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2011年導入!? 5重賞単勝式馬券

2009-11-23 23:15:51 | 競馬・一口馬主全般
遅ればせながら、18日にJRAが発表した5重賞単勝式馬券についての感想です。

ちなみに5重賞単勝式馬券とは、JRAが2011年から導入を検討している「異なる5レースの勝ち馬をすべて当てる」という新馬券のこと。詳細については未定のようですが、当初はインターネットによる投票のみで、もしも的中した場合の最高配当額は2億円が上限となるようです。

もしもこの馬券が導入されれば、その破壊力は3連単の比ではありませんから、いろいろな意味で注目されることは間違いないと思います。
ただし、そんな馬券がどんどん当たるはずもなく、該当5レースが全て18頭立てと仮定した時の的中確率は“188万9568分の1”だそうです。当たり前ですが『そんなに簡単には当たりませんよ』という馬券です。

JRAとしては、この馬券で新たなファンを開拓し、11年も続いている売上げ減少を食い止めるカンフル剤にしたいようですが、その点に関してはそれほどうまくいかないような気もします。
何故なら、高額配当でお客さんを呼ぶならば2億円では中途半端だし(もっと高額なものが他にあります)、ましてや競馬を知らない人にとって、わざわざインターネット投票の会員になって異なる5レースの勝ち馬を選ぶ作業なんて、面倒以外の何ものでもないと思えるからです。

まあ、それでも5頭の勝ち馬は自分で選べるのですから、今現在の競馬ファンにとっては楽しみが増えて嬉しいかもしれません。
どう考えても、2億円以上の高額配当が狙える他の種目(“宝くじ”や“totoBIG”など)に比べて、推理する楽しみや痺れるようなスリルが味わえるのは間違いないですから。
(例えば5レースのうち4レースの勝ち馬が的中していて、最後の5レース目の勝ち馬予想が1番人気の馬だったりしたら、心臓が飛び出そうになって応援するでしょう。)

かくいう私も競馬ファンですから、もしもこの馬券が発売されたら、きっと“宝くじを買うような気分で”この馬券を買ってしまうんでしょうね。
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勤労感謝の日と新嘗祭

2009-11-23 09:34:53 | その他
今日は“勤労感謝の日”です。
勤労感謝の日は、戦後制定された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」により、次のように定められています。

『11月23日 勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。』

子供の頃は休日になると、両親から『今日はこういう日だから休みなんだよ』と説明された記憶がありますが、勤労感謝の日は説明がピンと来ない休日のひとつでした。
おそらく、『働いている父親に感謝する日』という勘違いから、“父の日”とゴチャゴチャになっていたのかもしれませんし、『何で毎日働いているのにこの日だけ感謝するの?』という子供っぽい単純な疑問を持ったからかもしれません。

私の勘違いは別にしても、“勤労感謝の日”というのは、名前の語感そのものがあまり心に響きません。
これは、勤労感謝の日だけでなく国民の祝日全般に言えることかもしれませんが、そのネーミングがいかにも戦後の造語という印象で何となく違和感がありますし、そもそも『何故その日なのか』という説明ができない休日が多いですね。

それだけが理由ではないのでしょうが、最近は子供に休日の意味を説明する家庭も減ってきているのではないでしょうか。


11/23が勤労感謝の日になったのは戦後ですが、その起源が“新嘗祭(にいなめさい)”であることはよく知られています。
新嘗祭の歴史は古く、日本書紀にもその記述が見られますし、史実としての記録でも西暦667年(天武天皇6年)には新嘗祭が行われていたようです。

新嘗祭とは、『五穀豊穣に感謝し、天皇がその年の新穀を天神地祇に勧めて神を祀り、自らもそれを食す』行事のことで、我々日本人が農耕民族であり、穀物と共に生きてきた歴史を大切にする重要な祭祀のひとつです。

そういう、日本人にとってとても重要な行事ですから、今でも皇室(宮中)では新嘗祭が行われています。
言い方を変えれば、“皇室が日本人の伝統行事をしている日に、国民はそれと全く関係ない理由で休んでいる”という事になっているわけで、これはこれで『なんだかなぁ・・・』と思ってしまいます。
本来ならば祝日を決めるときに、新嘗祭の精神を生かしたまま、そこに“勤労感謝の気持ち”を盛り込んだ休日にするべきだったのかもしれません(もちろん、そういう案もあったようですが)。

それはさておき、新嘗祭が11/23になったのは明治6年、つまり、日本が旧暦から新暦へ変更をした年からです。
旧暦時代の新嘗祭は、“11月の中卯の日”に行われていましたが、暦が変更になった明治6年は、“11月中卯の日=11月23日”であったため、それ以降は11/23を新嘗祭としたようです。


とりとめなく書いてしまいましたが、“新嘗祭”の方が“勤労感謝の日”よりも長い歴史と深い意味があるし、そもそも名前そのものにも独特の風情があります。
“勤労感謝の日”というと味も素っ気もないですから、せめて休日の意味を子供達に説明するときには、働くことの大切さについてだけではなく、五穀豊穣を祈る日本人の気持ち、穀物に対する感謝の心を教えてあげるのも良いかも知れません。
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