ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

放っとく(野放しにしてる)意味がわからんわ、このふたりの共同代表とやらを……

2013年05月22日 | 日本とわたし
前回の記事のついでに、維新つづきのニュースを。

この爺さんは、
・太平洋戦争は、侵略ではなく、日本の自衛のための戦争やったし、
現行憲法については、「占領下で制定された」から、サンフランシスコ講和条約を結んだ時、吉田茂元首相が破棄すべきやったし、
従軍慰安婦に関する橋下氏の発言を、撤回する必要はない!と断言してる。

非公開にせよ公開にせよ、人を前にしてこんなことを正々堂々と言いのけてる人間が、政党の共同代表でいてええの?

橋下氏はもちろんやけど、この石原氏も、一緒に辞職ささなあかんのとちゃうの?

↓以下、転載はじめ
 
維新 「歴史認識」深まる混乱 両代表「侵略」で違い鮮明
【東京新聞】2013.5.22



日本維新の会の石原慎太郎共同代表は21日、党憲法調査会で講演し、
旧日本軍の行為は自衛のための戦争であり、侵略ではないとの認識を示した

この発言は、過去の植民地支配と侵略を謝罪した、1995年の村山富市首相(当時)による談話の否定につながりかねない

ただ、橋下徹共同代表は、侵略を認める考えを示しており、党内で歴史認識の違いが露呈した。
維新は、橋下氏の慰安婦容認発言で批判にさらされているが、石原氏の発言は党内の混乱をさらに広げかねない。 
(城島建治、中根政人)
 
石原氏の講演は非公開だったが、小沢鋭仁国対委員長が内容を記者団に説明した。
 
それによると、石原氏は、先の大戦について、
マッカーサー(連合国軍最高司令官)は米議会に呼ばれた時に、『太平洋戦争は日本の自衛のための戦争だった』と証言していた」と指摘。
侵略ではなく、自衛の戦争だったとの持論を展開した。
 
石原氏は2月の衆院予算委員会でも、マッカーサー氏の発言を紹介しながら、
日本はいまだに、戦勝国が敗者を裁いた東京裁判の史観にとらわれている」などと発言し、侵略を否定した。
 
石原氏は、現行憲法については、「占領下で制定された」と強調。
サンフランシスコ講和条約を結んだ時、吉田茂元首相が破棄すべきだった、と主張した。
 
一方、橋下氏は、先の大戦は侵略戦争だったとの認識を示している。
敗戦国は、責任を引き受けながら、自由、民主などを重視する国家になるべきだ」と主張する。
 
慰安婦容認発言の幕引きを図るため、両氏は19日に会談。
従軍慰安婦に関する橋下氏の発言を、撤回する必要はないとの認識で一致した。
ただ、「侵略」の定義をめぐる歴史認識の溝は、埋まらずじまい。
党内結束を演出するため、党見解をまとめないことで一致するしかなかった。
 
トップ会談後も、両氏は持論の展開を止めない。
橋下氏は20日、記者団に、「僕自身は、敗戦国として侵略戦争だったということは認めていく。世代の違いもある」と指摘した。
 
維新は、3月に公表した党綱領で、現憲法を占領憲法と断じ、大幅改正を明記した。
ただ、石原氏が憲法破棄を主張するのに対して、橋下氏は「破棄は無理。法改正の必要がある」と指摘している。
 
もともと石原氏と橋下氏は、原発再稼働や環太平洋連携協定(TPP)など、重要な政策で意見の相違を抱えたまま、昨年の衆院選直前に、勢力拡大のため合流した。
歴史認識で、そのツケが噴き出している。
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女性の人権を尊重する政治を! 橋下発言に抗議する緊急院内集会

2013年05月22日 | 日本とわたし
レイバーネット日本より、記事を紹介させていただきます。
 
↓以下、転載はじめ

報告 : 女性の人権を尊重する政治を! 橋下発言に抗議する緊急院内集会



これまでも人権を無視した発言を繰り返してきた大阪の橋下徹市長に対して、もう我慢ならないと、
約400名の市民が5月22日、都内・参議院会館に結集し、謝罪と辞任を求めた。
平日の日中に、これだけの参加者が集まるということ自体、関心の強さと事の深刻さ、そして女性や男性の怒りの度合いを表している。




戦時中は「慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」「海兵隊の性的エネルギーを解消するためにもっと風俗業を活用するよう進言した」など、
たびかさなる橋下の暴言に、235団体が抗議の声をあげた。




韓国から元慰安婦のハルモニたちと全国平和行脚しているヤン・チンジャさん(写真下)は、
橋下が自分からは発言を撤回しないとコメントしたことから、ハルモニたちは体調を崩し、明後日に予定された面会も断念したいと話していることを明らかにした。
「撤回も謝罪もしないと言っている人に会ってあげる必要はない。会ったとしても、被害者の証言を聞く気も姿勢もない」と橋下を批判した。




ヤンさんやほかの女性権利団体の代表らは、公人としての橋下の人権侵害を糾弾する一方で、
その根本的な問題は、安倍晋三首相や現政権の歪曲した歴史認識だ、という考えを共有した。
ヤンさんは「トカゲのしっぽ切りで終わらないように、引き続き安倍政権の責任を追及していこう」と呼びかけた。

橋下の発言を聞いてから、眠れない夜が続いたという北原みのりさんは、
男性が性欲をコントロールできない生き物だと言い切る橋下のコメントに対して、
「男とはそういう生き物」と納得したりあきらめたりする社会の雰囲気があると指摘。
男性の本能にあぐらをかいている事実があり、日本はそれを文化として受容してきた社会」だと話した。
またこれに対して、男性こそが「余計なお世話だ。一緒にするな」となぜ怒りの声をあげないのかと疑問を投げた。




日本維新の会の西村眞吾議員においては、差別発言で党から除名されたにもかかわらず、
共同代表である石原慎太郎や橋下については、なんの処分もないことについても、大きな批判の声があがった。
公人による性差別をなくす会の代表は、国内で、特に政治家による差別発言が繰り返されるのは、それを罰する法律がないからだと指摘し、
立法に向けての運動強化と賛同を呼びかげた。
会は、石原が東京都知事を務めていた時代に、女性差別とあたる発言の撤回と謝罪を求めることを目的に結成された。

