ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

聞け!『パニック』と『風評被害』を、勝手な解釈で一方的に押しつける愚か者達よ。

2011年11月10日 | 日本とわたし
静岡大学防災総合センター(火山学、災害情報学)の小山真人(こやま まさと)さんとおっしゃる方が、
政府の姑息な言い訳『パニックを防止するために情報を制限した』の不当性を、見事に解き明かしてくださいました。

以下に転載させていただきます。


パニック神話に踊らされる人々

福島原発災害にまつわる不当な情報制限

福島原発災害に関して、政府や一部の研究者・マスメディア・団体・企業等が情報制限をおこない、
その理由について「パニックを防止するため」と説明した。
ここで『情報制限』とは、情報の隠蔽・選別・遅延・矮小化・不明確化などの実施・要請・容認のすべてを指す。
こうした行為や理由づけが、いかに不当なものであるか
を説明しよう。
 
たとえば、細野豪志首相補佐官(当時)は、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の情報をすみやかに公開しなかった理由について、
「市民に不安を与え、パニックが起きるのを恐れたため」と説明した(5月3日付毎日新聞など)。
3月18日と4月11日付の日本気象学会理事長メッセージは、
「不確かな情報を公開したとすれば、万が一の緊急時に、大きな社会的混乱を引き起こすことが懸念され」ることを理由に、
放射性物質の拡散シミュレーションに関する、研究成果の公表自粛を、会員に呼びかけた。

当事者から、直接見聞した例も挙げておこう。
4月下旬に、筆者のもとを訪れた在京TV局の担当記者は、
「3月11日以来、原発事故に関して本当のことを調べてきても、パニック防止を理由に報道を自粛させられる」と語った。
 
しかしながら、災害に関する情報が、パニックを引き起こした事例は、世界的に見ても、きわめて稀である。
それどころか、深刻な内容の情報が、公的機関から警報として伝えられても、思ったほどには危機感をもたれず、避難に結びつかない実態が、長年の研究によって明らかになっている。
つまり、災害情報=パニックという固定観念は、誤った思い込み(パニック神話)である。
突然の警報によって、群衆が狂ったように逃げ惑う等の場面は、映画などによって刷り込まれた、悪しき幻想なのだ。
なお、パニックという言葉は、日常的に使われて広い意味をもつようになったが、
本来の心理学的な意味は、突然の大きな恐怖にかられて、理性を喪失した極限状態を言う。
ここでは、そうした狭い意味で、『パニック』を用いる。
 
こうしたパニックが、稀にしか起きない理由は、しばしば、正常性バイアスによって説明される。
正常性バイアスとは、目の前にある危険を、平常の範囲内と誤認識することであり、人間の誰もが、多かれ少なかれ備えている。
一方で、人間は、危機的状況にあっても、互いに対話・協調することによって理性を失わない、
つまり、本来パニックを起こしにくい存在だ、とする研究成果もある。
 
いずれにしても、パニックは、
(1) 緊急かつ重大な、危険の認識、
(2) 閉じられそうになっている、限られた脱出路の認識、
(3) 状況についての情報不足、

の、3条件すべてが揃わないと、発生しないとされている。

このうち、危険そのものや、脱出路の状況は、改善困難なことが多いが、情報不足は比較的容易に解消できる。
つまり、必要とされる情報を、迅速に伝えることによって、第3条件の『情報不足』をつぶせば、パニックを防止できる。
 
こうした知見は、災害情報の発信に携わる研究者間では常識であったが、他分野の研究者・行政担当者・マスコミ関係者には、共有されていなかったようだ。
危機管理の視点から見れば、先に挙げた政府関係者、研究者、マスメディアの対応は、あまりに不勉強、かつ稚拙なものであった。
 
こうした情報制限が、なぜ駄目なのかは明白である。
まず、情報制限が招く情報不足こそが、住民に不安や混乱を与え、さまざまな噂や流言の発生を招き、
上述のパニック発生条件(3)を助長して、最悪の場合は、真のパニックを招く要因となる。
きわめて起きにくいパニックが、もし起きたなら、それは、情報不足をもたらした側の責任と言えよう。
さらに、パニック神話にとらわれて、情報制限をおこなった人々は、当然とられるべきだった住民の、正当な危険回避行動も妨げた。
 
たとえば、震災当日の、コスモ石油千葉製油所の火災にともなう、「有害物質の雨」に関するネット上の情報が、「パニックを煽った」などと批判されたが、
実際に、2003年、十勝沖地震にともなう苫小牧のコンビナート火災では、有毒ガスが問題になったし、
1976年に、イタリアのミラノ近郊で起きた、化学工場の爆発事故では、住宅街にダイオキシンが降った。
また、高温噴煙の上昇が、火山灰まじりの降雨を引き起こすことは、火山学の常識である。
つまり、「有害物質の雨」の危険性は、十分現実的なものであり、正当な危機感が表現され、「雨に直接濡れるな」等の、危険回避のヒントも含まれていた。
なお、千葉製油所に隣接した、劣化ウランの保管施設が、この時延焼していたことが、後日明らかになった。
 
3月19日発売の、週刊誌AERA(3月28日号)の、"放射能がくる"という表紙も、パニックを煽るとして叩かれたが、
同じころ、深刻な事態を予測していた専門家も、複数いた。
その心配は、現実のものであり、3月15日や21~22日に、高濃度の放射能雲が、関東上空を漂っていたことが、その後の調査・研究で判明している。

一方、原発事故直後に、福島県に招かれた放射線健康リスク管理アドバイザーは、
科学的に解明できていない低線量被曝の晩発的影響について、人心安定のために、あえて「大丈夫」と言い換えた、との趣旨の談話を残している(週刊朝日4月22日号)。

こうした情報制限は、先のSPEEDIデータの公表遅延とともに、警戒区域外にいた人々の、放射能に対する危機感を低下させ、不要な被曝を助長した疑いがある。
 
情報制限は、本来は、協力して危機を乗り切るべき情報発信者と、受け手の人間関係をも引き裂く。
情報制限の事実が、後から次々と明るみに出たため、もはや行政や研究者が出す情報は、おいそれと信用してもらえない状況となっている。
そもそも、どこまでのリスクを許容できるかを決めるのは、あくまで個々の住民である。
情報発信者がすべきことは、具体的なリスクを、不確定部分があっても包み隠さずに提示し、それを誠実かつ丁寧に解説することであり、勝手な解釈を押しつけることではない。
 
パニック神話にとらわれた、研究者や行政担当者の主張を、何の批判もなく、右から左へと伝えたマスメディアや、科学コミュニケーター(普段から職とする人の他に、ボランティア的な専門家や一般市民も含む)が多かったことも、今回の原発災害の特徴である。
多くのジャーナリストや科学コミュニケーターが、リスクコミュニケーションに関しては、素人同然であった。
 
なお、行政担当者は、『パニック防止』という名目以外に、『風評被害の防止』という名目でも、しばしば情報制限をおこなっている。
風評被害とは、過剰警戒した消費者の、買い控えなどの自粛行動によって生じる、経済的被害のことである。
ところが、上述したように、低線量被曝のリスクはグレーゾーンが広いため、
検出された値が、暫定規制値以下でも、そのことだけで『安全』が保証されるわけではないし、そもそも暫定規制値自体が、非常時に限った高目の値である。

そうした点を考慮すれば、消費者の買い控えは、正当な行為と言えよう。
つまり、『風評被害』は、生産者側の立場と解釈を、一方的に押しつける言葉なのである。
 
しかしながら、中立な立場にあるはずのマスメディアは、行政や生産者の使う『風評被害』という言葉をそのまま報道し、消費者の立場や感情を、踏みにじり続けている。
さらには、この情報制限によって、かえって消費者の不信と警戒感を増大させ、経済的被害の拡大を招いている疑いがある。
 
今後、リスク情報の発信・伝達にかかわるすべての組織と人間は、『パニック』に関する、漫然とした偏見を捨て、
『風評被害』の言葉の問題も含めた最新の心理学・災害情報学の知見をわきまえた上で、行動してほしいと願う。

参考文献
Covello, V.T.ほか(1988)Risk Communication. KFA Ju¨lich GmbH
吉川肇子ほか(2009)危機管理マニュアル~どう伝え合うクライシスコミュニケーション.イマジン出版
釘原直樹(2011)グループダイナミックス~集団と群集の心理学.有斐閣
Mileti, D.S. and Peek, L.(2000)Journal of Hazardous Material, 75, 181-194
関谷直也(2011)風評被害~そのメカニズムを考える.光文社新書




そもそもあの事故が起こった日、いったいどこの誰が一番パニクッとったん?
福島第一の現場に居た作業員の人らと、東電と政府ちゃうかったん?
もちろん、原発狂団の連中もちょっとは慌てたやろけど、あの連中はもとから知識があんまり豊富やないし、想像力も欠落してるから、
まあ、一般のわたしら市民とさほど変わらん程度やったんちゃうかと思う。

