ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

トリチウムをなめたらあかん!

2014年06月21日 | 日本とわたし
友人の幸雄さんが、フェイスブックにこんな情報を載せてくれました。
転載させてもらいます。

↓以下、転載はじめ

早くも6回目の、地下水放出が終わりました。
1回目以降、目立った報道は、「12番井戸のトリチウム濃度上昇に付いて」があったきり。
その記事も今や、うやむやのまま、W杯の喧騒に溶け込み、着々と地下水は、東電のペースで放出されています。
 
これまでの報告の仕方ですが、開始時に分析結果を添付し、終了時に放出量を記しています。
論議を呼んだ第1回目の放出開始時には、ストロンチウムの分析値も入っていましたが、2回目以降は入っていません。
突っ込めば、いつもの通り、「分析時間に時間が掛かる」事を理由に、後出しにするのでしょう。
こちらから突っ込まなければ、2~3年は放置、のパターンです。
 
この件に関しては今も、汲み上げている井戸の、南側3カ所のトリチウム濃度に、非難がされています。
トリチウムは水として存在し、除去が難しい事もあって、結果的に規制が緩くなっていますが、
内部被曝については、決して楽観できる相手ではありません
(*トリチウムに関して:http://tabemono.info/report/former/genpatu5.html
 
ところで、今まで行われた排水(比重1として)から出たトリチウムの総量って、どのくらいなんでしょうか?
分析値は、第3者機関ではなく、東電の値を使いました。

●1回目(5月21日)=220㏃/L  561t=123,420,000 ㏃
●2回目(5月27日)=150㏃/L  641t=96,150,000 ㏃
●3回目(6月 2日)=200㏃/L   833t=166,600,000 ㏃
●4回目(6月 8日)=170㏃/L  1,563t=265,710,000 ㏃
●5回目(6月14日)= 95㏃/L  1,443t=137,085,000 ㏃
●6回目(6月20日)=120㏃/L 1,765t=211,800,000 ㏃

――合計で 1,000,765,000 ㏃

 
ここ2カ月で、ざっと10億㏃余りのトリチウムが、福一から太平洋へ出されました。
トリチウムの半減期は12.3年


http://www.tepco.co.jp/cc/press/2014/1238065_5851.html

福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)|
東京電力
www.tepco.co.jp

↑以上、転載おわり


そしてこれは、月刊誌『食品と暮らしの安全』に、2012年の3月号に掲載された、トリチウムについての記事です。

↓以下、転載はじめ

トリチウム(三重水素)
浄化水を放出するな!水蒸気も怖い!


■基準以下のトリチウム

「体内に取り込まれたトリチウムが、遺伝子の構成元素になると、放射線を出してトリチウムがヘリウムになったとき、遺伝子DNAそのものが壊れるのです」。
槌田敦先生にインタビュー(2012年3月号8ページ)しているとき、こう伺いました。

トリチウムは、先月号、先々月号でお知らせしたより、もっと怖い放射能でした。
 
トリチウムは三重水素ですが、たいていは水として存在します。
口や鼻、皮膚から吸収されると、 ほとんどが血液中に取り込まれ、体内のどこにでも運ばれ、水や水素として、体の構成要素になります。  
このトリチウムは、基準が非常に緩いので、世界中の原発から放出され続けています
 
まれにしか検査されませんが、検出されても「基準以下」と報道されることがほとんど。
処理して取り除くことができないため、問題にしても仕方ない、という雰囲気なのです。
 
原発推進を掲げた新聞では、トリチウムの危険性が取り上げられることはありません。
反原発派も、あまり問題にしていません。


■コップの水は、EU 水質基準の26倍

それでも原発事故後、大きな話題にかかわったことがあります。
10月31日、内閣府の園田康博政務官が、5、6号機から出た汚染水の純水をコップに入れて、 報道陣の前で飲み干した水に含まれていた放射能が、トリチウムです。
 
