の汚染マップですね。



これとですね、こちらは、チェルノブイリの汚染区域です。
この、ピンクと赤の部分を見て下さい。
似通っています。
チェルノブイリと同じように汚染されているところが、福島以外の地域にもある、という事です。

この地域でどういう事が起こっているか?
甲状腺がん、その他いろいろな病気が発生しているという、そういったデータはご存知かと思います。
それが福島県の……一部なんですけれども、辛いお話ですが、東日本も、そういった汚染にさらされているということを、本当にご存じなんでしょうか?

航空機モニタリングだけで、国民の命を守れると思っているんでしょうか?

わたくしは、それを強く申し上げたいです。

何度言っても変わりません。
「国のデータでなければ受け入れない」
「ああ、そうですか」
それだけです。


手間暇かけて、国民とプロジェクトをして、たとえ数カ所でもいいから、地域の土壌汚染を徹底的に調べて下さい。

地域の住民は知っています。
「どこにどれだけの汚染があるのか」という事を熟知しています。
そういった意見も聞かずに、汚染の具合を、航空機モニタリングだけで基準を決めるのは、
支援法の支援対象地域を決めるのは、止めて下さい。

以上です。

01:20:52

航空機モニタリング(文部科学省)


チェルノブイリとの比較マップ(早川由紀夫氏)

ーーーー

前列に座っている省庁側が、子ども被災者支援法についての話し合いの席に、
「具体的なデータをもってきていない」と言う……。
このような対応の仕方にちょっと驚き!

↑以上、転載おわり


除染担当者が汚染の状況を把握しておらず、読むもんが無いから答えられん、とヌケヌケと言う。
きーこさんは優しいから、ちょっと驚き!なんていう表現の仕方してはるけど、
わたしはなんせ、性格が性格やから、あかんわ、我慢できん、ド阿呆!役立たず!引っ込んどけ!と怒鳴りつけてやりとうなる。

だらだらゴニョゴニョがあいつらの作戦なら、もうええやんか。
デモや署名や訴訟をやってる場合とちゃうかもしれん。
もう、なにがなんでもっていう形で、昔、戦争がおっぱじまってしもた時みたいに、
子どもをとにかく、まだきれいなまんまの空気があるとこに連れてって、保養させたらあかんのとちゃうやろか。
親戚や知人友人のつてがある人はそこに、無い人は、子どもにはちょっとかなんやろけど、無関係でも迎えたるよって言うてくれてはる家に、
とにかく、子どもだけでも逃がしてやらなあかんのとちゃうやろか。

爆弾は目に見えるし、落ちてきたらその場で傷つけられたり殺されたりする。
放射能は目に見えんし、吸い込んだからいうて、その場でえらいことになるわけではない。
けど、もう2年も経った。
ざっと計算して、1万7000時間も過ぎてしもた。
どこの国が、これほどの長い時間、放射能の影響を極めて受け易い子どもを、核物質がウジャウジャ混ざり込んでる空気やら水やらが周りにあるとこに置き去りにする?
歴史上初めてちゃうの?
子どもを救たろうな。
早う手を打とうな。
もう待ったり願たり期待したりせんとこうな。
あんな能無しの、まともに話せへんような人間が、まともなことをするわけないやんか。
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瞑想のちから

2013年02月22日 | ひとりごと
気功瞑想。
立ちながら15分、座りながら1時間。
これをやると、その日一日、基本的にぼぉ~っとする。
体は起きてるけど、皮膚の内側全体が、ふわ~ふわ~と、居眠りしてるような感じ。
けど、普通に、こんなふうに、記事を書いたり、調べものしたり、生徒を教えたり夕飯をこさえたりはできる。

瞑想の後、そんなぼんやりふんわりした頭で、道教の勉強をする。
本は全部で5冊。
同じ文章やけど、それを5人の、それぞれ違う英語人が翻訳したのを読み比べる。
先週に続き、今日も第74章。
死刑執行人、という言葉がなんべんもなんべんも出てくるやつ。

あまりにも悲惨な状況におかれたら、死を恐れなくなる。
という文章で始まるこの章は、いきなり死刑執行人が登場して、最後の〆は、腕のいい職人ならまだしも、素人が木を切ると手に怪我をする、で終る。