ほんま、ええ加減にもほどがある。失礼にもほどがある。
いったい誰にもの言うてんねん?と、襟首掴んで問い詰めたりたいほどや。
あの日、ちっちゃい子供が外で何人も並んでた。
大変な目に遭うてる家族を、ちょっとでも助けようと、お水もらう列に並んで立ってた。
若い子も、必死で手伝いしてた。
震災と津波の直後やったから、助かった人らは、助からんかった人、どうなってるかわからん人を、あちこち歩き回って探してた。
そんな時にも、きちっとしたデータは存在してて、そのデータには、恐ろしい事実がちゃんと載ってた。
それを隠した奴は誰や?
それを隠せと命令した奴は誰や?
はいそうですか、と、今だに命令に従い続けてるのは誰や?
そいつらみんな、福島第一敷地内に特別に建てられた刑務所に、死ぬ一秒前まで閉じ込めたる。
食べ物はもちろん、風評被害に遭うた放射能汚染基準値を大幅に超えた食材のみで作られたもん。
飲みもんはもちろん、原発施設から流れてる汚染水。
着るもんはもちろん、除染ボランティアに使わした、ええ加減で防護の役目なんかなんにも果たさんかった服。
あんたらが好きで好きでたまらん原子力のゲップ放射能を、たっぷり毎日味おうたらええねん。
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貧乏暇無し街道まっしぐら!

2011年11月09日 | ひとりごと
この土曜日の、生徒達の発表会に向けて、最後のレッスンが続いてる。
もうちょっと心配な生徒が若干名、なんとか間に合わせようと、今週だけ二回来る人もいる。

プログラム作成や挨拶文、まだ全然手つかずのまま。
日本滞在の準備に至っては、ほんまに行く気あんのか?ぐらい全然手つかずのまま。
家の中を掃除したり、台所をピカピカに磨いたりする時間はあるのに……。

土曜日の発表会の最後に、再演奏を買って出てくれたサラと、カーネギーの曲を再演する。
その練習もせなあかんやん自分!!
彼女へのお礼は、手作りの日本料理。
そのための買いもんと準備もせなあかんやん自分!!

今回の日本行きは、母のめでたい喜寿の祝い。
そやし、母のそばでできるだけ長いこと居て、四方山話に耳を傾けようと思てる。
今年の夏の経済状況がかなりキツかったので、いつも楽しんでる『JRパス』をあきらめた。
なので、新幹線乗り放題、とかいうお楽しみは今回無し。
近所の国際空港から成田経由で、中部国際空港に着き、そこから三重県の田舎に直行する。

来年こそは、できたら夏に、こちらの仕事も空いてる時に、旦那とふたりで、ゆるりゆるりと旅ができるようにがんばっぞぉ~!!

と、毎年のように気合いを入れる旦那とわたしなのであった……現実はキビシィ~!



気分直しに、うちの窓から見える紅葉シリーズ。

まずは居間から。


同じく居間のおっきな方の窓から。桜のポンちゃん、黄金色に変身してる!


ピアノの部屋から。


台所から。



こないだの雪嵐が堪えたのか、やっぱり例年よりは控え目な紅葉。
それでも、やっぱり自然はすばらしい!
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一日も早く『原発国民投票』を実現させよう!

2011年11月09日 | 日本とわたし


原発、
いつ、やめるのか、

それとも
いつ、再開するのか。

それを決めるのは、

電力会社でも
役所でも
政治家でもなくて、

私たち
国民一人一人。


通販生活 秋冬号の
巻頭特集は、
原発国民投票




通販生活!がんばれ!
日本の大人!がんばれ!
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50才以上は汚染食品を食べるべきか否か?

2011年11月09日 | 日本とわたし
(必見)9月13日大阪、「小出裕章氏が語る福島原発事故の核心」と「50歳以上は汚染食品を食べるべきか」という、ゆたろんさんのブログの記事から引用させていただきました。



あの原発事故が起こってからずっと、毎日毎日、一日も欠かさず、原発事故関連の記事を読み、動画を観、自分の意見を話してきました。
この事故が起こって初めて、広瀬氏や小出氏をはじめとする、原発というものを何十年も監視し、原発村の企みをなんとか阻止しようとしては挫折を繰り返しながらも、それでも志と生き方を変えなかった方々の存在を知りました。
原発というものが、多くの村や町を札束で買収し、利権漬けにしながら増やされていったこと、
ほんの一部の地域を除いて、反対しようとどうしようと、どうしてもそこに建てられてしまう物だという、わたしのような外部の人間の安易なあきらめが、実は原発村を支えていたこと、
いちいち書き連ねることができないほどに多くのことを、やっとこの年になって、あんな悲惨な事故が起こって初めて知りました。

小出氏の、長年に渡る原子力との関わりと研究、そして学びは、本当に尊敬に値するものであり、反骨の持続を支える人間としての強さには感銘を受けました。
彼の一言一言にうなづきながら、これまで彼の話を聞いてきました。
ところがここにきて、たったひとつの点だけ、どうしてもうなづけないことが出てきました。
そのことを、非常にわかりやすく、簡潔にまとめられたものが、このゆたろんさんのブログに載せられていたのです。


以下は、小出氏の、『私の願い』についての話です。

『私の願いと書きましたが、私の願いはこうです。
『子供を被曝させない』ということが第一です。そしてもう一つあります。
それは、
『1次産業を守る』ということです。

この二つのことをどうしたら実現できるか?ということを考えてきて、私は、提案があって、それをこれまで発言してきたわけです。
まず、子供を被曝から守らなければならない理由というのは、かなり単純です。
一つは、子供は放射線の感受性が高い、ということです。
私は先ほど、生き物というのは、大変不思議なものだといいましたけれども、
DNAというものを複製するという、間違いなく複製するということで、生き物というものが成り立っているわけで、
複製する細胞分裂を起こしている、その器官に傷をつけられてしまうと、どんどん傷が拡大していくといことになって、被害が大きくなるわけで、
細胞分裂がしなくなるような大人というのは、不活発になる大人は、ほとんど危険が無くなる、ということになるわけです。
ですから、放射線の感受性の高い子供というものは、やはり守らなければいけないということが、私の根拠の一つです。
そして、何よりもですが、子供には、原子力を選択した責任がありません。
今日、この場に居るのは、そこそこの大人の方で、選挙権も持っているわけだし、
どういう政治を作るか、どういう社会を作るかと、それなりに発言権もあっただろうと思われる方々がいるわけで、
そういう私を含めた大人というものが、今日の原子力をここまで許してきたわけだし、事故も許してきた。
汚染も許してきた責任がある、と思うわけですが、子供に関しては一切そんな責任がないんです。
何としても、彼らに危険を負わせるということは、避けたい
と私は思います。

そして、ちょっとだけ言っておきますけど、子供の放射線の感受性というのは、大変高いと私は思います。
30歳という人の放射線の感受性。
これはちょっと理解がなかなか難しいかもしれませんが、1万人シーベルト当たりのガン指数という、そういう評価基準です。
1万人シーベルトというのは、1人が1シーベルト被曝をした人を1万人集めてくれば、合計の被曝量が1万人シーベルト、そういう意味です。
もし、一人一人が、0.1シーベルトしか被曝をしていなければ、逆に人数は10万人集めてこなければいけないという、そういう単位ですが、
そうすると、そのうち3855人が、ガンで死にます。30歳の人であれば。
そして、これは、ごくごく平均的な人間の危険度、というのが30歳の人です。

今日この会場は、ほとんど30歳以上の方が多いように見えますが、30歳の方が居れば、ごく平均な方だと思っていただければと思います。
そして、年を取るだけ、生命体としての活動はどんどん衰えていくわけで、細胞分裂なんかもうしないわけですね。
体が大きくならないし、むしろどんどん小さくなっていく。年を取ればとるだけ。
そういうことになるわけで、放射線に対する感受性は、どんどん鈍くなってきます。
55歳を過ぎれば、もう平均的な人に比べて、ほぼ100分の1です。
私はすでに60歳を超えてますので、もうほとんど危険はない、というくらいの感受性しかなくなっているわけですね。
逆に、子供のほうに行くにしたがって、感受性はどんどん上がっていきます。
ゼロ歳の赤ん坊というのは、平均的な人に比べたら、4倍も5倍も危険だという。
そして彼らには、原子力に関する何の責任もないですから、何としても守りたいというのが、私の根拠です。