原発事故後、伐採した樹木が自然発火することを予防するために、散布されていた水の危険性が問題になりました。

「東京電力が『飲んでも大丈夫』って言ってるんですから、コップ1杯ぐらい、どうでしょう」と、 記者会見でフリージャーナリストの寺澤有さんが質問。
 
会見後、寺澤さんは「絶対飲まないほうがいいです」と園田政務官に言ったのですが、 「飲めるレベルの水であることを言いたかった」と飲んでしまったのです。
その前に公表されていた東電の資料を見ると、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137は「不検出」で、 トリチウムは1リットル当たり2,600ベクレル(Bq)とありました。
下欄に、WHO 基準が10,000Bq/リットルとあったので、「飲めるレベル」と思ったのでしょう。

しかしアメリカでは、トリチウムが原発周辺でガンを起こして問題になっていることを、 月刊誌「食品と暮らしの安全」の2010年8月号「アメリカの市民生活」で取り上げています。
 
アメリカの飲用水のトリチウム基準は、2万ピコキュリー(740ベクレル)/ リットル
コップの水は、飲用水基準の3.5倍だったのです。
EUの水質基準はもっと厳しく、100Bq/ リットルなので、コップの水は26 倍になります。
 
知っていたら、この水は飲めないでしょう。
やはり東電にだまされていたわけで、園田政務官が白血病にかからないことを祈ります。


■蒸発濃縮装置から水もれ

12月8日、10万トンのトリチウム汚染水を海洋に放出することを、東電が検討していることが判明。
全漁連(全国漁業協同組合連合会)と、鹿野農林水産大臣が反対したので、東電はいったん海洋放出案をひっこめました
その直前の12月3日、汚染水処理施設の蒸発濃縮装置から、水漏れが発覚しましたが、
この装置から蒸発させているのが、トリチウムを含む水蒸気でした。
 
3.11 以降に、原発が次々と爆発しましたが、水素爆発の「水素」には、多量のトリチウムが含まれていました
ただ、当時は、半減期の短いヨウ素が、危険な放射能の主役だったので、トリチウムの危険性が報道されなかったのは仕方ありません。


■DNA の中に入ると危険

トリチウムは、弱いベータ線を出します。
このベータ線は、細胞内では1ミクロン(1000分の1mm)ぐらいしか飛ばないので、
血液として全身をめぐっている間は、遺伝子DNAをほとんど攻撃しません。
 
ところが、トリチウムが細胞に取り込まれ、 さらに核の中に入ると、DNAまでの距離が近くなるので
ここからは、放射性セシウムや放射性ストロンチウムと同じように、DNAを攻撃するようになります

トリチウムには、この先があります
 
化学的性質が水素と同じなので、水素と入れ替わることができるのです。
DNAの構造には、水素がたくさん入っていて、トリチウムがここに入っても、DNAは正常に作用します。
問題は放射線を出したときで、トリチウムはヘリウムに変わります
そうなると、放射線で遺伝子を傷つけるのに加えて、ヘリウムに変わった部分のDNAが壊れて、遺伝子が「故障」することになります
 
この故障がリスクに加わるので、トリチウムは、ガン発生確率が高くなるのです。
遺伝子が故障した細胞は生き残りやすいので、ガン発生率が高いとも考えています。

そのことを裏付けるような訴訟が、アメリカで起きています。
シカゴ郊外で、100人以上の赤ちゃんや子どもがガンにかかった(先月号p6)のは、事故を起こした原発から放射能が出たことが原因ではありません。
正常に運転されている原発から出ているトリチウムが、飲み水を汚染し、放射能の影響を受けやすい赤ちゃんや子どもにガンを発生させたとして、訴訟が起きているのです。


■原子力ムラがNHKに抗議

放射能の国際基準は、いい加減に作られているという当事者の証言と、
シカゴ郊外で、子どもにガンが多発している事実を放送した 『追跡!真相ファイル 低線量被ばく 揺らぐ国際基準』(NHK、2011年12月28日放送)に対して、
原発推進を訴える3団体のメンバーが、NHKに抗議文を送っていた
ことを、2月1日に、東京新聞が明らかにしました。
 
事故までは、「原発事故は起きない」と抗議活動をしていた団体が、少なく見ても5000人をガンで殺すような大事故が起きたにもかかわらず、
1年もたたないうちに、原発利権を守る抗議活動を、再開したわけです。

