ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

お詫びとお礼を

2014年01月16日 | ひとりごと
これは、ブログ主であるわたしからの、お詫びとお礼です。

去年の暮れから昨日までにかけて、お知らせもできないまま、ブログの記事の更新をストップしてしまい、そのためにずいぶんと心配をかけてしまいました。
こちらに戻ってからも、旅の前からの疲れと、インターネットが全く使えないという状況に慣れてしまったことと、
そしてなぜか、パソコンの画面を観るとお腹の調子が悪くなるという、これってまさか拒否症?みたいな状況に陥っていて、
なので極力、パソコンの前に座らないようにしていたのでした。

ほとんど休まずに何年も書き続けてきたのに、いったいどないしたんやろうと、自分で自分がわからなくなり、いい年をしてオロオロしておりました。

その間、コメントをくださったみなさん、返事を書くことができなくて、本当にごめんなさい。
ぼちぼち心に元気が戻ってきたので、そろそろと書き始めたいと思っています。

で、わたしの独断で申し訳ないのですが、『猫とドクターとカーネギー』の記事に対してコメントしてくださったみなさんは、
これまでにも何度も、言葉を交わしたことのある方々で、個人的に心配をしてくださったということもあり、
ここで一挙にお返事をさせていただきたいと思います。

旅行前に書いた他の記事に対して、コメントしてくださった方々へのお返事は、大変申し訳ありませんが、今回は無しということで、ご容赦ください。

『猫とドクターとカーネギー』
・かわちゃんへ
猫の噛み傷は、人間の次に恐いんやって聞きました。
人間が一番っていうのにびっくりしたけど、気ぃつけてください、猫ちゃん恐るべしです!

・takoomeさんへ
生の小豆を噛んで食べる?!すごい!今度噛まれた時はやってみます、はい。

・かまどがまさんへ
16才……かまどがまさんちの猫ちゃんも腫瘍と共に生きてはるんですね。
みんな、なんやかやと仲良くやっていってるのでしょうけれども、たまに災いして、気が荒くなってしまうのかもしれません。ご心配ありがとうです。

・ひでたんへ
抗生物質、はい、良い子にしてきちんと飲みました。
っつか、いっぺんだけ飛ばしたら、いきなり破傷風の注射を打ったとこが痛痒くなって腫れてきて……あわわ~!と慌てて飲みました。
あのピアニスト、ほんま、かっこエエでしょ♪ピアノの腕前も男前やねん!
クリスマスのお祝い、ありがとね。返事が今頃になってごめんちゃい。

・美代子さんへ
ずっと見守ってくださっている美代子姉さん、感謝してま~す!
白子に電車の乗り降りだけですが、3回も行きました。
いつか、絶対に、生でお会いしたいです。お互いに健康に、今年もまたよろしくお願いします。

・manmaちゃんへ
何度も心配してくれてたのに、ごめんね~。
そちらも大変やったんやもんね。
お互い、ぼちぼち、こつこつ、これからも慰め合って、いや、励まし合って、やっていきまっしょい!

・白やぎさんへ
ご心配かけてすみませんでした。
大変に腫れて、一時はどうなることかと焦りましたが、おかげさまですっかり良くなりました。

・sarahちゃんへ
sarahちゃんも、何度も声をかけてもらっていたのに、結局今の今まで返事ができなくて、ほんとにごめんなさい。
本当に、いつだって、とても親身にしてくださる人たちがいて、わたしは助けていただいてます。
なんというありがたさ、なんという運の良さ。いくら感謝してもし足りません。
わたしもsarahちゃんと一緒に祈ります。そしてその祈りを行動に移したいと思います。
少しでも良い世界になりますように!