さて、1mSvの被曝をした人が1万人集まった場合のガン死者についてお話します。
1mSvというのは、皆さん判っていただけると思いますけれども、普通の皆さんが1年間に許されるというか、これ以上は被曝をするなよ、と言って決められたのが、1mSvです。
それで、そういう基準をあてはめられた人が、1万人集まれば、日本の政府が言っていても、1人はガンで死ぬと。
私が信頼している米国の医師Gofmanさん、その方の放射線の危険度の評価によると、4人が死ぬと。
1mSvでも、危険が無いということではない。
「1年間に1mSvの被爆をしていれば、1万人に1人、或いは1万人に4人はガンで死ぬよ。でも、それはこういう社会を維持するためには諦めろ」
という、そういう基準なんです。
安全でも安心でも大丈夫でもない。
危険はある、ということは判っている。
「子供の場合には、それが4倍、或いは5倍近くになりますよ。それを諦めるしかない」
というのが、法律の定めだった
わけです。

次に、1次産業を私が守りたい、という理由ですけれども、
原子力という、今私たちがどっぷり浸かってきてしまったものは、エネルギー浪費社会の象徴だ、と私は思っています。
とにかく、エネルギーを使えば豊かになれるというふうに、日本と言う国がなってきてしまった、その象徴が、私は原子力だと思っています。
そして、そういうエネルギー浪費社会というのは、持続可能ではありません。
絶対にいつか破綻するという、そういうものです。

資源という面からも、かならずそうなるし、環境破壊という意味でも、必ずそうなります。
ですから、エネルギー浪費社会というのを、どこかで断ち切らなければいけない、と私は思っていますし、
そのためには、原子力を止めるしかないし、そうなら、1次産業をもっと大事にするという、そういう社会に変えなければいけないと思っていますので、
今日、今の福島のように、原子力による事故が起きたときに、1次産業をより壊滅させていく、というような選択は、絶対にとってはいけない!
こうなったからこそ、むしろ、1次産業を守らなければいけない、ということが、私の願いの一つです。

こういう時に、国がやろうとしているのは何か?というと、
『まず基準を決めます。
例えば、1㎏あたり500ベクレルという暫定基準が今、牛肉なら牛肉の暫定基準を決めます。
そして、それを超えたものは排除して、市場に流通させない。だから安全です』
と言うんですね。そして、
『基準以下のものはもともと安全ですから、勝手に流通させます』
と言っているんですね。
その結果、
『放射能の問題は、もう日本には何もありません。原子力はこれからもやりましょう』
と、そういう論理の組み立てを、日本の政府はしている
わけです。

私は、それは正しくないと思います。
例えば、1㎏あたり499ベクレルの汚染があったとすれば、それはそれで危険なんです。
仮に400ベクレルだって危険だし、300ベクレルだって危険だし、100ベクレルだって危険だ。
もっと言ってしまえば、10ベクレルなら10ベクレルの危険がある、ということなんです。
国がやっていることは、ほんとうにインチキだ、と私は思います。
そういう時に、私がさっき願った、子供の被曝を守る、そして1次産業を守る、というためには、どういうことをすればいいかというと、
まず、強制的に今避難させられている地域があるんですが、私は避難させなければいけないと思うけれども、そこの1次産業は必ず崩壊します。
要するに、村自身、町自身が無くなってしまうわけですから、もう何もできない、崩壊すると思います。
大変残念ですけど、なるだろうと思います。

次に今現在、強制的に避難させられていないというところでも、ものすごい被曝をしていて、
私はそこの人たちも、逃がしたいと思っていますけれども、国はそうしない。
そこでも、汚染した食料が多分、これからもできてくるというときに、そこで少なくとも、そこで踏みとどまて生産してくれる人たちが居る限りは、その食べ物は捨ててはいけないと私は思う……のです。
そういうところで生産したものは、汚染されています。
その汚染されたものは、誰にも食べさせたくない、と私は思うし、普通の方はみんなそう思う。
そういうものは、東京電力に買い取らせて、補償させろ、と言うんですね。
じゃ、東京電力は、買い取った食べ物をどうするかというと、捨てるんです。
でも、東京電力に買い取らせて捨てる、ということを判っている食べ物というものを、農業者や酪農業者が作ることができると思いますか?皆さん。
捨てちゃうために、自分がモノを作れるでしょうか?
私は、それはできないと思う。
それなら、きちっと流通させるということを、やはり受け止めるしかないということを私は思っているのです。
議論はあるだろう、と覚悟しています。
私はもちろん、放射能を食べたくないし、誰にも食べさせたくありません。
でも、汚染したものは東電に買い取らせろ、というのであれば、汚染していないものっていうのはあるのか?と逆に問いたい、と私は思う。
でも、汚染していないものなんて、もう無いんです。
福島の事故が起きてしまった以上は、程度の違いがあっても、すべて汚染しているんです。
500じゃない。
400かもしれない。
300かもしれない。
100かもしれない。
10かもしれない。
でも、日本中、或いは世界中、全部福島の放射能で、汚れているのです。
どこかで基準を決めるなんてやり方は、日本の政府はやっているけれども、そんな基準の決め方はインチキです。
すべてが危険だ、と思うしかない
んです。
そうなれば、汚れていないものと、仮にどこかで線を引いたとしても、引いた線以下の汚染の食べ物に、私たちは向き合わなければいけない。
どんなことをしても、そうなります。
そうなったときに必要なことは、東電に汚染したものだけを買い取らせる、ということを求めるのではなくて、
どういう食べ物がどれだけ汚染している、ということを、東電に、それをしっかりと測定して、みんなに知らせろと要求することのほうが、私は大切だと思います。
そして、その上で、私たちが向き合う
ということです。

一つ目の目標を実現する、つまり、子供を守るための手段というのは、これは比較的簡単です。
今聞いていただいたように、東電に、食品の汚染を徹底的に調べさせる。
そしてその上で、汚染の度合いごとに、60禁、50禁、40禁というように、仕分けをしていって、
子供には汚染の低いものを与えると、それはどういうことかというと、汚染の高いものは大人が食べる
、ということです。
何度も聞いていただいてますけれども、被曝をするということは、必ず危険があります。
安全だとか、安心だとか、大丈夫だとか、そういう言葉は、決して使ってはいけません。

被曝が多ければ危険度も多い。
被曝が少なくなってくれば、危険も下がってくるわけで、
国のほうの推進派の学者ですけれども、あるところよりもっと少ない被曝は『容認できるレベルだ』というふうなことを、原子力を推進している人たちが言っているのですけれども、
容認できるなんてことを私は国に決めてほしくない

「どこまでの汚染なら容認できるか?」
「引き受けることができるか?」
と、ただただそれだけのことです

ですから、国は、500ベクレルなら500ベクレルと決めて、あとはみんな容認しろ、と言ってくるわけですけれども、
私はそんなことを国に決めてもらう筋合いはない
、と思います。
何度も聞いていただいていますけれども、放射線の感受性は、歳ごとに違うんだし、責任の度合いも違うのです。
容認できるかどうかというのは、大変個人的な判断によるだろう、と私は思います。
自分に加えられる危害を容認できるか?
或いは、罪のない人々に、いわれのない危害を加えることを見過ごすかは、誰かに決めてもらうのではなく、一人一人が決めるべきこと
だ、と私は思います。
皆さんも、こういう覚悟を決めて、これから放射能の汚染に向き合っていってほしい、と思います。

蛇足ですけれども、ちょっと言っておくならば、責任の度合いに応じて、汚染食品を食べろと、私は言っているわけですから、
皆さんのような大人に対しても、そう言っていますし、
もっと言うなら、東電の社員食堂は、猛烈な汚染食料で作ってほしいと思うし、
国会議員の議員会館もそうだし、経産省の食堂も猛烈な汚染食品でこれから維持する、
そういうようなことを踏まえて、汚染の分担を覚悟して生きるべき
だ、というのが、私の主張
です』



きっと彼はもう、長年の研究と調査を経て、この地球がどれだけ放射能で汚染されてしもてるか、その現実をつぶさに見てるんやろう。
そやから、今更なにをギャーギャー騒いでるねん、という気持ちもあるんかもしれん。
ほんで、汚染されとうないという、わたしみたいな自分勝手でナイーブな大人を、呆れて見てはるんかもしれん。
彼の、一次産業を守りたいという気持ち。
それはわたしも心から同感やねん。
大きな政府より小さな政府。大きな店より小さな店。
地元に密着した、生産者や飼育者、もしくは捕獲者の顔が見える食べ物。
その一次産業が蔑ろにされるような国はきっと、いつか崩壊する、と思てるねん。
けど、彼の言う『そこで少なくとも、そこで踏みとどまって生産してくれる人たちが居る限りは、その食べ物は捨ててはいけないと私は思う』には、どうしても賛成できひん。
そこに踏みとどまっても生産したらあかんねん。
実際、農家の人の中には、もうここでは作りとうない思てはる人がいはるねん。
ほんまは作りとうないけど、そうかというて他の場所で作らせてもらえへんし、なんもせんかったら収入も無い。
そんなんでイヤイヤ、渋々作って、出荷しても二束三文、なんの儲けにもならんと、毒まき散らしたみたいなこと言われてる人がいんねん。
どんな理由があろうと、そんな食べもん市場に流したらあかんねん。
いくら40禁50禁60禁なんていう規則作ったかて、どうせ金のあるもんが安全なんどんどん買い占めしてしもて、
子どもであろうが若者であろうが妊婦であろうが、汚染されまくったもん食べなあかん羽目に陥るのは我々市井の市民やねん。
『東電に、食品の汚染を徹底的に調べさせる。
そしてその上で、汚染の度合いごとに、60禁、50禁、40禁というように、仕分けをしていって、子供には汚染の低いものを与える』
それこそが絵空事やとわたしには思えるねん。
汚染の数値が正確に表示される日がいつか来るんかもしれんけど、放射線の感受性と責任の度合いで、食べたらあかんもんがどんどん増えてくる。
食べてもええけど、それはものすごく汚染されてる。
それが実年の我々の運命やと。
そうしてでも、福島の、避難せんと居残ってる一次産業従事者を守らなあかんと。