私たちは、この番組を、応援する必要があります。


■福島県民が危ない

爆発した福島原発は、炉の下に落ちた核燃料を、水を入れて冷やしているので、トリチウムの大量生成装置になっています

トリチウムの検査データを調べると、2011年9月に、2号機のサブドレンの水から、2,400Bq/リットル検出されていました。
 
取水口内の海水では、2011年9月に470Bq/ リットル、2011年10月に920Bq/リットルのトリチウムが検出されていましたが、 これは、海水で薄まった値と考えられます。
 
これ以外のデータが見つからないので、トリチウムの検査結果は、まだすべて隠されたままです。
原発の汚染水を浄化しても、トリチウムだけは、まったく除去することができません
それは最初からわかっていたので、問題にならないようにトリチウムの基準を緩くして、 水蒸気として大気中に放出したり、海に流してきたのです。

今でもトリチウムは、毎日、原発から水蒸気として放出され続けています。
それに加えて、「いつまでもタンクを増設することはできないでしょう」と言って、
東電は近いうちに、10万トンを超えるトリチウム汚染水を、海に流そうとしています。
これを止めないと、福島県と周辺の県民に、被害者が出ます
トリチウム汚染水は、海水より軽いので、海面から蒸発し、それが雨になって陸にも落ちてくるからです。
 
すでに、トリチウム汚染は広がっていると考えられますが、それがさらに広範囲になるので、
原発の浄化水の放出を止めるように、世論を形成していく必要があるのです。

水道水にトリチウムが含まれるようになると、白血病や脳腫瘍が多発します。
トリチウムは、水素と化学的性質がほぼ同じですが、まったく同じではなくて、脳の脂肪組織に蓄積しやすいことが判明しています。
だから、トリチウムがつくるガンでは、脳腫瘍がもっとも多いようです。
トリチウムによる被害が出ないようにするには、タンクを造り続けるしかありません
トリチウムの半減期は12.3 年なので、120年ほど貯蔵すれば、トリチウムは1000 分の1になって、汚染水を放出できるようになります

月刊誌『食品と暮らしの安全』2012年3月号No275 掲載記事(全文)\

↑以上、転載おわり


上記の記事を読んでから、この、幸雄さんが計算してくれた現実を読むと……、

ここ2カ月で、ざっと10億㏃余りのトリチウムが、福一から太平洋へ出されました。

本当に、日本は、日本の海は、いえ、地球の海は、いったいどうなってしまうのだろうと、暗澹たる気持ちになります。
それを、総理大臣である男は、完全にコントロールされているなどと言い切ったまま、それを非難されることもなく、のうのうと、TV出演したり国会でいちびったりしています。

現実はやはり甘くはないのだと、認めることは勇気がいることです。
面倒なことにもなりかねません。
けれども、子どもたちは、言葉には出さないけれど、大人の勇気を心待ちにしています。
祈るような気持ちで、ぼくたちの未来をなんとかしてくれと、わたしたち大人に問いかけています。
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ぼくたちに、原爆も原発も無い安全な未来を渡してください。国を守ってください」元いわき市11才児童

2014年06月21日 | 日本とわたし


【平和行進】福島県いわき市から東京に避難している11歳児童の訴え

5月6日に、東京都江東区夢の島の第五福竜丸展示館前でおこなわれた、2014年原水爆禁止国民平和大行進<東京-広島コース>出発集会の中で、
福島県いわき市から東京に避難している、11歳児童の訴えが、参加者の胸を打ちました。
全文を紹介します。

ぼくは、原発事故の次の日に、福島を離れてから、一度も自分の家を見ていません。
2年生の3月に、急にぼくは、東京の子になりました。
家も学校も友達も、楽しかった事が急にみんな消えて、ひなん所から知らない学校へ行く生活が始まりました。
弟も、ぼくも、泣いたり吐いたりしながら、ただ、しなければならないことをがんばりました。

ぼくたちは、くいきがいひなん(区域外避難)だから、ばいしょう金がほとんどもらえないので、みんなたいがい貧乏です。
そして、ほとんどの子が、お父さんと離れ離れの生活をしています。
お父さん達が福島で働かないと、ぼくたちは避難を続けられないからです。
原発事故さえなければ、ぼくらはみんな、自分の家で、家族そろって普通に暮らせたはずです。