先週は、ミリアムとわたしのたったふたりだけやったけど、今日はふたり新たに加わって4人。
皆で、膝を突き合わせながら、頭をかしげながら、いろいろと自分の思いを言い合うた。

人は、死刑があろうがなかろうが、死刑執行人がいようがいまいが、殺したいと思うほどに悲惨な状況になれば殺す。
悲惨でなくても、すでに狂っていて、傷つけたり殺したりすることが楽しみになる者もいる。
人が人を、それが他人であれ自分であれ、殺すという行為は、この世から無くならない。

恐いという感情。
これは、実に、人をコントロールするのに便利な感情で、だから政府などの大きな権力を持つ者は、いかに国民を恐がらせるかに知恵を絞る。
どこの国でも多かれ少なかれやってる。
そして、最初は恐がっても、次第に恐がることに疲れたり、慣れてマヒしてしもた国民は、自分という存在を粗末にし始める。
それが一番、国には都合が良い。
勝手に自分で自分を、あるいは近くにいる人間を、傷つけたり殺したりしてくれるから手間が省ける。

それは、イスラエルに、日本に、アメリカに、そして世界中に存在してる現実。

そこまで話が進んで、皆がハッと目を合わせた。
「国なんかにだまされんよう、わたしらは毎日、一日のはじめに、10分でもええから瞑想しよな。
ほんで、無の中に入って、無を感じて、無に抱いてもらおな」

起きてる間中、目や耳を働かせっ放しにしてることを忙しいと言う。
忙しいという漢字は、心が亡くなると書く。
今日はそれを皆に教えた。
日本語ってすごいね。
わたしはフフンと得意になった。
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こんな危険な物(原発)を続けるには、もうそりゃあんた、隠蔽しまくるしかないっしょ!ど~ん!

2013年02月22日 | 日本とわたし
つい先日書いた『中国大気汚染問題……なんで今頃騒いでるん?の記事にコメントしてくださったある方から、
半年ぐらい前になりますが、東電が公開した、東電テレビ会議録画を文字起こしし、その内容についての考察が書かれた記事を教えていただきました。

懐かしい気持ちで読み返すとともに、不快なピー音と、いい加減さ丸出しの東電幹部たちの会話、そして、今もなお隠され続けているたくさんの事実について、
新たな気持ちで、今一度、しっかり考えないといけないと思いました。



福島第一原発 3号機 爆発 : 東電が公式見解を水素爆発に決定した経緯
「水素爆発かどうかわかんないけども、(保安院見解に)合わせた方がいい」
(東電テレビ会議録画より)



===== 文字起こし開始 =========================
作文担当者:「(発表文の案は)『 3号機原子炉建屋で、大きな音が発生しました』」
高橋フェロー「要はさ、1号機を3号機に変えただけだってんでしょ」
作文担当者:「そうです」
高橋フェロー「それで、水素爆発かどうかわかんないけども、国が、保安院が、水素爆発と言ってるから、もういいんじゃないの、この水素爆発で」
作文担当者:「はい、可能性ということで」
発言者不明:「水蒸気って、前も言ったんでしたっけ?」
(水蒸気爆発、という言葉を公にまだ出したことが無いのなら、水蒸気爆発だった可能性は隠して、水素爆発の話だけ出せばいい、という意味)
作文担当者:「絞った方がよろしいですか?」
高橋フェロー「これは、保安院がさっきテレビで水素爆発って言ってたけど、歩調を合わせた方がいいと思うよ」
作文担当者:「じゃあ水素爆発だけに絞って、よろしいですか?」
発言者不明:「もうすでに官邸も水素爆発って言葉を使ってるから、それに合わせた方がいいんじゃないですかね」
作文担当者:「はい」
発言者不明:「いかがでしょうか?」
清水社長: 「はい、いいです。これでいいから。スピード勝負」
高橋フェロー「部長、今の段階でも『水素爆発した』で行っていいですか?」
部長    「いいよ」

===== 文字起こし終了 =========================

この会話で注目すべき点は、

作文担当者自身は
「絞った方がよろしいですか?」
「じゃあ水素爆発だけに絞って、よろしいですか?」
と2回も聞き返して、水素爆発に限定するのをためらっていたのを、
高橋フェローと誰か(発言者不明)が、
「保安院が……言ってたけど、歩調を合わせた方がいいと思うよ」
「官邸も……使ってるから、合わせた方がいいんじゃないですかね」
と言って、押し切ってしまった。
それも、保安院や官邸に合わせるため、という、実際に何が起きたかとは関係のない、純粋に文系的な都合でそうした、という点。
(当然、現場に居なかった保安院に、「実際に何が起きたか」わかるわけはなく、保安院は、1号機爆発のときの見解を、機械的に3号機に置き換えただけ)