なんでわたしらも、自分の死に方を選んだらあかんのか?
この事故を起こした責任を、そういう形でとらなあかんのか?
今もわたしにはようわからん。
利己主義なんか、まだこの事故の真の現実をわかってないからか、それとも意気地なしなんか、
もうちょっと考えなあかん。
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除染→数年後健康障害発症→失職→国は無視して『棄民』扱い→『除染キャンペーン』の成れの果て

2011年11月09日 | 日本とわたし
とても危険!除染作業での内部被曝を避けよう

ここで何回も紹介させていただいている『カレイドスコープ』のダンディ・ハリマオさんの記事です。

除染作業員50万人のうち2万人が死亡して、20万人が放射能障害に苦しんでいる、という現実

チェルノブイリ原発事故から25年経った今も、現地では除染活動が続いています。

当局は、ウクライナとベラルーシの国境にまたがる半径30km圏内を立入禁止区域にしました。
現在は、約3500人の除染スタッフが毎日この圏内に入ってきて、事故現場の監視や除染、警備を行っています。

除染作業は、最低でもあと50年間は続けられることになっています。
気の遠くなるような話ですが、日本でも、これから本格的な除染作業が始まります。
何年も何十年も、それは続けられます。


チェルノブイリの遺産

チェルノブイリでは、多くの除染作業員が動員されました。
そして、新たな内部被曝の悲劇が、ここから始まったのです。

この動画の、08:40からご覧ください。


除染作業員には、何年も何十年も経ってから健康障害が顕れ、仕事もできず、国からの十分な補償もなく、数年後には「棄民」扱いになっているのです。

まだ、若いのに容貌は老人のように衰え、自分で動こうという気力も萎えてしまっています。

チェルノリブイリでは、放射線障害の恐ろしさなど何も知らされないまま、軍人や警察官が、除染活動に投入されました。
爆発直後の、こうした作業員は全員、まもなく亡くなったのですが、
次の段階の除染作業に担ぎ出された人々は、ガンや、放射線による内臓の機能障害、脳神経障害に今も悩まされ続けて入ます。

その数は、軍の発表によれば、
「50万人の除染作業員のうちのほとんどが何らかの症状を訴え、病院に通っていたが、やがて早い時期に2万人が死亡、20万人が今でも障害に苦しんでいる」。

残りの約30万人の人たちにも不安は残ります。

(公式発表では犠牲者は59人ということにされてしまっていますが、現場作業員50万人と避難した13万人に対して調査を行ったことがないので、実際は2万人以上と言われています)。

チェルノブイリでも福島と同じく、初期の段階でIAEAが介入してきて、「心配ない、ただちに健康被害はない」を繰り返したのです。
日本では、猪八戒・枝野という、どこかの考えなしの男が、この役目を引き受け、数百万人の日本人、外国人を被曝させました。
IAEAは、そういう組織であることを、くれぐれも承知しておく必要があります。




チェルノブイリ原発事故(原子炉の爆発)が起きたのは、1986年4月26日。
この写真が撮影されたのは、1986年8月。約4ヵ月後のことでした。
この除染作業で、大勢の人たちが亡くなっていったのです。

フクシマとチェルノブイリとは、線量が違う?
ところが、福島は場所によってチェルノブイリ以上の汚染スポットが見つかっています。

8月30日に、文部科学省が福島県の「放射線量等分布マップ」を発表しました。

セシウム134とセシウムウム137の汚染度マップがあります。
セシウム134の物理学的半減期は2.06年(約2年)、セシウム137の物理学的半減期は約30年です。

ここでは半減期の長いセシウム137の土壌汚染度マップを見てみます。
下の画像です。


下は見やすいように一部を拡大して切り取ったものです。


赤丸は測定したポイントで、3000K(キロ)ベクレル以上。
つまり、1平方メートル当たり300万ベクレル以上のセシウム137がある、ということです。

国会の質疑応答でも、よく使われるこの汚染マップを作成した群馬大学の早川由紀夫教授が、三改版を作成しました。


その早川教授によると、福島第一原発から放出されたセシウムに関して、134と137は、ほぼ等量ということなので、
ここでは細かい計算はせずに、セシウム137のマップで、赤丸(300万ベクレル/m2)のところは、大雑把に、その倍であると考えればいいと思います。

チェルノブイリでは、セシウム134は、ほとんど放出されず、大部分がセシウム137であったということですから、両方を比べてみるといいと思います。

その比較マップが下です。

早川教授のブログ「フクシマとチェルノブイリの比較」より

一目瞭然です。
福島県には、「濃縮された“チェルノブイリ地帯”」があるのです。

チェルノブイリの居住禁止区域は、1平方メートル当たり148万ベクレル以上。
厳戒管理区域(強制的移住区域)は、1平方メートル当たり55.5万ベクレル以上ですが、
飯館村、大熊町では、チェレルブイリと同等か、それ以上に汚染された地域が見つかりました。

東日本大震災:土壌汚染マップ作製 セシウム蓄積、福島・大熊町で最高値

最も高かったのは、原発がある大熊町で、土壌1平方メートル当たり1545万ベクレル。
これはセシウム137だけの値ですから、セシウム134とあわせると、そのほぼ倍。3000万ベクレル。
度肝を抜かれるように数値です。

その他、南相馬市と富岡、大熊、双葉、浪江の各町、飯舘村の6市町村34地点で、
チェルノブイリ原発事故の居住禁止区域基準の148万ベクレルを超えているといいます。

それでも福島の子供たちが流出しないように、しばりつけている一群の人間たちがいます。
佐藤雄平と山下俊一が、本当は何を計画しているか、ほとんどの人は気づいていません。
それは、書くことも憚かるような、恐ろしいことなのです。
それは“フクシマのABCC”のことです。

こんな場所に、子供たちをしばりつけているような国はありません。

5年後に、この犯罪が、どれほど規模の大きなものか、やっと分るのです。
佐藤雄平と山下俊一が法廷に送られても、そのときは手遅れ。
喜ぶのは、歴史上、もっとも大規模な人体実験のデータが取れると、小躍りしている山下俊一や、影で糸を引いている佐藤雄平のような人間だけです。

私たちが、どのようにして被曝させられたか、3月のことを忘れてはならない

日本の福島第一原発周辺でも、9月から本格的な除染活動が始まろうとしています。
にもかかわらず、テレビは、除染活動の危険性については、何も報じないのです。

このブログでは、3月13日の早い時間に、ヨウ素131の被曝について書きました。
12日に原子炉が爆発したというのに、子供の放射性ヨウ素被曝の危険性については、マスコミ各社のうち、ただの一社も報道しなかったのです。
政府などは、おくびにも出しませんでした。

これは大変なことになる、と已むに已まれず、記事をアップしたのですが、案の定、「そんなに煽るな」というメールが数通来ました。
なんと愚かなことに、水素爆発が続いていた初期の頃は、日本人が日本人を被曝させるお手伝いをしていたのです。

記事をアップした翌日に、専門の薬剤師の方から、ヨウ化カリウムの取り扱いについて、注意すべき点を教えていただいたので、捕捉説明を加えたのです。

その後は、13日、14日、15日と、まさにシビア・アクシデントの様相を呈していったのです
そんなとき、テレビのキャスター、アナウンサーたちは何と言っていたか、思い出してください。

「それほど心配することはありませんので、みなさん冷静に対処してください」。
いったい、何を冷静に対処しろというのでしょうか。
テレビを始めとするマスメディア自体が、誤報を撒き散らしておきながら。

そして、こうしたキャスターの隣に座っている補佐役の女子アナは、
「ネットの情報は正しくありません。政府の情報が正しいので、そうした情報に惑わされないでください」と早口でまくしたてるように言っていました。

