【有馬記念】イクイノックスが圧巻の末脚でレース史上最少キャリアV!天皇賞・秋に続くG1連勝で現役最強の座へ:サンスポZBAT!
第67回有馬記念(3歳以上オープン、G1、芝2500メートル)は、クリストフ・ルメール騎手の1番人気イクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)が中団の外め追走から3~4コーナーを持ったままで回ると、直線でも圧巻の末脚を繰り出し優勝。前走の天皇賞・秋に続くG1連勝で現役最強の座に就いた。デビュー6戦目での戴冠は、同レースでの史上最少キャリアV。また、父キタサンブラック(2017年)との親子制覇となった。タイムは2分32秒4(良)。
2馬身半差の2着にはラストグランプリとなった福永祐一騎手のボルドグフーシュ(6番人気)、さらに1馬身半遅れた3着にエリザベス女王杯覇者ジェラルディーナ(3番人気)が入った。なお、2番人気のタイトルホルダーは9着に敗れた。
有馬記念を勝ったイクイノックスは、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイローという血統。通算成績は6戦4勝。重賞は21年東スポ杯2歳S(G2)、今年の天皇賞・秋(G1)に次いで3勝目。木村哲也調教師は有馬記念初勝利、C・ルメール騎手は05年ハーツクライ、16年サトノダイヤモンドに次いで3勝目。
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今日のイクイノックスは中団外めを追走し、勝負どころの3角過ぎから抜群の手応えで進出、不利のない外を回って直線に入った時点で『勝負アリ』と思わせるほどの強い競馬を見せてくれました。まあ、イクイノックスは本格化前の春先でも皐月賞、ダービーでともに2着と素質の高さは明らかだったわけですが、何と言いますか、天皇賞で逃げるパンサラッサを差し切ったことで、完全に馬も人(ルメール騎手)も自信をつけたように感じます。
しかし、3歳にして府中の2000mと中山の2500mという全く違う舞台でG1を連勝したのですから、これは(昨年のエフフォーリア同様)非常に価値が高いと思います。それに、あのキタサンブラックからこういう大物が出たというのも素晴らしいですし、明らかに成長力豊富な血統背景からも、来年以降の活躍が大いに期待できるでしょう!
パンサラッサに勝った馬という意味では、タイトルホルダーの9着は少し残念でした。馬体重476kgは宝塚記念と同じですから、見た目の調整はうまくいっていたはずですが、やはり、凱旋門賞のダメージが残っていたのか、思ったほどペースを上げて逃げることができませんでした。こう言っては何ですが、ひょっとしたらこの馬の力を最大限引き出すには、パンサラッサのような馬にペースを作ってもらい、その番手からレースを進めるカタチが良いのかもしれません。
密かに注目していた馬としては、昨年の秋、まさにイクイノックス同様に天皇賞、有馬記念を連勝したエフフォーリアが5着になりました。エフフォーリアは今年に入って大阪杯、宝塚記念を9、6着、そして今回が5着ですから、昨年の強さを思い起こすと物足りなさがあるのは確かです。ただ、今日は完調手前の状態の中でも頑張って掲示板を確保したわけですし、これで終わって欲しくないとの気持ちも含め、来年の巻き返しを期待したいと思います。
**2022/12/25中山11R 有馬記念(G1/芝2500m)・良**
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【阪神9R・万両賞】5番人気のテラステラが積極策で連勝 矢作調教師「力がないとできない芸当」 : スポーツ報知
12月24日の阪神9R・万両賞(2歳1勝クラス、芝1400メートル=9頭立て)は、5番人気のテラステラ(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎、父モーリス)が2番手から運ぶ積極策で、後続の差し脚を封じ押し切った。勝ち時計は1分21秒7(良)。
好発を決めると2番手を追走。直線も力強く伸びて残り100メートル付近で先頭に立つと、1番人気のペースセッティングの追い上げを首差しのいで先頭でゴールを駆け抜けた。「2着馬が強いのは分かっていたので、勝つならこれしかないと思っていました。馬も力をつけていますし、いい内容でした」と坂井瑠星騎手。矢作調教師も「あれ(2着馬)に勝てるんだから力がないとできない芸当。マイルも持ってくれるといいけど1200、1400メートル路線になるかな」と今後の見通しを明かした。次走は未定でひと息入れる予定。
矢作芳人調教師(左)と坂井瑠星騎手(カメラ・高橋由二)Photo by スポーツ報知
昨夜は祝杯を飲み過ぎました。。クリスマスイブだったし、今年の出資馬応援レースは昨日が最後でしたし、そんな中、テラステラもバスラットレオンもすごく頑張ってくれて嬉しかったので、つい…。
それはさて置き、今年も矢作先生、坂井瑠星騎手の師弟コンビには大変お世話になりました。昨日のテラステラの勝利も矢作先生と坂井騎手の作戦が見事にハマってのものでしたし、来年も、もっともっとお世話になりたいと、心からそう思いました。
その坂井騎手、相変わらずのイケメンぶりはさて置いて、テラステラの万両賞で今年の95勝目を飾り、区切りの100勝まであと五つに迫っています。シーズン中に海外遠征を挟んでいますので、95勝でも全然素晴らしい成績ながら、どうせならあと五つ勝って気分良く来年を迎えて欲しい。。ひとつ壁を乗り越えることが更なる飛躍につながるケースは多いですし、テラステラやバスラットレオン、キングエルメス、そしてこれからデビューする馬たちも、きっとそれを願っていると思うんですよね。
今日は中山でグランプリ・有馬記念が行われますが、今年は私の出資馬、広尾TC馬の出走がありませんし(当たり前ですけれど(^^;))、せっかくなので、阪神で6鞍に騎乗予定の坂井瑠星騎手に注目してみようかと思います。
ちなみに今日の坂井騎手は阪神3、4、6、7、11、12Rに騎乗馬がいて、そのいずれもがチャンスありといった情勢で…。6レースで5勝はさすがに厳しいかもしれませんが、ここで三つでも四つでも勝利を積み重ねれば、開催最終日に100勝達成だって夢ではないと思います。。いや、まさかの今日達成しちゃいました…もないとは言えないかもなぁ(^^)