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『森友』に契約原案まで渡す
2014年12月 貸付契約結ぶ半年も前
衆院国交委・宮本岳志議員が追求
佐川理財局長、事実認める
学校法人『森友学園』への国有地格安売却問題をめぐり、財務省は2015年5月、貸付契約を交わす半年も前に、森友側に契約書の原案を渡していました。
21日の、衆院国土交通委員会での、日本共産党の宮本岳志議員の追求に、佐川理財局長が認めました。
契約書の原案には、必要事項がほぼ全て記入され、後は署名と押印だけとなっていました。
宮本氏が取り上げたのは、森友側関係者から入手した、「今後の手続きについて(説明資料) 」と題する書類。
冒頭には、「平成26年12月17日時点における今後の手続き(予定)の説明資料です」と記されています。
14年12月18日に、大阪府私学審議会が、問題の土地で、森友側が目指していた小学校設置認可について、『継続審議』とする前日です。
書類には、
国有地売却のために、森友側が準備すべき書類一式と、
その提出時期や、
土壌汚染と地下のゴミの撤去時期、
森友側と財務省近畿財務支局、国交省大阪航空局の3者で、撤去日を協議することなど、
詳細な手続きが記載されています。
佐川氏は、
「近畿財務局の当時の担当者は、そうした文書を、森友学園側に渡した記憶があるとの事だった」と、財務局が作成したことを認める一方、
国有地の売却などでは、「一般的に行われている」と釈明しました。
宮本氏はさらに、同書類の『別途資料』を提示。
26ページの同資料の中には、国有地売却に関わる『見積書』や『普通財産貸付申請書』のひな形も入っています。
貸付申請書には、国有地の住所や面積、使用目的が既に記入され、申請書の署名と押印を待つだけです。
宮本氏は、ゴミの除去費用の扱いなどを、個別・具体的に定めており、「森友との契約書そのものだ」と指摘。
私学審議会が、小学校設置について答申を出す前に、森友川に売却の是非を伝えたことはないと言う、これまでの財務省の言い訳は崩れたと、強調しました。
少し画像がぼやけていますが、この資料の内容の一部が紹介されていますので、載せておきます。
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さて、中身はどんなだったかというと、
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まずこれ。通常、申請する側が書き込むべき事柄が、親切にも書き込まれています。
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そして、どういうことをいつまでにしたらいいのかも、懇切丁寧に書き込まれていて、
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さらには、要望書の提出理由まで、森友側が書くべき文言がすでに書き込まれています?!
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ここで出てきた新用語『斟酌』!!
① 相手の事情・心情などをくみとること。
② 手加減すること。手ごころ。
③ 条件などを考え合わせて、適当に取捨選択すること。
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すごいですねえ、政治家や官僚の世界では、『忖度』や『斟酌』が飛び交っているのでしょうか?
この書類がいかにおかしいことであるか、
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卵が先かニワトリが先か、などと言われていますが、
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全てはこれ、この日(12月17日)の午後一時に、籠池氏と近畿財務局の誰かが会い、
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その途端に、トントン拍子に売買契約が進んでいった、それも神風が吹いたみたいに、何かの力が働いて、ということに繋がっていくのです。
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森友問題の幕引きを許すな!
籠池氏が「昭恵夫人に交渉経緯を適時報告していた」と証言!
昭恵夫人は「主人に伝えます」と
【LITERA】2017年4月28日
http://lite-ra.com/2017/04/post-3116.html
■「安倍昭恵夫人には、財務省との交渉内容について適時、電話でご報告しておりました」
本日、民進党の森友学園問題調査チームが、籠池泰典前理事長を国会に招いて、ヒアリングを行ったが、
そこで語られたのは、安倍首相の妻・昭恵氏との、“濃厚な”やりとりの詳細だった。
きょうのヒアリングで、籠池前理事長はまず、
「小学校の建設構想が、具体的に走り出した直後の平成24(2012)年10月ごろ、
まず真っ先に、この構想についてご相談申し上げたのは、尊敬する安倍晋三首相のご夫人・昭恵先生」と明言。
「平成25(2013)年9月に、財務省に対し、安倍晋三記念小学校として土地取得要望書を提出するまでにも、
安倍昭恵夫人にも、小学校建設プロジェクトの進捗については、適時ご報告いたしておりました」と証言した。
2012年といえば、9月に、安倍晋三が、塚本幼稚園で講演会を行うことが決まっていたが、その後、総裁選出馬のために中止。
その代わりに、2014年4月に、昭恵夫人が講演会を行うこととなったが、
同年3月に、講演会の最終的な依頼のために、籠池理事は上京、
ホテルオークラ東京で、昭恵夫人と会い、そこでも籠池前理事長は、小学校建設について伝えた。