さらには、御用学者ばかり出演させて、ホウレンソウはどんどん食べてください、人体への健康被害はありません、と繰り返していたのです。
これを信じた人たちは、少なからずいたことでしょう。
内部被曝しました。

連日、こうしたことを繰り返していた、宮根誠司のワイドショーは、本当に罪が重いのです。
しかし、これだけ人の命を左右するような大嘘を、毎日言い続けておきながら、視聴者には「誤報でした」の一言もないのです。
これが、日本のテレビの現状です。

こんな「人殺し情報」を連日、流しておいて、こうしたキャスター、アナウンサー連中は、事態の深刻さが分ってくると、
今度は一転して、「政府、東電は情報を出さない」と、打倒・菅直人内閣キャンペーンを展開したのです。

連日、大量の「デマ」を流し続けたのは政府であり、マスコミでした。
ネットだけが、正しい情報を知らせてくれたのです。
このことは、決して忘れないでください。

彼らマスコミ、特に電波マスコミの人々は、何も分析できないし、何も想像できないし、何も自分の頭で考えることのできない人々ですから、これからも何度も何度も同じことを繰り返すはずです。
そうしたマスコミの垂れ流す「人殺し情報」から身を守るために、このことは、どうしても必要なことです。

さて、ドジョウくん総理・野田が、どんな組閣をやるか分りませんが、
原発担当大臣(今日現在は細野豪志)が、9月からの「ステップⅡ」に向けて、福島第一原発周辺で、本格的な除染作業に取り掛かることを発表しました。

もう、この人には本当に困ったものですが、プロパガンダと化したテレビは、これから除染作業の映像を何度も流すことでしょう。
その前に、テレビは除染作業の危険性について、報道する必要があるのです。
まったく、やっていません。

これは、3月13日に、ヨウ素被曝のことを書いた時点の状況と似ています。
マスメディアには、「視聴者にとって、危険性があるかどうかを感じ取るセンサー」がないのです。
新聞記者上がりの老獪コメンテーターの、まるで飼われた動物のような情けない顔は、彼らの自己欺瞞がつくりだしたものなのです。

このままでは、多かれ少なかれ安易な除染作業で、再び内部被曝する人が大勢出ます。

ここに、以前は、
南相馬市の教育委員会『速やかに学校も再開する』と、宮城県最南端の丸森町『住民が通学路周辺の除染作業』のふたつのユーチューブ動画が載っていました。
そして今、それが削除され、観られなくなっています。
こういうことこそが、今の日本の醜くて愚かしい実態だと思います。
こんなことをして、こんなふうに騙して、さらに市民の命を蔑ろにし、苦しみを与えている人間が、この真っ暗な動画の後ろに隠れているのです。


なんと、ボランティアの人の中には、マスクさえしていない人がいます。
一応、除染作業に入る前に、簡単なブリーフィングのようなことはやったとは思いますが、
一番、肝心な場面でマスクを取ってしまったのでしょうか、着けていない人がいます。

こういう場合は、ご近所同士、和気藹々はダメで、作業する人たちが危険な行為をした場合には、厳しく指摘できるような、除染ディレクターのような人を置くことが大切だと思います。



これは、高圧洗浄機を使って、自宅を洗い流している場面ですが、お父さん(それとも業者かな?)はマスク、ゴーグル、放射線防護服まで着用して、ほぼ完璧ないでたちですが、なんと近くで子供が見ています。

もしプロを自負する業者なら、子供に家の中に入るように促して欲しいし、この動画を撮影しているのが、お父さんなら、
「あなたは自分のお子さんに内部被曝させているかもしれませんよ」と言ってあげたいものです。

高圧洗浄機の水で、網戸や外壁に付着した放射性物質が舞い上がっているはずです。
呼吸から放射性物質を肺に取り込んでしまいます。

作業中は、子供は家の中に入れて、外に出さないことが大事です。
また、作業が終っても、数分間は、舞い上がった放射性物質が周辺に漂っていますから、これが地面に完全に落ちるまで家の中にいないと危険です。

庭の隅っこに子供の遊び道具が見えますが、これにも放射性物質が付着してしまいます。
そして、芝生には濃縮されていきます。

後になって、庭の土を削り取らないと危険です。
屋根の除染は、特に危険です。
除染は、まるで設計図を描くように、事後の始末をどうするかまで考慮に入れて、行う必要があるかもしれません。
また、風の強い日は避けたほうがいいことは言うまでもありません。

福島県で一般向けの除染マニュアルを公開しています。
ホームページから、生活空間における放射線量低減対策についての項目を選んで、ダウンロードしてください。

その他、山田國廣・京都精華大学教授も、とても親切な除染マニュアルをアップしています。

ご近所でもやっているし、テレビでも紹介していたので、気軽にできそうな感じですが、とても危険です。
どうしても、ご家庭で除染を行なわなければならない場合は、くれぐれも内部被曝をしないよう細心の注意を払ってください。



わたしは専門家でも科学者でもない、ただの一介のピアノ弾きやけど、
この8ヶ月間、毎日毎日いろんなものを読んで、何が正しそうで、何が間違ってそうなことか、それに勘づけるようになってきた。
この『除染しましょうキャンペーン』は、国民殺しキャンペーン。
アウシュビッツに匹敵する、けども非常に緩やかな大量殺人計画。
この計画を作った人間は多分、罪を問われんまま逃げられると思てる。
わたしは、世界中の、できたら宇宙からも加えて、超能力者というものがもしいるんなら、そいつらをとことん痛めつけて、死ぬ一秒前までもがき苦しめて欲しいと、腹の底から思う。
簡単には死なさへんで。
役職のリコールぐらいで済むと思てんのやったら大間違いや。
そいつらのせいで苦しんで、死んでいった人らそれぞれの分を、たっぷり味わせな意味あらへん。


追記

報道カメラマン冨田きよむ氏の写真とつぶやき


10月28日。福島市南向台小学校前にて。
除染作業員は線量を知らされていなくて、線量管理もまったくしていなかった。
不安に思った作業員は、「ココどのくらいありますか?」と聞いた。

作業員のはがしている芝生は、補正値で1.65μSv/h。
歩道の上約1mでは同じく2.1μSv/h。
ここで、マスクなしで作業させていいのだろうか、という疑問がわき上がった。
除染といっても、最終処分の方法が決まっていないのだ。
放射性物質を、A地点からB地点に移すだけのことだ。
問題は何も解決などしない。
いわんや、ボランティアに除染させるなど言語道断である。
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食べて応援?除染で応援?瓦礫を受け入れて応援?もうこんな国のウソにだまされんのはやめにしような!

2011年11月08日 | 日本とわたし
毎日新聞 2011年11月2日 東京夕刊に掲載された特集記事を転載します。


特集ワイド:女たちの脱原発 座り込み集会ルポ


脱原発を訴えてデモ行進する人たち=東京都中央区で2011年10月29日、須賀川理撮影
 
◇除染、除染というより、早く子どもの疎開を

「早く子どもたちを避難させて」

東京電力福島第1原発事故から7カ月余り。
政府の緩慢な動きに、業を煮やした福島県の女性たちが上京し、座り込みによる訴えかけを始めた。
それを知った全国の女性たちも後に続き、賛同人にはあの大女優の名前も。
女たちの脱原発--その胸にあふれる思いを聞いた。【浦松丈二】
 
◇自然に近い健康野菜、一転「危ない」と…
◇住めない新築、加害者の賠償案なんて
◇被災地からの訴え 息長い支援が課題


10月27日午前、東京都千代田区の経済産業省前に、福島県の女性約70人が集まった。
原発反対を意味する、黄色い服装が目立つ。
福島県の女性たちが3日間、さらに、それを支援する全国の環境団体などが5日までの7日間、連続10日間の座り込み集会の始まりだ。

「子どもたちを7カ月以上も、放射能の海の中に放置したまま。母として女として命を未来につないでいく母性が許さない。
私たちは、この思いを、3日間に込めて座り込みたいと思います」。
企画した福島県の女性有志による「原発いらない福島の女たち」の世話人、佐藤幸子さん(53)があいさつに立った。

佐藤さんは5児の母。
福島県川俣町で被災し、すぐに転校できない中高生2人を残して、山形県に避難した。
農業を営む夫は、安全な農地を求めて岡山県へ。
事故で、一家離散の憂き目に遭っている。

「福島の女性が主催し、経産省前で直接行動に出るのは初めて。
しがらみの残る田舎から出てきて声を上げることが、女性にとってどれだけ大変か。
政府は重く受け止めてほしい」と佐藤さん。

この日、参加者らは、原発行政を管轄する経産省の担当者に、要請書を手渡した。
▽全原発の即時停止と廃炉
▽原発を再稼働しないこと
▽子どもたちの即時避難・疎開と完全補償
▽地元を補助金漬けにして、自立を妨げる電源3法の廃止--の4項目。