この「女性の人権を尊重する政治を!橋下発言に抗議する緊急院内集会」の終わりに、参加者一同が声明に賛同した。
声明は、橋下に対して、
差別発言の撤回と謝罪、辞職により多くの人々を傷つけ侮辱した責任をとるように求め、
日本政府に対しても、
国連人権条約にもとづいて公人による人権否定発言に反論し、差別と偏見を是正する責務を果たすことなどを求めている。(松元ちえ)


5/22参加者インタビュー(ユースト録画)
5/22院内集会全記録(ユースト録画)

↑以上、転載おわり


橋下氏のこの騒動で、あたふたしてる日本維新の会。
今度の選挙がやばいからと、女性局やの青年局やのを作るらしい。
そんなもん作ってなにすんの?
今までも、たいがい意見言うてきたのに、なんも聞かんかったくせに。
言葉のゴミ箱になるだけやん。

やることセコ過ぎ!
この問題がなんでここまで広がってるか、そもそも、党首である人間が言うたことはなんやったんか、
その世界観、人権に対する常識、歴史観を、自分らもいろいろ調べて検討しようやないかとは思わんのか?
あともうひとりの差別発言マシーンの爺さんのことも、問題やと思わんのか?

橋下氏も石原氏も、これを機会に、辞職しなはれ。
あんたらは揃いも揃て、市政や都政を振り回した挙げ句、思いつき事業で無駄金使て借金だらけにし、差別や無知からくる言葉で日本の品位を下げた。
充分とちゃう?
コメント (2)
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「こんな人間が社長を務める日本原子力発電!こんな人間が社長になれる日本原子力業界!」ど~ん!

2013年05月22日 | 日本とわたし
この↓右側の男は、もはや病気か……。
この男を支配してる世界には、いったいどんな常識が存在してるのか……。
恐ろしいまでの、なにがなんでも原発ありき!

この男がやむにやまれずしたことの異常さ。
それを公開する狂気。
こんな人間が社長を務める日本原子力発電。
こんな人間が社長になれる日本原子力業界。

日本から原子力発電という存在を無くさせる理由がまたひとつ増えた。


原電社長「落ち度ない」=個人宛て抗議、批判に反論-規制庁
【時事ドットコム】(2013/05/22-20:24)


原子力規制庁の桜田道夫審議官(左)に、公開質問状を手渡す、日本原子力発電の浜田康男社長=22日午後、東京都港区
 
日本原子力発電の浜田康男社長は22日、
敦賀原発2号機(福井県敦賀市)直下に活断層があるとの報告書をまとめた、専門家調査団のメンバー個人に、抗議文を出したことについて、

やむにやまれず出させていただいた。落ち度はなかった」と述べた。

活断層認定で規制委に、公開質問状を提出した後、取材に答えた。
 
これに先立ち、浜田社長と面会した原子力規制庁の桜田道夫審議官は、
原電が抗議の対象を専門家個人としたことを問題視し、「はき違えないでいただきたい」と注意した。

浜田社長は、「われわれが出したデータに基づかず推論されている」などと反論し、改めて調査団を批判した。

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「わてら、お金でなんでも言いまっせ!お金でなんでも言わせまっせ!」ど~ん!

2013年05月21日 | 日本とわたし
今朝、このニュースを見つけた。

「活断層ではない」敦賀原発で海外専門家らが発表 http://t.co/3RRIyOy4M9

「活断層ではない」。
敦賀原発を運営する、日本原子力発電側が反論です。

これは、日本原子力発電から調査依頼を受けた、日本人の学者を含む海外の地質学者らの専門家グループが、明らかにしたものです。
専門家らは、敦賀原発の地層を調査した結果、
原子力規制委員会の有識者会合が「原発の設計上、考慮しなければならない活断層だ」とした判断には根拠がなく、「活断層ではない」と発表しました。
さらに、最終的な判断を出すには、「日本原子力発電が7月にまとめる追加調査を待つべき」との見解を示しました。


そのすぐ後に、ツィッターで、TwitNoNukes主催の、元首都圏反原発連合のbcxxx氏が、そのニュースの中で伝えられた『専門家グループ』について明らかにしてくれた。

「日本原子力発電から調査依頼を受けた日本人の学者を含む海外の地質学者らの専門家グループが明らかにしたもの」…なりふり構わなくなってきたな。

金のために事実を曲げる学者なんていくらでも居る。

ほんとにカネとの戦いだね。もはや権力との戦いでさえなくなってきた。人間の責任感や良心や科学が、カネに負けるかどうか。

敦賀原発、海外専門家も検証…21日に結果公開
http://t.co/RnOGdb081T
これだな。

敦賀発電所敷地内破砕帯の評価に関する、外部レビューグループの合同会合における、中間的なとりまとめについて(日本原電コメント PDF)
http://t.co/WNt6TCzT3P

「日米の地質・地震等の専門家を中心とした、ScandPower Inc.社のグループと、
地質の専門家であるチャップマン教授をリーダーとした英国やニュージーランド等の専門家グループの、
2つのグループに委託し、評価及び助言をお願いしている」

日本原電の依頼を受けて、敦賀原発の活断層を否定する見解を出した、ScandPowerというノルウェーの企業について検索すると…。
http://t.co/baHgh5tW7k

ハルデン原子力研究事業の最大の実験施設である、Institutt for energiteknikk(IFE)の下請け会社であることがわかる。
おいおい、ノルウェーの原子力マフィアの一味じゃないの。

さらに、奥村晃史という日本人学者は、IAEA国際耐震安全センター科学委員会委員。
http://t.co/ziBkTJC67v

ケルビン・ベリマンという学者の所属する、GNSサイエンスというニュージーランドの企業も、IAEAと連携している。
http://t.co/ii7HSt9BjX

ピーター ・リックウッドという元ジャーナリストは、元IAEA の広報担当官で、Atomic Reportersという、カナダの非営利団体を設立。
「国際的な原子力問題の報道に対する、公平な立場からの支援を行っている」と。

ネットでちょろっと調べたらすぐにわかる、完全に世界の原子力ムラの御用学者・御用企業で固めた「外部レビューグループ」に、
「敦賀は安全です」と言わせてるわけだ。
これ、スキャンダルでしょ?
マスコミの人、把握してる?