すると、昭恵夫人はこの場で、籠池前理事長にこう話したという。
「主人に伝えます」
「何かすることはありますか?」
「何かすることはありますか?」
既報の通り、昭恵夫人は、ことあるごとに総理大臣である夫の名を出し、「伝えておきます」などと言い、
実際に、昭恵夫人が、文科省へ直接“働きかけ”を行ったケースや、
ある公益社団法人が、外務省に協力を得られなかった事業を、昭恵夫人に話したら、一晩で8000万円の予算がついたという話が、取り沙汰されてきた。
これらの事例と同じように、昭恵夫人は、籠池前理事長にも、「何かすることはありますか?」と自ら申し出ていたのだ。
■ 昭恵夫人は安倍事務所秘書を小学校視察に帯同させていた
しかも、籠池前理事長はこのとき、「なかなか前に進まないんで」「早く工事したい」と、昭恵夫人に直訴。
その後、籠池夫妻は、「難局にさしかかると(昭恵夫人に)電話」していたといい、
「家内のほうは(1度で)1〜2時間、電話をしていた」「電話の回数は数え切れない」と語った。
もちろん、その長電話のなかで、籠池夫人は、小学校建設の話題にも言及していたという。
さらに、この2014年4月に、昭恵夫人が塚本幼稚園を来訪した後、籠池夫妻は、小学校建設用地をともに視察していたのだが、
この際、昭恵夫人側のスタッフとして同行していたのは、安倍晋三事務所の秘書である、「コウタケさん」という人物であることを明かした。
籠池前理事長によれば、この日も昭恵夫人に、「当然のことながら、財務省との交渉についてもご説明申し上げた」と言う。
じつは、ホテルオークラで、「主人に伝えます」「何かすることはありますか?」と昭恵夫人が応えた際も、
「昭恵夫人は、安倍事務所の秘書の方を、帯同されていた」と、籠池前理事長は証言。
これは、安倍首相の事務所の秘書も、森友学園の小学校建設をめぐる経緯、財務省との交渉について、話を聞いていたということだ。
無論、安倍首相が、秘書から、小学校建設の進捗について、報告を受けた可能性は高いだろう。
そして、籠池前理事長は、
「当時、私は、あの土地を定期借地、定期契約で借り受けたいと考えていたため、その交渉のため、半月に1度…もうちょっと多かったかもしれませんね、
10日に1度は、近畿財務局に出向いておりました。
昭恵夫人には、この交渉の都度、状況の経緯などを報告していた」と話した。
昭恵夫人は、かなり細かく状況を把握しており、かつ、「夫に伝えて」いたのではないか。
しかも、籠池前理事長は、当時から、近畿財務局の担当者に、「交渉経緯を昭恵夫人に報告している」と伝えていたといい、
「財務省も、このことを当然、認識しているものと思われます」と語ったのだ。
安倍首相の妻と昵懇の学校法人である、というだけでなく、その交渉経緯は筒抜けになっている──。
そうなれば、財務省はつねに、安倍首相の顔を思い浮かべながら、交渉を行わざるを得ない。
事実、それまで財務省は、定期借地契約に難色を示していたが、2014年夏ごろから、「突然、定借での契約に前向きになってくれた」と、籠池前理事長は言う。
先日公開された、籠池夫妻と田村嘉啓・国有財産審理室長の音声データのなかで、田村室長は「特例」という言葉を用いていたが、
籠池前理事長は、「特例」という言葉は、このことを指すのでは、と推測する。
■ 安倍晋三事務所の秘書が「名誉校長から降ろせ」と“威嚇”
挙げ句、交渉状況が筒抜けなだけではなく、同年12月に、昭恵夫人は、小学校の名誉校長にまで就任する。
籠池前理事長は、
「昭恵夫人に名誉校長になっていただいたことが、土地について、ある時期から早く、スピーディに物事が動いたのではないか」と語ったが、
このように、「神風」は段階的に、しかも強風となって、吹いていたのだ。
また、籠池前理事長は、昭恵夫人が名誉校長を辞任した際も、昭恵夫人からではなく、安倍事務所の秘書から、
「(名誉校長から)降ろせ」「今日中に顔写真すべて外せ」と、「コワモテの声で」打診があったと言った。
この秘書について、籠池前理事長は、「ハツムラさん」と名を上げたが、
これは安倍事務所秘書であり、Facebookで「保守速報」の記事を紹介することなどで有名な、初村滝一郎氏のことだろう。
安倍首相は、「私は公人中の公人だが、妻は私人なのです」と言い募ってきたが、何のことはない、
総理大臣夫人付職員だけではなく、「公人中の公人」の秘書までもが、「私人」の管理を担当し、隠蔽工作にまで乗り出していたのである。
籠池前理事長によれば、財務省などとの土地取引をめぐる交渉記録について、「残している録音は(まだ)ある」と言う。
他方、財務省の佐川宣寿理財局長は、音声データについて、「(田村室長)本人かどうかわからない」などと、相も変わらず人を食ったような答弁を繰り返している。
籠池爆弾が投下されても、知らぬ存ぜぬで逃げ通そうとする、財務省と安倍政権。
ここは再度、籠池前理事長の証人喚問と併せて、田村室長、そして昭恵夫人の国会招致を、求めなければいけないだろう。
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「主人に伝えます」
「何かすることはありますか?」
昭恵氏はこれまでにも、複数の団体に関わり(加計学園などもその一例)、その都度同じように、金の流れが向くよう、手続きが簡単に済むよう、働きかけてきました。
そうすることで、自分が役立つ人間だと満足していたのだと思います。
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でもそれは、国や地方の財産の私物化であり、親切というオブラートに包んだ権力を、自分の満足感を満たすために使うという、とても愚かな行為です。
自分の進退をかけるというような、軽はずみな言葉を公の場で言う総理など、もう必要ではありません。
国会議員も辞めると言ったのですから、自分が吐いた言葉の責任ぐらい取りなさい。
なんといってもあなたは、日本の『最高責任者』なんですから。