11日までの文書回答を求めた。

だが、担当者は「原発への依存度を、中長期的に、可能な限り引き下げていく、というのが政府見解。
放射線量の高い場所では、除染に努めたい」と繰り返すだけ。
福島市の元養護教諭、佐藤早苗さんが
「除染している時は、周囲の放射線量が高くなるので、先に妊婦や子どもたちを避難させてから、作業をしてほしい」と訴えたが、回答はなかった。

「国は除染、除染というけれど……」。
懸命に除染をしても、大雨で山から土砂が流れ出ると、線量が元に戻ってしまう。
まずは「子どもたちを疎開させてほしい」、というのが参加者の総意
だ。
交渉の末、翌日、官邸に場所を移し、首相補佐官に要請書を手渡した。

*******       *******       *******

座り込み2日目。
関西電力が、経産省原子力安全・保安院に対して、大飯原発3号機(福井県おおい町)の安全評価(ストレステスト)を提出し、全国に先駆けて、再稼働に向けた手続きが始まった。
フクシマを置き去りにして、全国の原発で、『安全確認』のシナリオがじわりと進行する。

保安院が入る同省別館前で、抗議していた宮城県角田市の農家、杉山仁子さん(51)は、
「露地ものが健康な野菜だ、とされていたのに、事故後は、ハウスものが安全、ということになってしまった。
自然に近ければ近いほど危ないということに、価値観が180度変わった。生き方まで否定されたような気持ちです」と嘆く。

自然に近い農業を実践してきた。
福島第1原発から約60キロ。
事故後、屋外で飼っていたニワトリのタマゴから、微量の放射線が検出された。
屋内飼育に変えて検出されなくなったが、養鶏も、農業自体もやめようかと、思い悩んでいる。

「消費者は、政府に頼らず、自ら安全かどうかを判断する材料を必要としている。
食品添加物のように、放射線量を表示して、売らねばならない時代になってしまった……」

杉山さんら8世帯は、カンパを募り、放射線測定器を共同購入。
今月下旬、一般市民も利用できる、低料金の測定室をオープンさせるという。

*******       *******       *******

座り込み最終日。
参加者たちは、都心の銀座や、JR東京駅周辺をデモ行進した。

福島県大熊町から、会津若松市に避難している大賀あや子さん(38)は、東電本店前で涙が止まらなくなった。
福島第1原発から約8キロの場所に、35年ローンで自宅を新築したばかりだった。
「新居には地元の材木を使い、屋根にソーラーパネルを乗せ、庭に井戸も掘った。ヤギを飼って、チーズを作るのは私の担当。
自然の中で子どもを授かり、育てていきたかった……」

「住めない家」のローンが重くのしかかる。
「再出発にお金が必要だけれど、加害者が勝手に作った賠償案なんて、受け入れられない」と憤る。

3日間の座り込みには、福島県から延べ200人以上、県外から延べ2000人以上が参加した。
北海道、大阪、広島、和歌山、富山など国内各地、ニューヨークやロサンゼルスでも、福島の女性と連帯する集会が開かれた。

一方、今月23日に発足集会を開く「脱原発をめざす女たちの会」は、評論家の吉武輝子さんや、精神科医の香山リカさん、漫画家の倉田真由美さんらが呼びかけ、
「子どもたちに安全な地球を残すため、エネルギー政策の転換、脱原発の実現」を目指す。
賛同人には、女優の吉永小百合さん、竹下景子さんらも名を連ねる。

「女たちの会」の呼びかけ人の一人、田中優子・法政大学社会学部教授は、
「女性、母親が一番心配するのは子どものことでしょう。
除染にしても、避難にしても、目の前の問題に対応しなければならないから、女性の活動は具体的なのです」と解説する。

「私たちの会は、個人の活動を通じて知り合った人たちが、連絡を取り合ってできたものです。
吉永さんも、ライフワークとして、原爆詩の朗読に取り組んでいます。
皆、誰かに言われて参加しているわけではありません」

吉永さんは、ドラマ「夢千代日記」で、胎内被爆した女性を演じたことから、原爆詩を朗読するようになった。
7月31日には、広島市での日本母親大会で、「日本のような地震の多い国では、原発はなくなってほしい」と発言。
その姿勢は一貫している。

田中教授は言う。
「水俣の公害問題でも、被害者が上京して訴えたことで、運動が広がった。
東北の被災地から出てきて、座り込むのは大変なこと。
どう息長くサポートしていくか。それが課題でしょう」

*******      *******       *******

福島の女性たちの、座り込み集会が終わり、全国の女性に引き継がれた。
再会を誓って抱き合い、記念撮影をする参加者たち。

「うさぎ追いし、かのやーまー……」

『故郷(ふるさと)』を口ずさむ声がどこからか聞こえてきた』



今、政府が高らかに歌い出した『除染音頭』
そんなもんに乗っかって、ふらふらと踊りの輪に入ってったらあかんで!!
放射能の除染は、素人がやったらあかんねん。
除染は字のごとく、染み込んだ汚れをどけるだけやねん。
消えへんねん。
動くだけやねん。
それがまた、どっかに流れてたまってしまうねん。
ただ、たまって濃くなるだけやねん。
チェルノブイリと違て、事故は一日だけで終わってへんねん。
ずっとずっと今も続いてんねん。
まだ、さらに、爆発する危険性もあんねん。
蓋の仕様も、取り出すこともできひんままやねん。
そやかて、いったいどこでどないしてるのんか、作った本人すら調べられへんままやねんから。
除染は専門の、それも、東電と無関係の、除染作業の費用でまた東電が儲けるようなアホらしいことにならん人らに任せなあかん。
東電はまず、会社なんかやってる場合ちゃうやろが!
隠し金も儲けた金も資産のありったけ吐き出して、避難と除染と瓦礫処理を必死でやれ!
そんなことしたら倒産する?当たり前や。どんだけ酷い事故起こした思てんねん?とっくの昔に倒産しとけ!
そしたらそこで働いてる人らや株主や大手の銀行が、莫大な被害を被るってか?
しゃあないやん。ずっと恐喝&詐欺紛いのことして、おまけにウソついて、散々儲けてきた道具がやられてしもて、
やられた時のこと全然考えてんと、こんな事態になることも想像すらしてんと金金金!
おい、自分さえ良かったらええと思てるあんたら、また今までみたいに、時間さえ経って、のんべんだらりとタヌキ面して誤摩化してたら、そのうち疲れてなんも言わんようになるわと思てるあんたら、
今回ばっかりはそうはいかんで。
わたしらは本気やで。
この怒りの炎は、どんだけ時間経っても消えへんねん。
みんな、除染はしたらあかん!
どうしてもしたいんなら、専門の人と同じ装備を整えて、除染してる間は、周りに人っ子一人おらんようにせなあかん。
泥落とすんとちゃうねん。
葉っぱ掃くんとちゃうねん。
土地を耕すのとちゃうねん。
除染してるつもりで、口やら鼻やら耳から、目の粘膜から、入れんでもええ放射能を身体の中に入れてしもたら意味ないやん。
どんだけ頑張って、意地になって除染しても、それにお金しこたま使ても、また元の木阿弥になるねん。
それよりまず避難。
町ごと、村ごとの避難。
移った先でも暮らしていける、学び続けていける保証つきの避難。
国が歌わなあかんのは『避難音頭』やで!
わたしらが輪に入って、皆で気持ちを合わせて踊るのは『避難音頭』
騙されたらあかんで!自分らでも、ボランティアでも、やったらあかんで!
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もう黙ってへん!もう許さへん!もう今までのわたしらとは違うねん!

2011年11月08日 | 日本とわたし
福島の子どもたちを救うために残り48時間!



福島の勇気あるお母さん達が、自分の子供達を避難させる為に抗議行動を始めた。
しかし、日本政府は、これらの人々の避難に対して、何の援助も行っていない。
福島の子供達を守る為には、大規模な国民の抗議が、総理大臣を説得できる唯一の手段。
二日後に、日本政府は、この問題について緊急会議を開催する。
福島の子供たちを救おう!

家族を避難させるには、緊急支援金が必要だが、日本政府は聞く耳を持たず、全ては安全だと言い切る。
危機的状況が募る中、地元地域の母親やその支援者たちは、日本政府に対し援助を求め、東京で座り込み抗議を始めた。
また、日本中の人たちに、共に行動し、野田総理大臣に訴えるよう求めている。

プレッシャーを感じ始め、日本政府は、48時間後に、緊急会議を開催する予定。
福島の母親と、子供たちをサポートしよう!
子供達の健康と未来のために、嘆願書に署名し、できるだけ多くの人に、このメールを転送しよう。
2万人分の署名が集まり次第、嘆願書は、野田総理大臣に直接届けられる。


お願いします!署名に協力してください!
すごい勢いで人数が増えていますが、あと7千人分足りません。
よろしくお願いします!