ぼくも、1年半は、お父さんと離れ離れでした。
たまにお父さんに会える日は、すごく嬉しかったけど、お父さんが帰るたびに、弟が布団にもぐって泣くので、すごくつらかったです。
ぼくも弟と同じ気持ちだったから。
ぼくのお父さんは、一人で福島の家に残ってがんばったけど、心と体が壊れて、仕事を辞めて東京へ来ました。
やっと一緒に暮らせるようになったけど、今でもいろいろ大変なことがあります。

広島や長崎の原爆のことは、話には聞いたけれど、まさか69年もたって、自分の家の上にも同じ様なものが降ってくるなんて、
そして、その見えない毒が、ぼくたちの生活をめちゃくちゃにしてしまうなんて、夢にも思わなかったです。

ぼくたちは、原発事故で、たくさんのものを失いました。
自分の家や家族の笑顔や、たくさんの楽しい事が、みんな消えてしまいました。
こんなことを二度と繰り返してほしくないから、どうか、ぼく達が政治を動かせる日まで、この国を守っていてください。
そしてぼくたちに、原爆も原発も無い、安全な未来を渡してください。
ぼくたちは、それを引き継げるように、一生懸命勉強してついていきます。

よろしくお願いします。



↓以下は、いつもたくさんの情報を伝えてくださっている『真実を探すブログ』から、記事を転載させていただきました。

【狂気】
政府、福島原発から15キロの避難区域内に、公営住宅を建設へ!
5600㎡に、20戸を建設予定!
2年後には、避難も解除!




政府が、福島原発から15キロしか離れていない場所で、災害公営住宅の建設を開始しました。
災害公営住宅を建設する場所は、福島県南相馬市小高区の、避難指示解除準備区域の中で、
約5600平方メートルの土地に、20戸を建設する予定となっています。
この場所は今も、住民らの立ち入りが制限されており、原発事故の避難区域内に災害公営住宅が建設されるのは、これが初めてです。



政府は、2年後の2016年4月に、このエリアの避難指示を解除する方針ですが、狂気の沙汰に等しい行為だと言えます。
50キロ圏内でも、数十万ベクレルというような超高濃度汚染が発見されているのに、
それよりも更に福島原発の近くである15キロ圏内に、住民を帰還させるとか、ハッキリ言って滅茶苦茶です。
猛毒のストロンチウムやプルトニウム等の半減期は、何十年も先の話で、2~3年程度で、帰還できるほどに少なくなることはまずあり得ません。
このような汚染された場所で、作付けとかも始めていますし、本当に人として信じられない政策です。


☆福島・南相馬市、避難区域内に災害公営住宅を建設へ(14/06/10)


☆避難区域初 小高区に災害公営住宅を建設へ

引用:
害公営住宅が建設されるのは、JR小高駅にほど近い南相馬市小高区の、避難指示解除準備区域の中。
およそ5.500平方メートルの敷地に、2階建ての住宅を6戸、平屋建ての住宅を14戸、合わせて20戸を建設する。
原発事故による避難区域内に、災害公営住宅が建設されるのは、これが初めて
南相馬市では、秋から工事を始め、避難指示の解除を予定する2年後の2016年4月までに、入居できるようにする方針。
:引用終了


☆福島の6自治体 田植え再開は約2%

引用:
原発事故で拡散した放射性物質のために、収穫されるコメに影響が出る恐れがあるとして、
国は、最大で、福島県内の12の市町村で、コメの作付けを制限していましたが、
放射線量が下がり、住民の立ち入りが可能になったことなどから、事故から3年が過ぎたこの春、
6つの市町村のおよそ5200ヘクタールでは、作付けの制限と自粛措置が、相次いで解除されました。
しかし、NHKが、これらの市町村を調べたところ、この春解除された水田の面積のうち、
実際に田植えが再開したのは、およそ2%にとどまっていることが分かりました。
:引用終了

↑以上、転載おわり

こんなことを、ダラダラと、させてしまっていていいのでしょうか……。
11才の男の子は、原爆も原発も無い、安全な未来を渡してください、と頼んでいました。
大人の人に、この国を守っていてくださいと、ぼくたちが大人になって引き継げるよう一生懸命勉強してついていきますからと。