脱原発派の政治家につながってる人は、伝えてください。

短期間で出してきたから、それなりのもんだろうとは思っていたけど、ここまであからさまだとは…。

敦賀原発:断層認定、専門家が批判 日本原電が独自委託
http://t.co/Ha1mPoXT51

「専門家は3月末に現地調査をしたが、非公開にした。専門家への報酬額は明らかにしていない」
調査内容も報酬額も非公開だってさ。
凄いわ。これが原子力マフィアか。

まだあるぞ。
地質の専門家だというNeil Chapmanという教授は、日本の原子力発電環境整備機構(NUMO)が、2009年に開いた国際会議に呼ばれている。
http://t.co/Rukbg5CbE4

さらに、Lloyd Cluffというネヴァダ大学の教授は、
日本機械学会が、2011年にDiablo Canyon原発で開いた、「原子力の安全規制の最適化に関する研究会」に出席している。
http://t.co/XzRWPu0tqp



田中龍作ジャーナル | 【日本原電・敦賀原発】 海外コンサル、わずか1日の現地調査で「活断層ではない」
http://t.co/tm8xFZBPNr


日本原電が業務委託した海外コンサル。左がSCANDPOWERのエプステイン氏、右隣がベリマン博士。=21日、港区 写真:田中龍作=

「敦賀原発(日本原電)の2号機直下に、活断層が走っている」と、調査団が報告した原子力規制委員会に対して、日本原電が巻き返しに出た。
海外のコンサル会社に依頼し、「活断層ではない」とする評価書をまとめ、原子力規制委員会に提出する予定だ。
 
同社はきょう午後、都内で記者会見を開いた。
木村仁取締役は、
「国内の専門家だけでなく、海外の専門家によるレビュー(評価)を頂戴して、信頼性の高い評価報告書としたい」と期待を込めた。

原子力規制委員会が、国内の専門家で固められていることへの当てつけでもある。

そのうえで「(2号機の真下にあるのは)活断層ではないという我々の知見は、認めてもらえなかった」と悔しさを露わにした。
原子力規制委員会の専門家委員個人あてに、抗議文を送りつけた会社だけのことはある。

日本原電が業務委託したのは、リスクマネジメント会社の「SCANDPOWER」(本社ノルウェー)と、英国シェフィールド大学のNeil Chapman教授をリーダーとする、地質関係の専門家グループ。

ケルビン・ベリマン博士(ニュージーランドGNSサイエンス)は、「活断層と断定する根拠はなかった」と強調する。
よほど詳しく調査したのかと思っていたら、そうではなかった。

筆者が「現場を見たのか?」と質問したところ、「見た」と答えるので、「何日間滞在したのか?」と聞くと、博士は「1日」。

地震大国日本にあって、活断層は原発再稼働を左右する極めて重要な要素だ。
その現地調査が、わずか1日というのだ。

博士が判断材料としているのは、日本原電が雇っている現地調査員からの説明だった。

筆者は呆れてものが言えなかった。
再稼働させたい一心の日本原電の調査員が、活断層につながるような答をするわけがない。


敷地内を走る浦底断層(太線)と破砕帯(斜線)。=写真:田中龍作=

ベリマン博士が、敦賀原発に関する事情をよく知らないことが、もろばれになる場面があった。
活断層についての取材歴が長い、明石昇二郎記者(フリーランス)が、次のような質問した時だ―

日本原電は、私の取材に対して、“浦底断層(※)は活断層ではない”と説明してきた。
(ところが)国のバックフィットを経て、“浦底が活断層である”と認めるようになった。
日本原電は30年間、地元住民に対して、“浦底は活断層ではない、死んだ断層だ”と言ってきた。
それは御存知か?


博士は「(2号機の真下を通る断層が)明らかに、活断層ではないことが示されている」と答えた。
明石記者が質問しているのは、浦底断層についてなのである。
博士は、当事者の日本原電が、「浦底は活断層」と認めていることを知らないようであった。

明石記者
日本の安全基準では、活断層を否定できない場合、安全側に判断する(稼働させない)という項目がある。それは御存知か?
 
博士
予防原則も確かに必要です。・・・(中略)原子炉近傍の断層であっても、安全であることは世界中で証明されている

博士は、クライアントの日本原電とも、すりあわせができていないことが明らかだった。
根拠らしきものは明確に示さず、「安全だ」を繰り返した

筆者が、ベリマン博士を追及していると、隣に座ったSCANDPOWERのエプステイン氏が、司会者に「巻き」を入れた。
さすが、リスクマネージャーと言ってしまえばそれまでだが、都合の悪いことは隠そうという姿勢がありありだ。
「卑怯な記者会見だ」と、筆者はマイクを握ったまま指摘した。

記者会見を通じて見えたものは、何としてでも原発を再稼働させたい、日本原電のなりふり構わぬ姿だった。



(※)浦底断層
敦賀原発敷地内を、南北に走る構造線(写真・太いタテ線)。
2号機真下を通る破砕帯(細い斜線)と交わる。
破砕帯についても、原子力規制委員会・調査団は、活断層との見解をまとめた。



で、この報道を、ついさっき見つけた。


敦賀「活断層」了承へ=22日報告、安全策議論-規制委
【時事ドットコム】2013/05/21-17:54 

原子力規制委員会の専門家調査団が、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)直下に活断層があるとの報告書をまとめたことを受け、
規制委は、22日の定例会合で、報告書について協議する。
規制委として、調査団の判断を了承する見通し。

原子力の規制当局が原発直下に活断層があると認定するのは初めて。



日本原電さん、悪あがきしまくって、金使いまくって、この結果。
浜田のおっさんも、木村のおっさんも、もう観念しなはれ。
あんたらは運が悪かってん。
無事にウハウハ金もろて、隠居してる人間とおんなじようにはいかんかってん。
けどな、刑務所に入れられてもおかしないねんで、あんたら。
金儲けで腐った頭では、研究に貢献する、やなんてこともできんやろ。
刑罰は、廃炉作業終身就業!




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命を数でしか考えてない、最低の人間の集まり⇒それが今のうつくしま自治体の現状!