追記その1

みんな、ほんまにありがとう!!
主催者でもないわたしやけど、もうほんま、感謝感激しまくってます。
今、米国東海岸時間で夜の11時22分現在(日本時間の9日13時22分)で、22000署名を超えました!!
今もどんどん、署名が集まってます!!
日本だけやない、世界中から!!
このことが、あの阿呆の連中に、どれだけのプレッシャーを与えられるのか、それはわたしにはわからへんのですが、
阿呆は阿呆なりに、この数字と勢いに、ちょっとはビビるんやないかと、かなりワクワクどきどきしています。
こういうことが、次から次へと起こったら、福島の子ども達を、福島以外でも苦しんでる人達を、救うきっかけになる。
きっとなる!!
そうかたく信じて、また次の行動を起こしたいと思います。

ほんまにありがとう!!
行動してくれたみんなに、心から感謝!!
ほんでもって、まだのみんな、ガンガンやってやぁ~!!


追記その2

署名をしてくださったみなさんへ

署名はしたものの、いったいAvaazとはなんぞや?
なんやイカガワしいことに、自分のメールアドレスが利用されたりせんのかいな?
それはないにしても、ほんまに総理大臣とかに届けられるんかいな?
そういう疑問がフツフツと沸いてきた方々もいらっしゃるようです。
わたしも、会議まで48時間、はたまた24時間という大雑把な数字と、けれどもいったいどういう方法で、誰がどこに届けるのか?という疑問を持っていました。
そういう疑問を言葉にして表してくださった方がいて、それに背中を押されて少し調べてみました。

『Avaazは、世界の人々の観点、または価値観によって、グローバルな意思決定がなされるようにすることを目的とし、世界中のさまざまな問題に対して積極的に活動を行うグローバル オンライン コミュニティです。

※日本語版のページは、まだ整備が不十分な気がします。
英語版だと、他の問題も掲載されています。
けれども、英語版には、福島の署名が前面に掲載されていません。


地球温暖化や、悪化する宗教紛争など、新たなる重大問題が私達の未来を脅かす中、
今、世界の人々が、国際政治を、民衆の手に取り戻そうと結束し始めています。
Avaaz.org(Avaazはヒンディー語、ウルドゥー語、ファルシー語,ボスニア語、トルコ語、ネパール語、ダリー語を含む数言語で"声"又は"歌"を意味します)は、
今日、世界で起こっているこのような諸問題に対して、積極的に活動を行う地球市民団体です。
当団体は、政治的エリートや企業によるだけでなく、世界の人々の観点、または価値観によって、
グローバルな意思決定がなされるよう確保する事、を目的としてします。

当団体メンバーはまた、公平かつ平和な世界と、人道的なグローバル化を目指して活動いたします。
相互に繋がりあっているこの世の中では、どうしても、政治的リーダーや企業の活動に、大きく影響されてしまいます。
そのような、国境なき大企業や、政治的リーダーに対抗するため、Avaazは、国境なき地球市民として、社会的運動を築き上げる努力をしています。

国境なき地球市民としては、政府、企業、メディア等の資源は乏しいかもしれません。
しかし、協力することによって、何百万人もの味方をつけ、貧困、地球温暖化、人権問題、安全保障問題等の重大な課題に対する国際世論が、本当の意味で価値あるものとなります。

Avaaz.orgは、最新のテクノロジー利用により、グローバル政策決定者や企業、メディアに対し、直接働きかける力を持つための、一般市民へのエンパワーメントを支援しています。
会員登録頂くと、Avaaz.orgの最新情報を、Eメール、またはテキストメッセージで受信して頂けます。
オンライン、オフラインによる活動、そして差し迫るグローバル諸問題に、影響を与えるための機会等をお知らせいたします』


という説明が書かれていました。

わたし自身、この説明ではまだ、明確に理解できてはいません。
けれども、この団体が、イカガワしい、信用するに値しないもの、とも思えません。
今のこの、放射能汚染は、まさしく国境なき地球市民としての、社会的運動が必要な問題だお思います。
もし、このわたしが、国境なき地球市民として、政府、企業、メディア等に少しでも影響を与えられる国際世論の協力ができるのなら、
この、まだ今だに慣れないテクノロジー利用による、直接の働きかけを支援したいと思います。
けれども、これはわたし個人の意思なので、どなたにも無理強いするつもりはありません。
どうか、みなさんもご自分で考え、判断して、行動してください。
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百人百話

2011年11月07日 | 日本とわたし
百人百話


もう充分悩んだ、苦しんだ人達の選択は、尊重されなければならない。

けれども、それと同時に、次々に姿を現してくる日本の膿は、無視をせず、皆でなんとか解決しなければならない。
そうしないと我々は、至上稀にみる、無能で阿呆な大人として歴史に残ってしまう。
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東電に900000000000円払えるのに、福島沖の海洋汚染調査には一銭も払わん、とはこれいかに?

2011年11月07日 | 日本とわたし
【福島沖には驚くべき事実が隠されている–海洋汚染の実態<前編>】
投稿日: 2011年11月8日 作成者: admin

「福島沖の海洋汚染 : 正常時1.5ベクレル → 事故後100,000ベクレル」


ニューヨークタイムズ 9月28日

『事故から6ヵ月が経過した、福島第一原子力発電所については、報道も少し下火になってきました。
しかし、海中の放射性物質のに関する科学的研究は、やっと実を結び始めたところです。



しかし、現地の状況は、予断を許さない程悪いものです。
すでに報道されていますが、日本政府は、原子力発電所近くで収穫されたコメの放射線汚染濃度が、上昇していることを確認しました。
警戒すべき放射線量は、これまで、牛肉、ミルク、ホウレンソウ、そして、茶葉から検出され、これまで製品の回収や、移送禁止の措置が取られてきました。

沖合では、早い段階に、膨大な量の放射性物質が放出され、さらなる漏出も続いている可能性があります。
そして、広範囲に汚染が広がっていくことよりも、一部のエリアに、大量の放射性物質が蓄積されことの方が、今、懸念されています。

こうした汚染は、原子炉を冷やすために使われた水、そして、燃料プールからもたらされ、
結果的に、原子力発電所内の、あらゆる汚染された物質を、海洋に投棄することになりました。
さらに、破損した原子炉から、直接漏れ出したものが加わり、汚染の大部分を構成しています。

日本政府と、電力業界関連の科学者は、9月、地震・津波が発生した3月11日から5月後半までに、海に流れ込んだセシウム137の総量は、3,500テラベクレルに上る、と見積もりました。
それ以外、さらに、10,000テラベクレルのセシウム137が、原子力発電所から直接、海洋に放出されています。

漏出は、現在も続いているものと思われます。
9月20日に、原発の管理者・東京電力は、1日あたり、200~500トンの地下水が、破損した原子炉とタービン建屋に、注水のため使われ続けている、と語りました。

ウッズ・ホール海洋画像研究所の、科学者ケン・ビュッセル研究員は、1986年、チェルノブイリの事故の際、黒海の調査を行いましたが、
福島第一原子力発電所の事故による、放射性物質の海洋流入は、チェルノブイリよりもはるかに大規模なものだ、と語りました。
チェルノブイリの事故によって、黒海に流入した放射線量は、1立方メートルにつき1,000ベクレル程度で、
1986年にピークに達したと、マサチューセッツ州のウッズ・ホール海洋画像研究所の、オフィスのインタビューで語りました。
これと比較すると、4月初旬、福島県沖で計測された放射線量は、1立方メートルにつき100,000ベクレルに達した、と語りました。
事故以前の、日本の沿岸部で計測された放射線量は、1立方メートルにつき1.5ベクレルであった、と明かしました。
「すべてにおいて、チェルノブイリの事故は、福島第一原子力発電所の事故の5倍の規模でしたが、
海洋汚染に関しては、チェルノブイリの方がはるかに小さなものです」

東京大学とコロンビア大学を含む、他の機関の科学者とともに調査を行い、6月、ビュッセラー氏率いるウッズ・ホール研究グループは、日本の東北地方沖で、15日間を過ごしました。
そして、この地域における放射性物質の拡散状況と、海洋生物に対する影響について調査しました。

プロジェクトは、日本政府が資金の拠出を拒否した後、ムーア財団によって後援され、7月まで、日本の調査船から、サンプルを受け取り続けました。〈つづく〉

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〈 国民と国土を守るためには科学的検証こそ必要なのに、政治と商売ばかり気にする日本政府 〉

まったくの正論、がここには述べられています。
驚かされるのは、「調査プロジェクトに対し、日本政府が資金の拠出を拒否」した、というくだりです。
中国やロシアの調査ならいざ知らず、実績のある、日米の機関の共同の調査であり、
本来なら、「渡りに船」とばかりに資金を提供し、未解明の事実を、可能な限り明らかにすべきだったでしょう。

少なくとも、東京電力に対する「資金供与」より、いま日本にとって、本当に必要なことのひとつに思えます。
「もはやこれ以上、国民が騒いだり、原発再開や原発輸出に差し支えるような調査はやめさせたい」という底意が丸見えではないでしょうか?