・ろばちゃんへ
ろばちゃん、おかげさまですっかり良くなりました。
それから、日本に居たこと、黙っててごめんね。
今回は、なにがなんでも母と弟、というテーマで出かけたのでした。
で、ちらっと話してくれた去年の23日のこと、また、メールでもいいから教えてください。
とっても気になる……。

・ともたさんへ
はい、ちゃんと処置していただきました。
わたしにしては、とても珍しいことです。って……威張れることではないですね……だはは。
こちらでも、欧州と同様、ともたさんが話してくださったような様子がクリスマスが近づくにつれ、あちこちで繰り広げられます。
寒い季節のお楽しみ。なんともいえない厳かな気持ちになりますね。
日本で2週間過ごしてみて、しんしんと感じたことがあります。
こんなに一所懸命に働いてはるこの人たちはいったい、どれほどの賃金を得てはるんやろ?
みなさん、笑顔で、ていねいで、こちらが申し訳なくなってしまうほどで……報われる社会を作らないといけませんね。

・青空さんへ
猫と一緒に暮らすようになったのは、ずいぶんと年をとってからなので、多分抗体というものが全くなかったのかもしれません。
もともと膿む体質ですし。
そうですね、日本でほんの少しだけしかテレビを観ませんでしたけど、それでもかなりの露出度で、あの男が登場していました。
本当に、心底、辞めて欲しいと思いました。
アメリカというよりも、もっと大きな組織、団体、企業が、日本を縛り付けているのだと思います。
その呪縛からベリベリと身を剥がせる、肝っ玉の据わった為政者の出現が叶えばと……。

・あんじーさんへ
噛まれちゃいました。それはそれは見事に。
あんじーさんも?!
保護する際にがぶりと噛まれるという話はよく聞きますが、大変でしたね~。
そうなんです、もうパンパンに腫れて、ちょっと楽しかったりもしました。
で、抗生物質を適当に……そんなおっとろしいことを……しかも消毒をきちんとしてなくて、よくまあご無事で……もともとの体がしっかりしてはるんやと思います。
自己治癒力、これが一番の要ですもんね。
もう、コンサートまで、2ヵ月半になってしまいました。
あわわわぁ~などと言っているトホホなおばちゃんです。
明日からこそは、時差ボケを言い訳にしないで、きっちりしっかり取りかからないと!
コメント (4)
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「この19日、名護市民の心意気を、気概を、示そうではありませんか皆さん!」名護市現職市長・稲嶺氏

2014年01月16日 | 日本とわたし
晴さんのブログ『黒森庵の、こんくらい』より。

1月19日だよっ、名護市長選は!

座間宮ガレイさんのホームページに、
名護市現職市長の稲嶺ススム候補のスピーチがありました。

たいへん素晴らしいスピーチなので、
ここに掲載させていただきます(座間宮さん、問題なら教えてください、すぐ対応します)。

ちなみに座間宮ガレイさんは、現在こういう運動をされています。

3年後政治状況をひっくり返す100万人無料メルマガプロジェクト

では、いくど!

GO

ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ
「こんにちは、みなさん、ごきげんよう」

チューヤ、ンガサナーヌチュガ、メンソーチクミソーチ
「今日はこんなにたくさんの人が来てくださり」

イッペーニヘーデービル
「大変ありがとうございます」

ショーグァチ、元旦スディミチ、

カミティ、ククルカラシカタ、ワカワカ、ミルクユガフネガヤビラ
「元旦が過ぎ心から新しい気持ちで弥勒の世を願っております」※正月の祈りの言葉、意訳です。

先ほどは糸数慶子議員から、辺野古の海の、日の出の状況をお話をしていただきました。

ほんとうに真っ赤な、まんまるい大きな太陽が、ニライカナイ(海のかなたの常世国)から上がってきました。
そしてしばらくすると、すごい輝きを増して、名護市を、ウチナー中を、日本を照らしているかの、そんな思いがしたところであります。

実は、4年前のショーグァチ(正月)も、辺野古に行きました。
少し遅い初日の出でしたけれど、しばらく待っていましたら、
やっぱりすばらしい初日の出が、アガイティーダ(日の出)が昇ってきたんです。

そしたら、そのときに、嘉陽(地名)のウジファー(おじさん)が、
「すすむ、ガンバッティチューンドー!(がんばってくるよ)」
こんな風に、○○をしていただきました。

あのアガイティーダをウガンデル(拝んでる)うちに、
去年12月のあの嫌な思いを、なにか吹き飛んでいきそうな希望をもって、アガイティーダを拝みました。

しかしまた、しばらくすると、現実に引き戻されてしまうんです。

11月に県選出の国会議員、そして自民党の県連、
ヤマトゥ(大和)の力に首がウサーサッティ(抑えられて)、ムヌゥイワサンアタイ(物をいえないような)、
イッターヤ、ウヤヌイイシ、チカンガンブイ(おまえたちは、親のいうことをきかないのか)、
こんな感じで脅かされて、恫喝されて、そして屈服をしてしまったんです。

