ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

今年の冬は寒いゾォ~……!

2014年01月21日 | ひとりごと
ただ今、気温マイナス10℃。


粉雪が朝から降り続いています。


さっきから、前の通りを、小型の除雪車が行ったり来たり。


雪は今日一日だけで、明日からは晴れるらしいけど、気温は上がらず、最高気温でさえマイナスの二ケタになるらしく、


最低の方はもう、マイナス20℃近くにまで下がる、などという、おそろしい予報が出ています。


この冬、厳しい寒波はもう2度目。
ヒーター用のオイル代が恐ろしい……。

ここまで下がってしまうと、いつものように室内温度を18℃に設定し、それでボイラーが休み無く稼働しても、15℃ぐらいまでしか上がりません。
そうなるともう、あれやこれや、知恵を働かせて、保温の工夫をしなければなりません。
できるだけ湯気の出る料理や、オーブンを使う献立を考えたり、隙間を徹底的にふたしたり。

今年の冬は、そういうこともあって、風邪をひいている人がいつもより多いようです。
こちらでは、インフルエンザのような深刻な風邪が流行っていてもまず、マスクをするという習慣がありません。
薬局に行っても、日本のように、いろんな種類のマスクがにぎやかに陳列されているようなこともありません。

咳をする時は、こんなふうに、肘の内側を口元に当てて、周りに唾が飛び散るのをふせぎます。
手は使わないように、と書かれています。


なんで?と聞くと、小さな時から教えられてやってるから聞かれてもわからないけど、多分、ここは余り人との接触が無い部分だからと思う、という答が返ってきました。

日常の小さなことも、場所によっていろいろ違ってきます。
楽しいことのひとつです。

雪は、明日の朝6時ごろまで降り続くようです。
パウダースノーなので、雪だるまは無理かもしれません。
コメント (4)
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『原発は優先的に過疎地に配置。事故時の急性死亡最大1万8千人。原発反対の世論に繋がるので非公表』

2014年01月21日 | 日本とわたし
エコーニュースに掲載されていた記事から、一部を引用させていただきます。

↓引用はじめ

外務省委託レポート
『原発は過疎地へ優先的に配置している』
『1機の事故で急性死亡は最大で1万8千人』
『以上の情報は原発反対の世論に繋がるので、非公表』

http://echo-news.net/japan/mofa-concealed-research-on-terrorism-attack-to-nuke-plants-and-say-rural-area-shall-be-where-the-nuke-plant-exists

政府が1984年に密かに行っていた、原発事故と災害リスクに関する研究を、本紙が分析したところ、
「原発の立地には過疎地を優先的に選定」していることなどが分かりました。

これによると、原子炉一基の格納容器が、ミサイルなどで破壊された場合の予想死亡者数を計算。
我が国の一般的な原子炉立地自治体の人口を前提とするところ、「18000人」程度が最大と試算されています。
(ただし、風向きの影響までは、今回のレポートでは考慮されていません。)

なお、この研究レポートは、外務省の委託研究ですが、
反原発運動に繋がる恐れがあることなどを理由に、公表を差し控えるべきであると、当時の外務省国際連合局軍縮課長は述べています。

しかし、今改めて、これまでの原子力政策の正当性と合理性に対する、再考慮の必要性が問題になってくると思われます。









↑引用おわり


↓最後のページに書かれているインディアン・ポイント原子力発電所。


うちもマンハッタン島も、この原子力発電所からみて、半径50マイル(80km)のところにすっぽり入っています。

↓円の中心点がインディアン・ポイント原子力発電所。


・一番小さな赤い円が、半径10マイル(16km)。
・次のオレンジ色が、半径17.5マイル(28km)。
・一番大きな円が、半径50マイル(80km)。

このインディアンポイント原子力発電所の原子炉では、すでに第一炉は稼働を停止しています。
第二炉は、2013年9月に、政府による許可ライセンスの期限が失効となり(なっているはず?)、
第三炉は、2015年12月に、ライセンスが失効となります。

この原発を所有するエンタジー社は、20年間の認可ライセンス更新をしようとしていて、
それに対しては、知事をはじめとする地元住民、そして、インディアン・ポイント原発を見守ってきた人たちからの、大きな反発が起きています。

原子力政策って、ほんとにいったいなんやったんやろう……。

こんなに危険で、手に負えないものを、ここまで増やしてきた組織、人間たち。
それを、便利だから、快適だから、安全と言ってるから、危険かもしれないけれどもその分の見返りが入るからと、見過ごし、享受してきたわたしたち。

『原発の立地には過疎地を優先的に選定』

こんなことを、当たり前のことのように、シラッと決めてる、言い切っている奴らをのさばらせておくのは、もうやめにしなければなりません。
やめたからといって、この世界が、社会が、くるりと良い方に向かうことにはならないけれども、
進む方向を変えるには、どこかの時点で、だれかが、始めなければ始まりません。
そのだれかは、ひとりふたりでは全く話になりません。
だからわたしが、あなたが、そのひとり、ふたりにならなければなりません。
人は支え合って、励まし合って、気持ちを語り合って、生きていく。
さよなら原発。さよなら原発につながっているすべての悪たち。
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原発提訴を起こす自治体を、それがどこであれ、みんなで応援しよう!