2013年05月20日 | 日本とわたし
ブログ『日々雑感』の記事を紹介します。

非常に誤った、子どもを使った復興アピール。
今福島が抱えてる問題は、地震や津波で受けた被害だけとちゃう。
核をどないしてでも保有し、活用し続けたいというアメリカの狂た連中と、それにつけこみつけこまれた、日本の強欲モノらの狂気によって、
一党が何十年もの間権力を持ち続け、洗脳し、ごまかし、無責任の極みともいえる原発政策を強行し続けてきた結果の、原発重大事故によるおびただしい放射能汚染。

防災会議なんかしてる場合か!
防災の前に、事故処理ちゃうのか!
平成27年の3月には、事故原発はすっかり処理が完了し、放射能汚染はきれいさっぱり消えてんのか!
世界中から2000人もの子どもを集めて、その時にまた、万が一、おっきな地震が来て、事故原発に、他の原発に、重大な事故を起こしたら、
その子らの命の責任を、どないして取れると思てるのか?
自分の国の、自分の県の、自分の市や町や村の子どもの責任も取れんと、放ったらかしにしたままのおまえらに。

腐り切った政府はともかく、NPO法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、あんたらまでが足元から腐り始めてどないする!

「福島県の子どもたちは、原発事故の影響でつらい思いをしている。
こうしたイベントを県内で開催することは、有意義だ」

「世界の子どもたちが、本県についての情報を、正しく伝えてくれると期待している。
2000人が集まれば、効果は非常に大きい

原発事故の影響でつらい思いしてるよ。
元居た家に帰れん。
それまでの暮らしを根こそぎ奪われた。
放射能汚染に対する考え方が、友だちやら家族やらと違てる子は、思いと願いと恐怖がぐちゃぐちゃに入り交じった心を抱えてる。
親もへとへとに疲れてる。
自分にはなんにもできひん。

子ども支援法も、集団疎開も、2年と2ヵ月経っても叶わんこの非情で非道な国を、知らんふりして放っとく大人らに、
絶望してるよ。腹の底から。

「2000人が集まれば、効果は非常に大きい」

命を数でしか考えてない、最低の人間の集まり。それが今のうつくしま自治体の現状。


↓以下、転載はじめ

福島県が「福島は安全だ」と発信させるため、世界中のこども2000人を集める世界子ども会議開催 「2000人が集まれば、効果は非常に大きい」←道具かよ

本県で世界子ども会議 27年、190カ国から2000人超

政府は、平成27年3月に、本県などで開かれる国連防災世界会議の同時関連イベントとして、
防災をテーマにした、世界規模の「子ども会議」を、県内で開催する。
古屋圭司国土強靱(きょうじん)化担当相が19日、県庁で、佐藤雄平知事に伝えた。
国連加盟の約190カ国から、2000人以上の子どもの参加を見込んでいる。
東京電力福島第一原発事故からの、復興を目指す本県の現状を、正しく理解し、各国で発信してもらう。


■国連防災会議に合わせ

子ども会議は、初めての開催となり、県が会場を選定する。
政府は、県内各地の放射線量などのデータを伝え、各国とも10人以上、派遣するよう呼び掛ける。
対象とする年齢層は今後、検討する。
政府とNPO法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの共催になる。
 
会議では、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災した本県をjはじめ、世界の子どもが、防災についての考えを発表する。
意見は、各種の防災・減災計画に反映させる。
 
帰国後、子どもたちに、本県についての正しい情報を発信してもらい、原発事故による風評の払拭(ふっしょく)につなげる。

(中略)
 
古屋氏は、佐藤知事との会談後、報道陣に、
「福島県の子どもたちは、原発事故の影響でつらい思いをしている。
こうしたイベントを県内で開催することは、有意義だと佐藤知事に伝えた」と語った。

会談には、亀岡氏が同席した。

県関係者は「世界の子どもたちが、本県についての情報を、正しく伝えてくれると期待している。
2000人が集まれば、効果は非常に大きい」と歓迎している。



( 2013/05/20 09:19 )

http://www.minpo.jp/news/detail/201305208517


先週のニュースで、福島市立図書館や美術館の駐車場の土、1キロあたり43万ベクレル超。空間線量3.8マイクロシーベルト。立ち入り禁止にってあったよね。

福島の駐車場、土から高濃度セシウム 立ち入り禁止に



花壇に沿って線量の高い場所があります。近づかないで下さい」と呼びかける紙が張られ、
立ち入り禁止になった福島市立図書館・市公会堂の植え込み付近=7日、福島市松木町、本田雅和撮影

【本田雅和】
図書館や美術館などの公共施設がある、福島市内の敷地2カ所の駐車場の土を、NPO法人が採取し測定したところ、
最高で1キロあたり43万ベクレル超の高濃度の放射性セシウムが検出された。
空間放射線量も、高い地点で、住民の避難の目安を上回る毎時3・8マイクロシーベルトに達した。
連絡を受けた県と市は7日、現場を立ち入り禁止にした。
近く緊急に除染を行う。

NPO法人は「市民放射能測定所」(CRMS)。
付近住民の依頼で、4月29日から今月2日にかけ、採取と測定をした。

CRMSによると、
市立図書館や市公会堂がある市有地(同市松木町)の駐車場の3カ所で、土1キロあたり22万ベクレル以上、最高で43万3772ベクレルを検出。
県立図書館と県立美術館がある、県有地(同市森合)の駐車場の4カ所の土からも12万ベクレル以上、最高で28万9144ベクレルを検出した。
これらの地点の高さ1メートルの空間線量は、毎時0・6~3・8マイクロシーベルトだった。


http://www.asahi.com/national/update/0507/TKY201305070424.html

福島市立図書館の場所と、6月1日に開催される「東北六魂祭」の会場



除染しても数日で元通り。

駐車場の角なんかは、吹き溜まりが集まって高濃度になるんだろうね。




他にも、「東北六魂祭2013 福島」6月1日開催 パレード会場の線量1マイクロシーベルトってのもあったよね。

福島市の国道4号 『東北六魂祭』にむけ本格的な除染
2013年05月07日 12:00



6月の『東北六魂祭』まで、1か月を切り、会場となる福島市の国道4号では、きょうから本格的な除染が始まりました。
 
『東北六魂祭』は、東北6県を代表する祭りが一同に集まるもので、ことしは福島市で、来月1日、2日に開催されます。
除染は、パレードの会場となる国道4号で始まり、路肩の土砂などを、手作業で取り除きました。


 
周辺の線量は、毎時0.2から高いところで1マイクロシーベルト前後で、
福島河川国道事務所で、道路の舗装を全面張り替えるなどして、大幅な低減を目指します。
 
除染は、今月27日を目途に、完了したい考えです。

http://www.fct.co.jp/news/#201305072120055


いや~、子供を使えばなんでもイイ話になるね
☆(ゝω・)vキャピ

利用できるものはなんでも利用!(子供であろうと)
これ福島県行政の常識!
( ゜ω^ )v

力の入れどころ違うよね。

狂気☆(ゝω・)vキャピ
 
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ちいさな自然

2013年05月20日 | ひとりごと
ばんざ~い、ばんざ~い、とうとう双葉までこぎつけたゴーヤくん。ようがんばったなあ~。


写ってへんけど、そのすぐ横では、おっこらしょっと言いもって、まだ重たい頭を上げられんでいるゴーヤくんがいる。
がんばれよ~!応援してんねんからな~!