石破幹事長のうしろに座らされていた5名の姿が、新聞に出ておりました。

アギジャビヨー(あーあ…)、
あんなに恥ずかしい思い、そしてカメラの前に晒されて、
あの惨めな姿、あれを見て、ワジワジー(腹が立つ)というよりも、悲しくなったんです。

そういう状況を、これまで我々は、68年間ずっと、煮え湯を飲まされるような形で虐げられてきた。
そして、68年後に今、あらためて、あの琉球殖民を思い起こさせるような、そういう姿が映し出されます。

アンスカマデ、スンナーサイ(そこまでしますか?)、そこまでやりますか、みなさん。
でも、それが今後の姿なんです。

4.28の記念式典、靖国神社の参拝、集団的自衛権、特定秘密保護法、などなど。

どこに向かっているんですかね、私たちの日本は!
このような状況を、私たちはガッティンナラン(合点できない)!

早くその状況から脱する手立て、方法を、我々は見つけ出して、
そして、それを追求していかなければいけない、と思っております。

仲井真県知事も、予算折衝に行ったんでしょうかね。
東京に行ったら、病院に逃げ込んで、何もかもみんな、外からも誰も入って来れないように隠れて、
しかし、入っていたのは、貴賓室だったんでしょうかね。
そこで、日本政府との裏工作、そんなことをやっていたんですね。


最初ウチナーンチュは、入院したというから、みんな心配していたんですよ。
大丈夫かねー、と。
しかし、ふたを開けてみたら、あれ、本当に病気だったのかね、と。
本当に情けなくなります。

そしてその後、官邸に行って、その帰りに、驚くべき内容を提示した、と。
よい正月を迎えられる、140万県民を代表して、感謝申し上げます。

誰がお願いしましたか、そんなこと。
本当に、何が驚くべき内容ですか。
驚いたのは、ワッターウチナーンチュ(私たち沖縄人)です。

3000億円か知りませんけれども、ワッターウチナーンチュ(私たち沖縄人)、そこまで卑屈になる必要がありますかね。
ネーランヨーヤーサイ(ないですよね)
本当に悲しい、むなしい、そういう思いがこみ上げる状況でした。

そして、沖縄に帰ってきたら、ちゃんと、仕事を県庁に出てやるのかと思ったら、
帰ってきたら、知事公舎に向かいました。
また、県民と向き合わない。
県民の抗議を恐れて、知事公舎に引っ込んで、そこでまた、承認します、という発表をする。

どこまでウチナーンチュの代表としての気概、そして覚悟があるのかな、と。
こんなにこそこそしながら、あんな大事なことをやっちゃったんで、
ヌガーラサナイヨヤーサイ(ゆるしませんよ)!

記者団の質問にいろいろ、やったやつね、何か少しキレてしまって、
そのときに、知事は何を言ったかといったら、
私も人並みに日本語上手だよ、と。
こんなことを言ってるんですよ。

アンシ、イッチョーシェー、ムルワカラングトゥ(それで、言ってることみんなわからないですよ)
言語明瞭、意味不明、ということであります。


こんな風にして、不可解な言動を私たち沖縄県民に晒し、
そして、それをそのまま、日本国民のすべてに伝わっていってるんです。

先ほどもお話しありましたけれども、結局沖縄はお金か。
反対するのは、その金を引き上げるためにやってるんじゃないの。

こんな誤ったメッセージを、いちばん○○が、それをやっちゃったということですね。
我々が、ウチナーンチュとして、とても許されるものではない。

私は、沖縄の自立経済、ということを言っております。
しかし、あの瞬間、私は、沖縄の自立は遠のいてしまった、と思います。

そんな形で、ボールは名護に投げられた。
名護に押し付けて、そして責任転嫁をした。
知事は、名護市を見捨てたんでしょうか。


あの会見の中でも言ってました、私は県外は捨てていない、と。
公約違反ではない、ということを言っていますけれども、
1月の仕事初めに来たときは、辺野古の人たちには苦労をかけるけど、という話をしていた。
県外といいながら、辺野古の人には苦労をかけると。