大人として、ここは本当に、今ある時間や暮らしを少し変えてでも、なにかしなければならない時が来ているのではないでしょうか。
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自ら火をつけ、次は火消しに回って正義面する放火魔、安倍晋三という類い稀な卑劣な男

2014年06月21日 | 日本とわたし


この写真をツィッターで見つけた時、寒気がしました。
この男が、日本の防衛副大臣だということを、写真上で知り、さらに驚愕しました。

武器の輸出が、安倍政権によって解禁され、そこに我れ先にと争うように参加する日本企業。
武器の使い方はもちろんのこと、マナーも知らずに、興奮したのか、引き金に指をかけて銃を構える愚か者。
即、周りに居た人に払い落とされたそうですが、それをまた、写真を撮ろうとしているバカ記者もいます。

こんな人間らが、よってたかって、あることないことを適当に言い合い、国民の命や健康を蔑ろにし、国を滅ぼしていくのかと思うと、
本当に、腸が煮えくり返りそうになります。

↓以下は、カレイドスコープの数日前の記事を転載させていただいたものです。

この無法者たちが、大量の日本の若者を死地に追いやる

集団的自衛権の行使を、19人の閣僚だけで密室で決めようとしている安倍晋三の内閣。
今回も、安倍の異常な答弁が不気味さを誘う。
この男には、本当に精神鑑定を受けさせないと危険だ。

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集団的自衛権「核心」突かれ、笑い飛ばした安倍首相の軽薄さ



安倍首相は10日、自民党の高村副総裁と会談し、
「『集団的自衛権』という言葉をしっかり入れて、自公合意できるよう頑張ってほしい」と要請した。

政府・自民党は、事実上の国会会期末の20日に、集団的自衛権の行使容認を、閣議決定するスケジュールを描いている。

公明党はまだ難色を示しているものの、安倍は強行するだろう。

いよいよ平和国家とオサラバ。
米国と一緒に戦争をすることになると、国民は覚悟した方がいい。

実は、9日の参院決算委員会で、そうした集団的自衛権の、本質的な議論が行われていた。
安倍に気を使ってか、大新聞は断片的にしか報じていないが、行使容認によって起こりうる最も重要な部分、
つまり、「日本人の犠牲者が出る」ということについて、民主党の江崎孝議員が、安倍を問いただした。

ところが驚くことに、 安倍はマトモに答えないどころか、逆に笑い飛ばしたのである。


麻生財務相とニヤニヤ

江崎議員はかつて、安倍が著書で、
日本が攻撃を受ければ、米国の若者が血を流すが、日本の自衛隊は、憲法解釈によって血を流すことはない。集団的自衛権の行使で、双務性を高める〉、
と主張していたことに言及。

ベトナム戦争で韓国軍から32万人の死傷者が出たことをパネルにして見せ、こう言った。(画像クリック



過去に集団的自衛権を認めていたら、日本の若者もベトナム戦争で血を流していた。あなた方は、そういうことをやろうとしているんですよ」-民主党・江崎孝議員 (画像クリック



安倍が掲げる「日本人が乗った米艦船を防護する」事例についても、江崎議員は、
「この事例は、日本が(米国と戦っている国に)宣戦布告することになるから、日本が攻撃を受ける。そこまで国民に示さなければおかしい」と迫った。

だが、こうした核心を突いた質問に、安倍は隣の麻生財務相とともに終始ニヤニヤ
「ミスリードばかり」
「委員(江崎議員)が行っている議論は、私たちの議論と別次元」と見下し、全く取り合わなかった。(画像クリック)



「アメリカのために日本の若者が死ぬ。あなた方は、そういうことをやろうとしている。笑い飛ばしちゃダメなんですよ」と江崎孝議員。

これに逆切れした安倍晋三。
またまたヒステリックに体をワナワナ震わせる。
江崎孝議員の質問には答えず、
私がアジア版NATOと言ったか、証拠を見せろ」と激高する異常な男。
安倍のような卑怯な馬鹿は最強なのだ。

恐らく、国会の質疑の最中、自分が質問されているのに、聞いていないそぶりをしながら背伸びしていたことを指摘され、それを逆恨みしてのヒステリー。
この卑劣極まりない異常な無法者を、国民の手で排除しないと、近い将来、息子を、孫を、間接的に死なせることになることが、この国の国民には分からないらしい。