一方、居間の窓の向こうの、鳥さんから大ウケの、マークんちのプールカバーの水たまりには、毎日大勢のいろんな鳥が水浴びにやって来る。
意外なとこで、バードウォッチングができることになって、わたしは大喜び。

いっこもじっとしてくれへんから、ピントが合わへんこのチビッコさん。


おなかのストライプがすてき……誰なんやろう……。


この仔も小柄。


心配そうに見てるのは、おとうさんか旦那か。

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わたしといっしょに、日本への想いを演奏してくれる?

2013年05月19日 | 音楽とわたし
ヴァイオリンのサラと初合わせをした。
めちゃ心配してたとこも、とりあえずなんとかなりそう。

自分の中から出てきた音を五線譜に書き込み、それを演奏してもらう嬉し恥ずかしさ……。

「苦手なパターンや音域言うてくれたら、それは省くし」と言うと、めちゃウケた。

何回か合わせた後に、
「この曲のテーマの部分は、どんな気持ちで演奏したらいいの?」と聞かれた。
返事に詰まった。

日本を強烈に思い、考え続けた2年と2ヵ月。
その毎日の中でゆれたわたしの心。

怒り。悲しみ。悔しさ。驚き。混乱。願い。祈り。

何回も何回も食い入るように見た、震災と津波と原発事故前の、東北の美しい自然や子どもらの笑顔。

復興のしようのない、放射能に汚された市町村や山河、森や海。

くやしい。かなしい。

サラに説明した。

サラは、数年前に、岡山の小学校で英語を教えたことがある。
小さな村の子ども達の、可愛らしい姿をはっきりと覚えてると言う。

わたしといっしょに、日本への想いを演奏してくれる?

もちろん。

オーディションは来週の土曜日。

それまでに、できるとこまでがんばる。
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放射能に汚された挙げ句に、放射能やくざの環境省につけこまれた、鮫川村民の災難

2013年05月19日 | 日本とわたし
↓以下は、まっちゃんのブログに、先月掲載されていた記事。
読んですぐに、え?と思た。
あの鮫川村やんか。
あの、どうしようもない、環境省とズブズブの、自ら洗脳マシーンに頭突っ込んでった大樂村長の村やんか。
しかも、焼却場問題でもめにもめてるはずのとこやのに、なんやこれ?と

そこで、調べてみた。


福島県が8000Bq/kg以下の廃棄物を農産物の肥料として使い、農産物を販売する
2013-02-04

鮫川の「堆肥センター」稼働へ 原発影響で見合わせ

東京電力福島第1原発事故による放射能の影響で、稼働を見合わせていた鮫川村堆肥センターは、
今月(*注・2月のことです)下旬にも、稼働することが1日、分かった。

県から同日までに、稼働に必要な、産業廃棄物処理業の許可を得た。

村は、1キロ当たり8000ベクレル以下の、一般廃棄物の原料を使用し、

化学肥料を減らした農産物を販売することで、農家の所得向上、農業振興につなげたい考え。

村によると、同センターは、落ち葉や家畜の排せつ物、もみ殻などから、良質の堆肥を作る施設で、
循環型農業の基礎となる事業と位置付けている。

しかし、落ち葉などの一部から、暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたため、使用できず、稼働させることができなかった。
村は、原料に、放射性物質が付着していないかなどを検査し、安全を確保した上で、
この堆肥を使った、農産物のブランド化を目指す。

(2013年2月2日 福島民友ニュース)

ソース
http://www.minyu-net.com/news/news/0202/news7.html

↓そして以下は、その『堆肥センター』の稼働についてもう少し詳しく、ブログ『ベスト アンド ワースト』さんに書かれていた記事です。

■2013年2月下旬から再稼働開始!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2013年2月下旬までに、福島県鮫川(さめがわ)村堆肥センターが稼働することが明らかとなった。




同施設は、「バイオマス・ヴィレッジ構想」の中で推進されている。

堆肥センター」は、廃棄物を、「堆肥」に再利用できるようにする施設だ。

福島第一原発事故の影響で稼働を見合わせていたが、2月1日に、県から産業廃棄物処理業の許可が出たのである。

これにより、2月下旬にも、稼働が可能となる見通しだ。

「堆肥センター」では、
放射性物質8000ベクレル以下の廃棄物を使い「堆肥」を作り、ブランド化する構想であるという。

ちなみに、福島県の腐葉土は、最高で
23万ベクレルを超える状況となっていることが判明している。


(当サイト2月12日記事)

稲わらなども汚染されており、8000ベクレル以下という基準を設け、かき集めた廃棄物から出来上がった「堆肥」に、ブランド力があるだろうか?


■事業白紙撤回を求める要望書も
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「堆肥センター」の稼働する可能性が高まる中、地元住民は、事業の白紙撤回を求める要望書を、鮫川村に提出した。

鮫川村村長・大楽氏は、環境省を交え事業については再検討を行っていくと回答している。

事業化というが、福島県の放射性物質で汚染された廃棄物で作られた「堆肥」を、喜んで引き受ける生産事業者がいるのであろうか?