それから、作文担当者が、渋々可能性として受け入れただけなのに、その直後に高橋フェローが、
「部長、今の段階でも、『水素爆発した』で行っていいですか?」
と言って、本来は可能性の段階でしかないのに、「断定」にしてしまった、という点。

これらのことから、さも根拠があるかのように発表されている、
「起きたのは、プールの水面上での水素爆発だけで、プールの水中にある燃料棒は、爆発せずにすべて残っています」
という話は、実際には、ただの可能性でしかない。
それも、作文担当者がためらうくらいに、さして可能性が高くもない、思い付きで出て来る程度の、様々な可能性の中の1つでしかないもの
ということがわかります。
(その証拠に、黒い煙が、一瞬で膨大な量、出来上がったことの説明が付かない)

こんなものを前提に、避難範囲を、今の狭い範囲にさせたままでいいのでしょうか?
(プールの水中にある燃料棒の何割かが、爆発していた可能性もあるだろう?)

瓦礫が覆いかぶさっている下に、燃料棒が、本当に566体全部残っているのか、一日も早くはっきりさせないといけない。

燃料棒がある筈の場所について、瓦礫を除去しやすいところから、先行して除去させて、燃料棒が本当に残っているのか、確認させないといけない。

途中まで行なっただけで、燃料棒が大量に消えて無くなっている、と判明する可能性もあるわけですから、先行して除去させて行くことに意味はあります。



3号機は本当に「水素爆発」?
9/5(水)朝日新聞朝刊で、2011年3月14日の福島第一原発3号機の「爆発」について、東電テレビ会議の記録が詳しく検証されています。

読んでいて非常に気になったのは、3号機の爆発の直後の、こういうやりとりです。

11:01 3号機で爆発
11:09 本店社員や小森常務が、核分裂反応の際に出る中性子に言及

「ガンマ線は変わらないけど、中性子がちょっと出ている」

小森  「中性子がちょっと……」
本店社員「なんか、でかいな、あれ。1号機の時より」

11:29 高橋明男フェローが、
「保安院が水素爆発と言ってるからもういいんじゃないの。水素爆発で」と提案。
清水正孝社長が
「はい。いいです。スピード勝負」と了承
 
3号機の爆発は、明らかに1号機より大きい。
加えて中性子が出ている。
なのに、保安院は「水素爆発」と発表し、東電も否定しなかった。
うーん、このやりとりを見ると、3号機が水素爆発ではなく、「核爆発」だったのではないかと思えてなりません。
どうなんでしょう、詳しい方、教えてください。

ともかく、このテレビ会議のやり取りは、3つのことを明らかにしました。

1つ目は、
東電は、原発を制御する能力がないということです。
現場の方は命がけですが、統治機構が腐っています。
無責任と事なかれ主義で貫かれているので、すべてを現場に押し付けて、本店はひたすら、「どう発表するか」しか考えていないように見えます。

2つ目は、
しかし「東電のミスで事故が起きた。だけど女川や東海第二が大丈夫だったんだから、原発は安全だ」とはならない、ということです。
今回のような地震・津波・電源喪失・爆発への対応策ができても、ちょっと違うタイプの災害が起きれば、おそらく同じようにパニックになるでしょう。
女川や東海第二は、「当然」大丈夫だったのではなく、「奇遇にも」大丈夫だった、ということです。

そして3つ目は、
こんな危険な原発を続けるには、どう考えても情報隠ぺいをするしかない、ということです。
このテレビ会議のピー音をとれば、きっと恐るべき内容が明らかになるのだと思います。
ピー音の多用は、それだけ、原発が事故をすると危険であり、情報を公開できないということの現れです。

さぁ、これで再稼働しますか?

■ 関連記事 : 「中性子がちょっと出ている」
http://blog.livedoor.jp/sakatakouei/archives/51450660.html
■ 参考情報
新聞記事 : 内部被ばくの“証拠”撮影 長崎大研究グループ
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080701000061.html
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