言ってることがわかりませんね、こんな日本語がありますか。

本当に、こういう形で屈服してしまった県知事は、

本当に、私たちウチナーの41市町村を管理する代表として、ふさわしいと思いますか、みなさん。

マーカラ、ワジワジーサビラ(本当に腹が立ちます)。
ガッティンナランヨヤーサイ(合点がいきませんよね)。

国会議員も、自民党県連もそうですが、言ったこと、やったことには責任を持つ。
そして、わかりやすく、説明責任をしっかりやる。
それは、政治家としての常道であります。


しかし、こういうことばかりではありません。
みなさん、今日の琉球新報をご覧になりました?

オリバーストーンさんをはじめ、世界の有識者29名のみなさんが、連名で『辺野古移設中止を』との声明を…。
ここには、
『平和と尊厳、人権、環境保護のために闘う県民を支持する』とあります。
続けて、
『知事の埋め立て承認は、県民の民意を反映したものではない、県民に対する裏切り』と、ばっさり言い切っております。

我々は今、危機に直面しておりますけれども、このように、我々の応援団は世界中にいる、ということであります。

こういう動きを見ますと、我々もまた、よしがんばるぞ、という気持ちにもなりますよね。

私も就任以来、辺野古の海にも陸にも、新しい基地は作らせない、
そういうみなさんへの公約を、その信念を、この間ずっと貫いてまいりました。

しかしその間、多くの関係大臣が沖縄詣でをし、議会の○○、たくさん、沖縄にメンソーチソービータン(いらっしゃいました)、
そして、辺野古とやかびには行くんですが、名護市長のところには来ないんです。

なんでかねー。
私はそんなに怖い顔してるんですかねー。失礼です!
そういう辺野古の問題については、これからもしっかり、みなさんへのお約束のとおり、信念を貫いてまいりたいと思います。

そしてこの4年間は、15名の与党議員をはじめ、多くの支援者のみなさんの力をいただきながら、
再編交付金に頼らない街づくりということを、実証してまいります。

子育て支援では保育所の数を増やし、○○の定員を増やしました。
そして、中学校卒業までの入院、通院治療費の助成、これはたぶん、11市ではここしか始めていないです。
○○、学校のトイレ改修、○○、それから古くなった教室、○○、3年間前倒しで100%実施する、こういうことも進めてまいりました。

このほかにも、農業や、それから財政健全化、それに入札制度の改善などなど、
前々政権の、再編交付金をもらっていたときでも手が届かなかったところにも、手が差し伸べられた、
そういう分野も、きめ細かく対応してきたつもりであります。

市民のみなさまにも、一定の評価をいただけたのではないかと思っておりますけれども、
実は、私の後援会長から、この4年間の稲嶺すすむの通信簿はオール5ですよ、という評価をいただきました。

アンシガ、クァビーチャー(だけども、子供贔屓)というだけではないですよね。
クァビーチャーってわかります?
その通信簿が、このパンフレットに掲載されておりますので、あとでご覧になっていただきたいと思っております。

ところでみなさん、肝心の、1月19日の市長選挙のことでございます。
忘れていたわけではないんですよ。
話は長くなりましたけれども、中身はナマカラヤイビーンドー(中身は今からですよ)。

今度の選挙ですね、これまで皆さん方、いろいろ話がありましたように、
これは、名護市だけの問題ではないと思うんです。
そして、沖縄県の問題にもとどまらない。
これからの日本のあり方を問う、
あるいはそれに対して、我々は、アンチドゥヤンドー(アンチですよ)ということを示す選挙になる、と思います。

4年前の市長選挙、みなさんのお力で当選させていただいた後、ウチナーの政治環境、県民は、本当に変わりました。
大きな流れとなって、そしてこれまでずっと、それは県民のチムグクル(こころ、たましい)として、ひとつにまとまっている、
今こそそう思います。

そういうことからしても、今度の選挙、
今いる私たちに、その大きな責任が問われている、というように思います。

後世の子どもたちに負の遺産を残すのか、
きっぱりノーの答えを出すのか、
その答えを出すのは、今いる私たちなんです。

これからの子どもたち、あるいはその子どもたちではないのです、決めるのは。
1月19日に投票権を持っている名護市民、私たちなんです。

ですから、私たちは正しい判断をして、
後世の子どもたちに、お父さんお母さん、ありがとう、
おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう、
そういわれるような答えを、導き出さなければいけないと思います。

大義は我々にあります。
正義はかならず勝ちます。

名護市民の心意気を、気概を示そうではありませんか、みなさん。


稲嶺すすむは、かならず、市民のみなさんの信頼と期待に応えます。
決して裏切るようなことはしません。
すすむを信じて、すすむにお任せください!