そして以下↓が、『NO MORE FUKUSHIMA 2011』に掲載されていた、仮設焼却炉問題の進展状況です。

鮫川村焼却施設問題

2013.05.19 記述

平成25年5月17日 青生野区民各位 仮設焼却炉設置工事の再開について 鮫川村長 大樂勝弘

http://abukma.up.seesaa.net/image/DSCF7005.JPG

焼却施設22日にも工事再開
http://www3.nhk.or.jp/fukushima/lnews/6054684171.html

以下上記より全文引用

放射性物質に汚染された稲わらなどを処理するため、鮫川村で建設が進められている焼却施設について、
環境省は、中断していた建設工事を、早ければ今月22日にも再開させる方針を決めました。

畜産が盛んな鮫川村では、原発事故の影響で、放射性物質に汚染された稲わらや牧草などの処理が課題になっていて、
環境省は、仮設の焼却炉の建設を、去年11月から進めています。

しかし、地元や、近隣の自治体の住民から、大気中に放射性物質が飛散するなどという反対の声が上がったため、
工事は今年2月から中断され、環境省と村が、住民向けの説明会を開いてきました。

その結果、おおむね地元の住民の理解が得られたとして、早ければ今月22日にも、建設工事を再開する方針を決めたということです。
工事は、およそ6週間で終了し、その後、地元の住民の監視のもとで、試運転が行われるということで、
環境省は、周辺の放射線量などについて、住民に丁寧に説明していきたいとしています。

鮫川村では、
汚染された稲わらや牧草を処理しないことには、放射性物質が取り除けず、農業、ひいては村が衰退する
理解を得られるよう、今後も真摯に説明を続けたい」としています。

引用終わり


その、真摯な説明会後に、大樂爺さんが言うたことにゃ、

「私がビックリしたのは、いわきの田人行って説明会やった時ね、い や~命がけだった。
説明会になんない。
反対の為の集会になっちゃった。
そんな説明会ならやんない方がいい。
せっかく皆さん、大変な貴重な時間を割いて来てくれるんだよね。
そんな思いが分かんないんだよ、ああいう人達には」


びっくりすんのはこっちやっ!

隣接するいわき市の水源地が、焼却炉のほん近くにあんねん!
反対すんのが当たり前やろっ!

この村長も辞めささなあかん!
どいつもこいつも、子どもの未来をぶっ壊そうとする奴は、みんなの手で、政治の舞台から引きずり降ろしてしまわなあかん!

腐ってしもたもんは元には戻らんのやから。
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「頭を冷やして考えてほしい。子どもに復興を考えさせることができる今の状態でしょうか」藤波心さん

2013年05月19日 | 日本とわたし
昨日は、当時12才やったセヴァンちゃんの、大人への訴えを聞いた。
そして今日は、16才の心ちゃんの、大人への問いかけを聞いた。

間違うた復興。
原発事故はまだ収束もしてない。
危機的な状況が続いてて、汚染も広がってる。
地震もまだまだ続いてて、ちょっと大きめのんがくるたんびに、まずあそこは大丈夫か、とヒヤッとする。
いざという時は、子どもたちの安全を確保するための、対策(マニュアル)が整備されてるんか?
今度はちゃんと避難できるんか?
現実をいったい、どれだけの人間が知ってるんやろ。
新聞もテレビも、近辺の市民にはもちろんのこと、日々起こってる、変化してる状況を、全国規模で伝えてるんか?

『経済復興ばかりが重視され、それに対して批判もせずに、
福島県自らが、大丈夫です、元気です、未来に向かって頑張っています、などと言ってしまっていることが、
世間の目を現実からそらさせ、子どもの対策を後回しにさせてしまっているということに、早く気付いてほしい』


『被害を小さく見せたり、目に見える復興ばかりをクローズアップし、
風評被害という言葉を真っ先に走らせたこの国の意図を見ずして、本質をとらえることはできません』


ここんとこ、思てても、はっきりと口に出せんかった。
言うてええんかな、と思たりした。
けど、心ちゃんに励まされた。

ふらふらしてる場合か!
泣け!怒れ!
こんなとこで子ども育てられるかって叫べ!


『測ってみっぺ!いわき 放射能測定引き受けます 不安な声を聞かせて下さい 安心に繋がる出会いになりますように……』ブログに掲載されていた、藤波心ちゃんのスピーチです。

間違った復興劇
2013.04.07

藤波心ちゃんのスピーチです。



2013年3月16日(土)錦町公園(宮城県仙台市青葉区)で開催された『福島原発­事故を忘れない 女川原発再稼働を許さない!3.16みやぎアクション』集会での藤波心さんのスピーチ­です。
途中、右翼の街宣車が近くを通ったので、思わずそちらを振り向いてしまい約4秒ほど映­像が乱れてしまっています。本当に申し訳ありません...。
撮影・編集:秋山理央


大人としての生き方が問われている今、どれだけそれを意識しながら生きることができるかと言ったら、

日々の忙しさの中でそこまで考える余裕がない、という声もあるかと思いますが、

それにしても、これでいいのかなと、思わずにはいられません。

現在の状況を見ていて、とても胸が痛むのは、間違った復興に加担することが、
結局は、大事な子どもたちの未来を守らないことを、助長させてしまっているのではないかということです。

原発事故は、まだ収束もしておらず、危機的な状況が続いているということ。

そして、トラブルが発生するたびに、私たちは、更なる危険に晒される可能性があるという状況である、ということ。

そういった現実を、きちんと広く市民に伝えて、最善の危機管理体制がとられ、

いざという時は、子どもたちの安全を確保するための、対策(マニュアル)が整備されているのでしょうか。

このような未曾有の出来事が起こりながら、トラブル隠しの体制はそのまま。

しかも、原発事故の責任追及もされないままの、ごまかしごまかしの国のやり方に、どこか慣らされてしまっているのではないでしょうか。

せめて子どもの未来についての最善の対策ぐらいは、国としての最優先事項として、真っ先に体制がつくられていくのであろう、という希望的観測は見事に破れ、

経済復興ばかりが重視され、それに対して批判もせずに、福島県自らが、大丈夫です、元気です、未来に向かって頑張っています、などと言ってしまっていることが、
世間の目を現実からそらさせ、子どもの対策を後回しにさせてしまっているということに、早く気付いてほしいと思うのです。


原発事故から、もう2年が経ちました。

なにも進まないこの状況に、声を上げるエネルギーも奪われ、このような声は特別なもののようになってしまい、
「まだ言っているの?」、「凄いね~」、などと言われることが多くなりました。

あの時、みんながひとつになり、そこでの出会いもたくさんありました。

しかし、今も同じように、同じ方向性で、子どもの未来を守るために、このままではいけないと声を上げるエネルギーは、残念ながらあまり存在はしていません。

本当にもう、みんな疲れてしまっているのです。

しかし、細々とでも伝え続けなければ、子どもたちの未来がどうなってしまうのかしらと、
この現実を前に、悲しい気持ちで過ごしている母親たちがここにいるということすら、消しさられてしまいます。

同じように思っている、ほかの母親たちの声を代弁する意味でも、こうして伝え続けたいと思っています。

福島はもう大丈夫。元気です、とアピールする流れに乗ってしまうことは、
本当はまだまだそのような状態ではない、子どもたちが守られていないのだということを、いくら私たちが伝えても、
それを隠してしまうことに繋がってしまうのではないですか?