2014年01月21日 | 日本とわたし
大間原発差し止め、3月にも提訴 北海道・函館市長が意向

電源開発(Jパワー、東京)が青森県大間町で建設中の、大間原発をめぐり、北海道函館市の工藤寿樹市長は18日、
国や電源開発に対し、建設の差し止めなどを求め、3月にも東京地裁に提訴する意向を示した。
市によると、提訴すれば、自治体が国に原発訴訟を起こす、全国初のケース。

提訴時期を見極めてきた市は、23日告示の東京都知事選で脱原発が争点化し、世論に一石を投じられると判断。
原発の稼働に向け、Jパワーが原子力規制委員会に、早ければ今春にも、安全審査を申請する意向を示していることも考慮した。

市は、津軽海峡を挟んで、大間原発から最短約23キロにある。


『自治体が国に、原発提訴を起こす』
このことが、全国初のケースであると新聞に書かれているのを読み、改めて驚きました。

原発商人や武器商人、さらに国際的な巨大企業の指示に添い続けてきた官僚や自民党党首らの、巧妙で綿密な政略や法律作りに守られて、
これまでに、54基の原発以外にも、さまざまな原発に関わる施設や研究所が、小さな日本領土の上に建てられてしまいました。
何十年もの間、そのことに対して、懸念してきた人、危険を訴えてきた人、反対運動をしてきた人たちは、ことごとく阻害され続けてきました。
そして多くの人間は、直接関係が無いからと無視したり、関わることを恐れたりしてきました。
わたしもそんな多くの人間の中のひとりでした。

そんなものはいらない。
わたしは恐ろしい。

こんな、人間としての原点である思いなど、人の命すらなんとも思わない連中にとっては、まるで意味の無いことなのです。
わたしたちが対峙している相手が、どんな生きものであるかを、わたしたちは今一度認識し、腹を括らなければならないところにきていると思います。

原発や戦争を良しとする輩は、その国の民、その市や町や村の民が、どんなふうに苦しもうが死のうが、まるでおかまいなし。
むしろ、数が減ることを歓迎したり、数減らしのための計画を立て、それを嬉々として実行します。
彼らにとってわたしたちは、人間ではなく数なのです。
そこらへんに転がっている、石っころのようなものなのです。
もしくは、気づかずに踏みつぶしている蟻のような、極めて価値の低い(わたしはそうは思っていませんが)命なのです。

そんな連中を、われわれと同じ人間だと考えるのはやめなければなりません。
常識も感覚も全く違う世界に生きている、バケモノなのです。

建設はしないでほしい。
そんなことを願うためには、地裁に提訴しなければならない社会。
これまでノホホンと生きてきてしまったわたしたち大人は、こんなクソな社会を少しでもマシにして、次の世代に渡さなければなりません。

ひとつ、またひとつと、自分の周りの小さな世界から変えていきませんか。
その世界は、地球から観ると、また歴史から考えると、それはそれは小さな粉雪の粒のようなものかもしれません。
けれども粉雪が、しんしんと降り続けると……世界は一変します。

少しだけ、この話題からは離れますが、
今、こちらの東海岸の町では、女性が中心になって、『我々の税金を人殺しに使うな!教育に使え!』運動が盛んになっています。
その運動は、ある小さな町に住む女性が、米国における軍事費への出費の割合の多さに驚愕し、憤り、町の議会に掛け合ったことが始まりです。
その怒りはじわじわと広がり、議員ひとりひとりに対する声かけが、思いを同じくする人たちによって実行され、
町として、『軍ではなく、子どもたちの教育に税金を支払う』という声明を出すよう、議会を追いつめていくのです。
そんな町がひとつ、またひとつと増えてくると、今度は州が考えなければなりません。
そうやって、次は州が変わっていくことによって、最終的には国が変わる。
そういう運動が、こちらでは盛んになってきました。
もちろん、そのためには、人間の力、民の力がとても重要になってきます。
のんびりできる時間、自分だけの時間が持てなくなることを厭わない。
仕事も家事も、そして中には子育てもありながら、それでも社会の未来を少しでも良くしたいと願う気持ち。
それを保ち続けるにはやはり、心も体も、ある程度強くなければなりません。
そのためには、自分のことを大切にして、心身ともに健康であれるよう、気をつけなければなりません。

軍を弱らせること。
それは、この米国の闇の深さを変えることにつながります。
軍、兵器、巨大企業は、原発の親玉です。
それを弱らせること。
わたしたち人間を、人間扱いしない者たちを弱らせるのは、とても難しく、時間もかかります。
けれども、それはいつか、はっきりと、始めなければなりません。
放ったらかしにしておくわけにはいきません。

この、函館市長を応援しましょう。
函館に暮らしていらっしゃる方々はとくに、どのような支援が必要か、直接聞いてください。
先日も書きましたが、民という字は、目に針を刺されて血を流しているという象形なのだそうです。
民というのは、目をつぶされ、物が見えないのだから、権力に従い、縛られて当たり前。
そういう思想が含まれています。

吹っ飛ばしてやりましょう!
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