最後まで共にがんばりましょう!
ありがとうございます!



日だよっ、名護市長選は!
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黒森一家の愛の深さに

2014年01月16日 | 友達とわたし
晴さんとはいったい、いつ、どんなふうにして知り合ったんやろう。
いつの間にか知り合って、大ファンになって、できるだけ早く生で逢いたいと思い続けてた。
晴さんは、原発事故の後、悩みに悩み、考えに考えて、お店を休業することにした蕎麦打ち職人。
彼の想いの過程を知りたくて、彼のブログを逆読みし始めた。
彼の、お蕎麦に対する熱情を知り、5人の子どもたちに対する愛情に触れていくうちに、たちまち黒森一家の大ファンになった。

今回の帰省では、母と弟との時間をたくさん持とうと決めてたけれども、旅立ちのギリギリになって、
せめて最後の日に、雨の日も雪の日も風の日も、休まずくじけず毎週集まって、日本が抱え続けてきた問題を無視しないで共有し、良い方向に進めようと頑張ってる方々と一緒に、あの場所に立とうと思い、
急きょ、飛行機の便を変更し、東京での一泊を盛り込んだ。

泊まるなら絶対あの、黒森一家のそば。
ほんでもって、できるだけたくさん、彼らと一緒にいる時間を作って、生の声を聞きたい。

そんなことを勝手に思いながら、ぼそぼそと東京行きをつぶやいていたら、あれよあれよという間に、黒森庵で一夜を過ごさせていただくことに。
しかも、お蕎麦を打ってくださると言う。
なんですとぉ~?!
みんなと逢える上に、さらにさらに、晴さんのお蕎麦を?!
などと舞い上がっていたら、なんとその場に、二郎さんや明日香ちゃん、それからしずみんも、ずっと思いを共有してきた仲間も来てくださることを知り、
今年はそうや、『愛』で始まり『愛』が強まり『愛』に終る年になるんやな……と実感。

デモから家に戻り、ついにあこがれの黒森庵の仕事場に。

晴さんがデザインした、蕎麦職人なら誰もが惚れる湯で釡。


ほれぼれ……。


子リスちゃんデザインの食器。


うっとり……。


このお店が休業してるやなんて……悔しすぎる。


疾走するリス。


鮫皮のワサビ擦り。


幅広のおろし。


使いこなされた道具って、ほんま、かっこいい。




いつの間にか定位置について、ちゃっちゃと作業を始めてる、このチームワーク。


バーナーまでかっこいい。


湯が静かにわいてきた……。


晴さんのお蕎麦……美しい……。


挽いてくださった蕎麦粉は、なんともいえない、柔らかで優しいみどり。


粉挽きの石臼。


あのね、蕎麦っていうのは、ほんとはこんな色をしてるんだよ、と晴さん。


蕎麦が黒いのは、この殻をちゃんとていねいに剥いていないから。殻まで食べさせられてるってこと。


晴さんのこだわりの強い味方。


これは?蕎麦切りのまな板。
ここでは説明しにくいけれども、刃物があたる部分は木の目が縦に入っていて、だからいくら切っても面がいつまでも真っ直ぐで平らなんだそうだ。


この道具を使い、晴さんは毎日、蕎麦作りに励んでた。




どんなふうに?と聞くと、すぐにポーズを見せてくれる晴さん。さんきゅ♪


チャリデモで引っ張る特製コンダラ。


ほれぼれするチームワーク。


二郎さんと明日香ちゃん♪ふたりとも、え……?な顔。


海と空の間にハートが浮かび、愛のみどりが育つ。


さぁさぁさぁさぁ、晩餐のはじまりはじまり!


この手羽がうみゃ~!


5人姉妹弟の4番目長男リスくん。


涙もちょちょ切れる美味さ!黒森庵の逸品の数々。ピンぼけご容赦!