未来に希望を抱くことは大事なことであり、元気に明るく前を向いて進んでいきたいという気持ちは、みな同じだと思います。

いつまでもそんなことばかりを言っていても、動いていかない、と言われてしまうかもしれません。

しかしそれは、あくまでも、きちんとした対策が取られてこそ、子どもの未来を守ってこそのことではないのでしょうか。

復興の邪魔をしたい訳ではありません。

共に未来を築いて行きたい、という思いは同じです。

しかしながら、それと同時に、きちんと対策を求めていかなければ、大事な子どもたちは守られないままです。

肝心なことが抜け落ちたまま、『子どもに恐怖心を与えることはよくない、不安なことばかり煽らないで』というバッシングは、
この事態の本質を見失っている、としか思えません。

子どもを持つ親の口からも、このような言葉が聞こえることがあり、事故後に、教育現場の対策の遅れを危惧して動き始めた時に、

『人はいつか死ぬんだから、今を楽しく過ごさせてやりたい。
交通事故に遭うことだってある。
今まで通りに部活を頑張らせたいのに、あなたたちが騒ぐことで練習の時間が削られてしまう。
心配なら出て行きなさい』という言葉を投げられたことがあります。

こういった考えの背景には、認識の差が存在するのだと思いますが、
まずは、目の前の我が子の安全を確保することを、最優先に対策を求めることすら、特別なことのようになってしまっている。

これが、この国の現実なのです。

この国は、しっかりと市民を守っていると思うのであれば、それは個人の捉え方なので自由ですが、

被害を小さく見せたり、目に見える復興ばかりをクローズアップし、風評被害という言葉を真っ先に走らせたこの国の意図を見ずして、本質をとらえることはできません。

それは、何を目的としているのか、そして、それにまんまと乗せられてしまうことによって、どういった事態を招くことになってしまったのか。

もう一度、原点に立ち返って、よく考える必要があるのだと思います。

無邪気な子どもたちに、明るく元気に未来への希望を語らせ、『復興』を語らせる場面を大人が作り、

そして、そういった場面は、メディアが積極的に捉え、さも復興が進んでいるかのようなパフォーマンスショーに力を注いでいる間にも、

子どもたちは、守られることなく、被曝を繰り返しています。

その復興は、本当に子どもの未来のためですか?

大人の都合による、こうあってほしいという方向付けや、アピールではありませんか?

リスクを最大限に抑えて、子どもの健康被害を出さないために、どんな対策をしたというのでしょうか。

具体的な対策を!と、様々なことを求め続けても、大丈夫大丈夫と、本気で向き合うこともされません。

どんなにアクションを重ねても、一向に前に進みません。

本当にそれでいいのでしょうか。

外部からの支援というのは、なんとかここの人たちに、再び元気に立ち上がってほしいという、そういったものだと思っています。

何を持って復興と言うのか。

どういった方向付けが、復興を支えることに繋がるのか。

ここの肝心なことを抑えなければならないのだと思います。

まずやらなければならないことは、子どもたちの未来を守ることであり、
経済を元気にすることと同時に、それができないのであれば、それは正しい方向性ではないと思います。

原発事故は収束しておらず、今も子どもたちが被曝しながら、ここに居る事実は存在しています。

大したことがないと、原発事故の影響を過小評価しなければ進まない『復興』を、子どもたちに語らせる場面が多々見られます。
それは、教育の現場でも普通にある場面で、何が子どもたちに求められているのかを、全て見ることはできません。

しかしそれは、あまりにも残酷なのではないでしょうか。

頭を冷やして考えてほしいと思います。

子どもに復興を考えさせることができる、今の状態でしょうか。

その前に、きちんと対策が取られていて、安全が確保されていますか?

あまりにも悲しい現実を見る場面が、ますます増えている日々。

正常な感覚を失わないためにも、しっかりとがっかりし、悲しみ、虚しさを味わうことも大事です。

このクレイジーに、慣れてしまってはならないと思います。

悲しいから悲しいと、今の状況を綴ります。

きちんと放射能のことを、原発のことを語り続けなければならない。

変な盛り上がりは異様です。

今こそ、しっかりと、タブーに向き合う時なのではないでしょうか。

そして、原発の話はちょっと……という、なにか後ろめたい感じの捉え方が、今尚存在することにも、違和感を覚えます。

ここは、原発事故によって、子どもの未来が危機に晒されてしまった所です。

私たちが大事にしてきた暮らしは、奪われてしまったのです。

それについて声を上げることは、当然のことであり、二度と同じことがあってはならないという思いは、むしろ、ずっとずっと持ち続けなければならないのではないのでしょうか。

どんなに時が経とうと、このような声は上げていく必要があると思っています。
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「なぜあなた方大人は、私たちにするなという事をしているんですか?」

2013年05月18日 | 日本とわたし
今からもう、20年も前に、リオ・デ・ジャネイロで開かれた『地球サミット』での、セヴァン・スズキさんのスピーチです。

わたしはこの言葉全部を、今の日本の政治家に、企業に、学者に、報道関係者に、そして大人全員に受け取ってもらいたいと思います。



こんにちは、セヴァン・スズキです。
エコを代表してお話しします。
エコというのは、子ども環境運動の略です。
カナダの12才から13才の子ども達の集まりで、世界を変えるためにがんばっています。
あなた方大人たちにも、生き方を変えていただくようお願いするために、自分たちで費用を貯めて、
カナダからブラジルまで、1万キロの旅をして来ました。

私の話には、ウラもオモテもありません。
環境運動をしているのは、私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとは違うんですから。
私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。
世界中の、飢えに苦しむ子どもたちのためです。
そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている、無数の動物たちのためです。

太陽のもとに出るのが、私は恐い。
オゾン層に穴が空いたから。
呼吸をすることさえ恐い。
空気にどんな毒が入っているか分からないから。

父とよく、バンクーバーで釣りをしたものです。
数年前、体中、ガンで冒された魚に出会うまで。
そして今、動植物が、毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。
それらはもう、永遠に戻ってはこないんです。
私の世代には夢があります。
いつか、野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを観ることです。
でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢を持つこともできなくなるのではないか?