元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう言う。

「安倍首相は、あたかも日本の防衛のように言っていますが、集団的自衛権とは、米軍と一体となって行動することだと、これまでの日米関係で明確になっています。

現に、アフガニスタンの戦争の時、日本は米国に、自衛隊派遣を求められました
当時の福田首相は、<日本は法律があるからできない>と断ったが、集団的自衛権の行使ができるようになれば、米国にNOと言えるわけがない。

イラク、アフガンの戦争で、米国と一緒に戦った国々から、合計1200人以上の戦死者が出ました
日本も、自衛隊員から犠牲者が出て、日本の本土や海外邦人が狙われることを、覚悟しなければなりません

集団的自衛権の本質を隠す安倍に、国民は命を預けていいのか。

-----------------------------------------------------------------

集団的自衛権の行使が容認されれば、日本国内で、テロが頻発するでしょう。

安倍晋三は、福島第一原発の安全対策を、
何もやっていないが原発は大丈夫だ」と言って、原発作業員の内部告発をねじ伏せた男。
あのとき、徹底的に検査していれば、これほど酷い事故には至らなかったでしょう。

原発事故の元凶になっている男が、総理大臣を務め、さらには若者たちを、アメリカの利益のための戦争に駆り出して、大量に死なせようとしているのです。

アジア版NATO」……安倍の本心を突かれたのか、急に気色ばんで、早口の甲高い声に。
またまた、いつものヒステリーが始まった。

動画にあるように、江崎孝議員は、
「安倍総理がアジア版NATOを目指している」とは言っていません。「思い描いておられるようですが」という表現を使っています
よほど、安倍にとってはまずいのでしょう。

安倍晋三は、総理大臣になってからすぐに、NATOに出かけています。
また、安倍晋三の公式サイト(2007年1月12日)には、
日本とNATO:更なる協力に向けて」という、タイトルの記事まで出ているのです。

そして、先月、「安倍首相、NATOとの新連携協定に調印」と、外国紙がいっせいに報じたように、
日本の自衛隊が、集団的自衛権の行使容認を前提として国防軍化した後は、NATOと緊密な連携を取ることになっているのです。

つまり、米・欧の戦争屋たちは、安倍政権を使って、アジア版NATOを打ち立て、日本軍をアジアの監視役に育て上げる計画があるのです。

いったい誰のために?
徐々に姿を現してきた世界政府のために、です。

つまり、安倍政権こそが、アジアのNWOなのです。

安倍晋三は、そのミッションに、忠実に従っているだけです。
彼が目指しているのは、「戦争のできる国にして、兵器生産でともに儲けよう!」です。

んっ?  
日本の若者が大量に戦死する?
「そんなことなど、どうでもいい」、というのが安倍の本音。

確かに、台頭する軍事大国・中国は、脅威には違いありませんが、だからといって、集団的自衛権の行使の緊急性などないのに、
安倍晋三自らが、中国と韓国を必要以上に挑発して、「集団的自衛権の行使ができないと国を守れない」と言っているのです。

自ら火をつけておいて、次は火消しに回って正義面する手口を使って、国民を騙しているのが、安倍晋三という類まれな卑劣な男です。
彼は、火事を通報した放火魔と同じなのです。

アジア版NATO構想は、安倍晋三の夢である「セキュリティー・ダイヤモンド構想」がお披露目された頃から、鮮明な輪郭を表してきました。

さらに、3.11後に、グローバル・エリートが、日本に、TPPと日本国の軍隊化を押し付けてくるという、ワシントンのずっと以前からの計画があったことを、
アナリストのトニー・カタルッチが、公式文書を証拠にして書いています。

つまり、安倍晋三は、3.11のずっと前から、アメリカの戦争屋(兵器をつくって儲けている)の100%飼い犬だということです。

安倍晋三は、国民を死なせることしか能がない、異常な総理大臣。

それでも、この国の若者は、電車の中でスマホを握りしめ、ゲームに興じているのです。

また、お爺ちゃんは、孫のためにアベノミクスで儲けてやろうと、証券会社の電光掲示板に釘づけになっている、という恐ろしい国が日本。
その孫は、戦地に行くでしょう。

お爺ちゃんが、それを手助けしたのです。

↑以上、転載おわり


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