旅行中初めてのにごり酒。


今日の食材は、原発事故前のものや、しっかり調べたもので作りました。
けれども、これだけは、ベクレルフリーかどうか定かではないのです、と晴さん。


しずみん、いつの間におかみさん?


このイタリアンと蕎麦の融合がたまらん。


きたきたきたぁ~!


わさびをおろす也。


コツコツ、ジャッジャッ、カタカタ、わさわさ、そんな音だけが微かに聞こえる、それはそれは見事な仕事っぷり。


この一家はやはり、ただ者ではなかった。


二郎さんのギターパフォーマンス♪


明日香ちゃんとしずみんとふーちゃん。明日香ちゃんとふーちゃんは、姉妹のように見える親子。


作業も佳境に入り、


きたぁ~!!




はい、蕎麦ができました!


うっとり……。


盛り蕎麦は、どないして食べても良いとのことで、ハラペーニョ、パルメザンチーズ、トマトソース、出汁醤油、大根おろし、紫蘇、カイワレ大根……ぱくぱくツルツル、ああ美味しい!


みんな、いきなり無言……。


そしてあつあつのお蕎麦用のトッピング。あこがれの生卵。




この蕎麦湯に、チーズを入れると……ひゃ~♪


美味しすぎる~♪なギターを1曲。


デザートももちろん手作り。


さらに、ギターデュオのパフォーマンスまで。


あたたかな音色と交わされる愛にうっとり。


お腹いっぱぁ~い、しゃ~わせな顔、顔、顔。
次回までには絶対、カメラのオートシャッター、学んでおきます!ごめん、晴さん!


部屋に戻ってからも、話したいことがいっぱいあり過ぎて、なかなか眠れない。
聞きたいこともいっぱいあったのに、なんかわたしばっかりが話してたみたいで……気がついたら3時を過ぎてて……いかん、時間がぶっ飛んでいく。

ベッドの横にさりげなく……手作り味噌とぬか漬け。


味噌ってほんと、簡単ですよ~と言うのは、作者の三女リスちゃん。美味そすぎ。


翌朝、日本最後の日、3時間ほど寝て目が覚めて、すぐ隣にいるしずみんとぼそぼそと語り合う。
また今度逢った時、もっともっと話そうね。

わたしが厚かましくお邪魔したことで、大変な思いをした上に、すっかり寝不足させてしまった晴さん。
なのになのに、こんな美味しい朝ごはんを作ってくれた。オリーブ油で焼いたおにぎりと、超~ウマのお漬けもの。


もう帰らなあかん?ほんとに?まじで?
慌ててもうちょっと、思い出を増やしたくて撮る。


デモを楽しむためのお面の数々。
  



ああ名残惜しい。
けども時間は絶対に止まってくれないし、待ってもくれない。
さあ、わたしの日常が待ってるアメリカに戻ろう!

成田までの行き方を調べていたら、いきなり晴さんがこう言った。
「やっぱり成田まで送ります」
「いや、それはあきません!これ以上お世話になるわけにはいきません!」
「いいからいいから」

続々と起きてきた子リスちゃんたちも一緒に、またまた晴さんの車に乗り込む。
成田まで2時間弱。
なんちゅうありがたさ。なんちゅう幸せ。
もうちょっと一緒にいられる。もうちょっとみんなと話せる。
成田でお昼を一緒に食べて、それもご馳走してもらって、挙げ句の果てに突如『Billy But』という漫画の単行本を1から13巻まで買ってもらって、
ほんでもって、昨日食べきれなかった子リスちゃんたち作のスィーツももらって……いいのかわたし……。

惚けたように、成田の待合いの椅子に座っていると、目の前に見事な夕焼けが始まっていた。


帰ったら、わたしの日本への想いを託した曲の演奏を仕上げよう。
想いが伝わるように。
それを聞いてくれた人それぞれが、思い思いに受け取ってもらえるように。
日本はわたしの根っこ。
この地球の大地に立ち続けるわたしの、魂の根っこ。
その日本を弱らせる者たちと闘い、抗うことは、わたし自身を守ること。
日本の未来、日本の子ども、日本の自然や生きものを守ること。

愛はその闘いのエネルギー。
愛こそが、日本を、世界を、地球を救う。
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