あなた方は、私ぐらいの年の時に、そんなことを心配したことがありますか?
こんな大変なことが、ものすごい勢いで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるような、のんきな顔をしています。

まだ子どもの私には、この危機を救うのに、何をしたらいいのかはっきり分かりません。
でも、あなた方大人にも、知って欲しいんです。
あなた方も、解決策なんて持っていないことを。
オゾン層に空いた穴を、どうやって塞ぐのか、あなたは知らない。
死んだ川にどうやって、鮭を呼び戻すのか、あなたは知らない。
絶滅した動物を、どうやって生き返らせるのか、あなたは知らない。
そして、今や砂漠となってしまった場所に、森を蘇らせることは、あなたにはできない。

どうやって直すのかわからないのなら、壊し続けるのはもうやめてください。

あなた方は、政府や企業や団体の代表でしょう。
報道関係者や政治家かもしれない。
でもほんとうは、あなた方も、誰かの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじであるのです。
そしてあなた方の誰もが、誰かの子どもなんです。

私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが、同じ大きな家族の一員であることを知っています。
そうです、50億以上の人間からなる大家族。
実は、3千万種類の生物からなる大家族です。
国境や政府が、どんなに私たちを分け隔てようとしても、このことは変えようがありません。

私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、
ひとつの目標に向けて、心をひとつにして、行動しなければならないことを知っています。

私は怒っています。
でも、自分を見失ってはいません。
私は恐い。
でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れてはいません。
私の国でのムダ遣いは大変なものです。
買っては捨て、また買っては捨て、また買っては捨て……。
物を浪費し続ける北半球の国々は、南半球の国々と、富を分かち合おうとはしません。
物が有り余っているのに、私たちは自分の富を、ほんの少しでも手放すのが恐いんです。
カナダの私たちは、十分な食物と水と住まいを持つ、恵まれた生活をしています。
時計、自転車、コンピューター、テレビ……、私たちの持っている物を数え上げたら、何日もかかることでしょう。

2日前、ここブラジルで、ストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。
ひとりの子どもが、私たちにこう言いました。
「ぼくが金持ちだったらなあ。
もしそうなら、家の無い子すべてに、食べ物と着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに」
家も何も無いひとりの子どもが、分かち合うことを考えているのに、
すべてを持っている私たちが、こんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
これらの恵まれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭から離れません。
どこに生まれついたかによって、こんなにも人生が違ってしまう。
私が、リオの貧しい地域に住む子どものひとりだったかも。
ソマリアの飢えた子どもだったかも。
中東の戦争で犠牲になる子どもだったかも。
それとも、インドで乞食をしている子どもだったかもしれないんです。

私はまだ子どもだけど知っています。
もし、戦争のために使われているお金を全部、貧しさと環境問題を解決するために使えば、
この地球は、すばらしい星になるでしょう。

学校で、幼稚園でさえも、大人は私たちに、世の中でどう振る舞うかを教えてくれます。
・争いをしないこと。
・話し合いで解決すること。
・他人を尊重すること。
・散らかしたら、自分で片付けること。
・他の生き物を、むやみに傷つけないこと。
・分かち合うこと。
・欲張らないこと。

ではなぜ、あなた方は、私たちにするなという事をしているんですか?
忘れないでください。
なぜあなた方が、こうした会議に出席しているのか。
いったい誰のためにやっているのか。
それは、あなた方の子ども、つまり、私たちのためです。
あなた方は、こうした会議で、私たちがどんな世界に育ち、生きていくのかを決めているんです。

親たちはよく、「大丈夫、すべてうまくいくよ」と言って、子どもたちを慰めるものです。
「この世の終わりじゃあるまいし」とか、「できるだけのことはしているから」とか。

でも、大人たちはもう、こんな慰めの言葉さえ、使うことができなくなっているようです。
私たち子どもの未来を、真剣に考えたことがありますか?
父はいつも私に、不言実行、つまり、何を言うかではなく、何をするかでその人の値打ちが決まる、と言います。
あなた方大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。
あなた方はいつも、私たちを愛していると言いますよね。
けれども私は敢えて、このことを言わせてもらいます。
もしその言葉が本当なら、どうか、本当だということを、行動で示してください。

ありがとうございました。



彼女は9才の頃から、環境保護の活動をしていました。
この地球サミットのことを知って、そこに行って、子どもたちの考えていることを伝えないといけないと決心し、スピーチをしたのです。
その後もずっと、環境の問題に取り組んでいて、ユーチューブで検索すると、たくさんのビデオを観ることができます。

『未来は誰のものなのか?
若い世代の人たちや、子どもたちのものです。
その未来のために、私たちが行動に移さなければいけません。
自分たちで環境のことを学んで、環境問題について考える。
ひとりひとりがリーダーとなり、未来を切り開かなければいけません。
リオから15年かけて発見したことのひとつは、地域から学ぶことです。
解決策は、周りにこそ存在している。
私たちの周りにいる人々から、学ばなければなりません。
年配者や、食物を育てられる人や、自分で服を作ることができる人から、地域の経済に貢献する術を知っている人から、
周りの人から学ぶことはたくさんあります。
私たちが何をすべきか。
未来をどう変えられるか、見えてくると思います。
なぜこんなに、温暖化が進んでいるのか?
なぜこんなに、海が汚れているのか?
なぜ核の力は、私たちを脅かすのか?』

ここまでの言葉は、今から5年前の2008年に、北海道の洞爺湖で開かれたサミットに前後して録画されたものです。

そして、日本で何が起こっているのか、知る場所を作る、得る、行く。
この、世界規模の問題を、地域レベルで取り組む。


彼女のビジョンは、9才の頃からはっきりと明確にあり、それに向かって行動をし続けています。
今の日本の状態を見て、いったい彼女はどんなスピーチをするのやろう。
できたら彼女を国会に呼んで、トボケた老人や実年の政治家たちに、喝を入れてもらいたい、などと思いました。
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