今必要とされる、汚染実態の科学的な解明に、これ以上、政治や商売を持ち込むのをやめさせなければなりません。
いくら隠そうとしたところで、隠しおおせはしない、そのことは、世界の国々の、日本『製品禁輸』措置によって明らかです。
通産省は、世界中の「日本製品に対する輸入禁止措置」について、一覧表にして公表すべきではないでしょうか?



以上は、adminさんによるニューヨーク・タイムズに載った記事の翻訳と、その記事に対するコメント。
わたしもadminさんに心から同意する。
調査に対する政府の拒絶は、このプロジェクトだけやなく、他の機関に対しても同じような態度と姿勢を撮り続けてる。
もうほんまに、トチ狂てるとしか言い様がない。
どうかしてしもたんかと最初は驚きながらも、いつか正気に戻るやろと一抹の期待もあったけど、
もう8ヶ月も経って、わたしだけやない、他の誰もが、奴らははじめっから本気やったことを思い知り、
けども、狂人のくせに、狡賢く、思い通りに事を運ぶ根回しにも長けていて、しかも力を持ってるだけに、
どう闘うたらええのか、効果的な手段も方法も見つけられんまま、ズルズルと時間が経ってしもた。
最近、デモや署名はもちろんええねんけど、直接ダメージを与えられる方法を見つけようとしてる人が出てきた。
相手がウソばっかりついとんのやから、こっちもウソついたらええやんか。

東京に運ばれてる瓦礫のことで、コメントしてくれはった人がこんなこと教えてくれた。
放射能汚染が心配やったその人は、都庁に電話をかけはった。
そしたら「瓦礫はひとつひとつ、積み込む前にきちんと線量を測るんですから」と言われ、
「そんなことは現実的にできないと思いますが」と踏み込んで聞いたら、
「やることになってるんです」ときっぱりと言うて電話を切られたらしい。
で、どやったっけ?
測ったんはいつやったっけ?
運び終わってから、しかも、ひとつひとつどころか、ほんのひとつまみだけ取り出してきたやつだけやん。
ほんで、出てきた数字を、また誤摩化しのテクニック使て、違う単位で報道するウソツキ新聞とテレビ。
搬入してるだけで空中の線量がめちゃくちゃ上がったっちゅうのに、そんなことはどこにも書いてない。
瓦礫の処理も、今までの普通のもんを処理してたまんまの設備でやってまう。
放射能物質専用の装置なんかどこにもあらへん。
ほんで、その処理するのに係ってるのが東電の子会社で、そこにガンガン金が流れていく。
なんかしらんけど、今だに普通に会社やってる東電の社員は、今までとほとんど変わらん仕事して、変わらん給料もろて、冬のボーナスまでもろて、
せやのに国が助けて当たり前とばかりに、金を要求する厚かましさに辟易してたら、
よっしゃよっしゃ900,000,000,000円払たるわと国が言い……もう救いようのないバカバカしさに力が萎える。

けどな、今回ばかりはあきらめへんで。
今回ばかりは今までみたいに、無かった事や終わった事や見んかった事にはせえへんで。
そんなことしたら、もう日本は終わってまう。
とことん弱って立ち直れんようになってまう。
そんな歴史を作った張本人として、語り継がれていくのはいやや。
もうどうしようもない阿呆らと、皆が力合わせて闘うてくれたから、今のこの日本があるんやなあと思い出してもらえる皆のひとりになりたいやんか。
コメント
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さいならもんじゅ!と言える日を迎えるために

2011年11月06日 | 日本とわたし
[京都新聞 2011年11月05日掲載]の社説を紹介します。

もんじゅ  きっぱり廃止の宣告を

建設以来、トラブル続きの高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)が、今月20日に始まる行政刷新会議の『提言型政策仕分け』の洗礼を浴びる。
東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、国民の厳しい視線が集まる。
今後の原子力に関する研究と、開発の在り方にもメスが入る。
 
原子力発電は、天然のウランを燃料とする。
天然ウラン資源は、いつか枯渇するため、その解決手段として考え出されたのが、核燃料サイクルと呼ばれる政策だ。
高速増殖炉『もんじゅ』は、核燃料を再処理したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使い、消費したよりも多くの燃料を生み出す、原発施設として導入された。
現在は、発電に使う実用炉の手前の、原型炉の開発段階にある。
 
もんじゅは、1994年に初臨界に達したが、翌年には、冷却用のナトリウムが漏れる事故が起きる。
2010年、14年ぶりに運転を再開したが、3カ月後には、原子炉容器内に燃料交換装置が落下し、現在も運転が止まっている。
 
何の成果も得ないまま、これまでに投じた建設費や研究開発費は、9400億円にのぼる。
運転中止中の現在も、年間200億円前後の維持管理費が要る。
冷却剤のナトリウムを加熱する、ヒーターの電気代だけで、年に10億円もかかる。

 
もんじゅは、持続可能な原子力発電施設として、当初から構想され、原子力発電の永続を前提とした施設である。
福島第1原発の事故以来、『脱原発依存』の国民世論が高まるなかで、必要か不必要かの議論は、もはや不要ではないか。
『提言型政策仕分け』で、はっきりと『もんじゅ廃止』の宣告を下すべきだ。
 
政府が7月に閣議決定した2011年版の科学技術白書では、前年あった「高速増殖炉の実証施設を実現する」との記述が削除された。
これも廃止の根拠になる。
 
気になる発言が報道された。
もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長が、発電実用化とは別の研究機関に軸足を移す方向性を示したのだ。
鈴木理事長は、実用炉の建造を目指す従来路線は「なかなか国民に理解してもらえない」との認識は示しながら、組織と事業の存続を訴えている。
4000人近い常勤職員を抱える開発機構トップとして生き残りを模索する
のは分かるとしても、国民的視点に立った『政策仕分け』が求められる。
 
同時に、核燃料サイクル全体が問われるべきだ。
青森県六ケ所村で建設が進む使用済み核燃料の再処理工場は、1993年の着工から18年が経過しても完成していない。
こちらも、すでに2兆円を超す国費が投じられている。
国費の浪費は許されない。

 

この記事に書かれてる、今までにかかった費用が正確なんかどうかは知らんけど、
なんも役に立たんもんに、それがいつかは役立つからって、年間200億円ものお守り代が要るやなんて……。
いや、実際に要ってたってことやんな。
ほんでそのお金は、他の誰でもない、市民が分け合うて、いや、知らん間に、知らされんままに、いや、ほぼ騙しに遭うたみたいに払い続けてた。
そういうヤクザ稼業みたいな集団は、この際どこもかも解体ささなあかん!
電力会社も同じ穴のヤクザや。あんたらも解体!
そら、どこのクソな集団にも、中には罪の無い人、くさってへん人、抵抗し続けてきた人がいる。
けど、そやからって、もうこんなウソツキで横暴で強慾で無慈悲で人間やめてるもんが上に立ってるとこが、デカイ顔して世の中に居残ってたらあかんねん。
あいつらが、8ヶ月経ってなんか真っ当なことしたか?
必死で困ってる人らのためになることしたか?
命かけて現場で作業してくれてるのは誰やねん?
東京の本社で今年の年末もボーナスもろて、いまだに高給取って当たり前な顔してる連中か?
子供がタラタラ鼻血出してるの見て、すまん、許してくれと心の中で慟哭してる親の気持ちを想像しような。
どうせ長生きできひんからと、うつむいてつぶやく男の子の心の傷を無視せんとこうな。
「おそとであそびたい」「げんぱついらない」言うて歩いてた5才ぐらいの男の子。
日本の子を助けられるのはもう、わたしらみたいな、そこらの日本のおばちゃんおっちゃんだけやねん。
世界は見てるよ。めちゃくちゃ心配しながら。けど手は出せへん。外国やから。
チェルノブイリの時の日本を思い出してよ。
あのニュースを追うてた時の自分を思い出してよ。
日本になにができた?世界になにができた?
心配そうな顔して、遠巻きに、様子を見守ってただけやんか。
結局、あの時はほんまに初めての事やったから、予防もクソもなかった。
それで、大勢の子供や大人、動物や自然が犠牲になった。
日本を救うのは日本人の大人。今大人やってるもんだけやねん、救えるのは。
福島ですでに、70人以上もの人が自殺した。
東北以外で、特に東北から離れたとこで住んでる日本の大人に言いたい。
なんも難しいことちゃうねん。
デモ参加や署名や自動引き落としの中止や銀行口座の解約。
自分のまわりでできることいっぱいあんねん。
見てへんふりしてんと、もっと助けたらんかいっ!
コメント (2)
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