【チューリップ賞】武豊モズメイメイがハナ差しのいで逃げ切る!重賞初Vで桜花賞切符奪取:サンスポZBAT!
第30回チューリップ賞(G2、3歳オープン、牝馬、芝・外1600m)は、武豊騎手の7番人気モズメイメイ(栗東・音無秀孝厩舎)が好スタートから先手を奪いゆったりとしたペースで逃げると、16頭を引き連れて勝負の直線へ。後続が押し寄せる中、最後にもうひと伸びして、後続の追撃をしのぎ切った。こぶし賞からの連勝で、桜花賞への最重要ステップレースを制した。タイムは1分34秒0(良)。なお、1番人気のドゥーラは後方から末脚不発で15着に敗れた。
チューリップ賞を勝ったモズメイメイは、父リアルインパクト、母インラグジュアリー、母の父Frankelという血統。通算成績は4戦3勝。重賞は初制覇。音無秀孝調教師はチューリップ賞初勝利、武豊騎手は88年シヨノロマン(オープン特別時代)、93年ベガ(オープン特別時代)、2006年アドマイヤキッス、13年クロフネサプライズ、21年メイケイエールに次いで6勝目。
-----
このところ海外競馬が熱すぎて、正直、日本の競馬がおろそかになっていたのですが、今日は桜花賞に向けた重要ステップレースのチューリップ賞が行われ、7番人気の伏兵モズメイメイがまんまと逃げ切り勝ちを収めました。
武豊騎手が刻んだペースは1000m通過が59.9秒とゆったりしたもので、広尾TCのアリシアンが逃げた8R(1勝クラス)の57.1秒と比べると、その遅さがわかろうというものです。(アリシアンは残念でしたが、さすがに速すぎたか…)
正直、こういう勝ち方だと本番への直結度という点で判断が難しくなりますが、そうは言っても重賞を勝ち切るのは難しいこと。。最後まで踏ん張ったモズメイメイは立派でしたし、中団前目の位置からハナ差2着に突っ込んだコナコーストの脚は目立っていましたから、上位2頭については本番でも警戒する必要があるのでしょう。
一方、阪神JF6着からここに出てきた1番人気のドゥーラは15着。。前半は馬群の中で動けず、直線で挟まれて大ブレーキを踏む不利がありましたので、この大敗は参考外で良いでしょう。こういう競馬を見てしまうと、基本的には前に行ける馬の方が安心できると思いますし、何なら(誰とは言いませんが)逃げて勝つのが一番イイと感じてしまいますね(^^ゞ
**2023/3/4中山11R チューリップ賞(G2/芝1600m)・良**
チューリップ賞【2023年3月4日阪神11R】出馬表、予想:競馬ラボ
ゴドルフィンマイルでバスラットレオンと対戦の可能性があったフェブラリーSの覇者・レモンポップの次走は、3/25ドバイ・メイダンのゴールデンシャヒーン(G1/ダ1200m)に決まったようです。
レモンポップさんとは武蔵野Sで対戦し、ゴール前でほんの僅か差されていますので、できれば早めに借りを返しておきたいところだったのですが、田中博先生に「G1馬に相応しいのはG1なので…」と言われてはグゥの音も出ません。
もしも本気でレモンポップに再戦を求めようとするならば、バスラットレオンも近いうちにG1を勝ち、お互いG1タイトルホルダーとして再戦するストーリーを作るしかなさそうですが、既に日本の枠を超えたチャレンジを続けているコチラとしては、そこまでこだわる話でもなさそうですし。。まあ、とりあえずレモンポップさんにはエリートパワーに先着してもらい、昨年の武蔵野Sの価値をさらに高めて頂きたいと思います。こちらとしては、(ライバルが減ったのは残念ですが)きっちりゴドルフィンマイルを連覇して、日本勢快進撃の気分を盛り上げておきますので!
ちなみにレモンポップさん、ゴールデンシャヒーンの鞍上はまだ調整中とのこと。田中博先生としては『坂井瑠星騎手が乗れたらなぁ…』なのでしょうが、さすがに今からそれはムリな気もしますし、ゴドルフィンさんが準備することになるんですかね?? もちろん、そんなこと私が心配する話じゃないんですけれど(^^ゞ
フェブラリーS覇者レモンポップ、ドバイゴールデンシャヒーン出走 鞍上は調整中:スポニチ Sponichi Annex
今年のフェブラリーSの覇者・レモンポップ(牡5=田中博、父レモンドロップキッド)は、ドバイゴールデンシャヒーン(3月25日、メイダン、G1、ダート1200メートル)に出走することになった。
田中博師は「以前から1200メートルは使ってみたい条件だった。国内で一つG1タイトルを獲ったので、チャレンジという形。馬の状態は問題ない。鞍上は調整中です」と語った。
レモンポップはドバイゴールデンシャヒーンへ 田中博師「G1馬にふさわしいのはG1」:サンスポZBAT!
フェブラリーSを制したレモンポップ(美・田中博、牡5)は次走、ドバイゴールデンシャヒーン(25日、メイダン、G1、ダ1200メートル)に挑戦することとなった。鞍上は調整中。同日のマイル戦、ゴドルフィンマイル(G2)も選択肢となっていたが「元々、スプリント能力を高く評価していましたし、G1馬にふさわしいのはG1ということもあって判断しました」とトレーナーは説明した。
広尾TC公式の『Online Racing Salon』が更新されました。
今回は歓喜に沸いたサウジカップデーの立役者である、バスラットレオンで1351ターフスプリントを勝った坂井瑠星騎手、パンサラッサでサウジカップを制した吉田豊騎手、そしてパンサラッサ担当池田康宏厩務員のインタビューです。
内容はそれぞれご確認頂ければと思いますが、こういう記事を読んでいると、一週間前に味わった緊張と興奮、そして深夜の絶叫と歓喜が思い出され、『あれは夢じゃなかったんだな』としみじみ実感できたりします。
25日にはパンサラッサがドバイワールドカップorターフ、バスラットレオンがゴドルフィンマイルに挑むことになりますが、両馬ともに昨年のドバイで勝利を飾り、その一年後に更なる有力馬として参戦することになったわけです。考えてみれば、一年前のあの勝利から歩み止めず、常にチャレンジし続けたことが素晴らしいと思いますし、世界が注目するビッグレースにディフェンディングチャンピオンとしてに挑めることが本当に誇らしく感じられます。
これは25日もまた勝利を信じ、気合を入れて応援しなきゃですねぇ(^^)
信は力なり!!! by 矢作芳人
Online Racing Salon Vol. 31 Hiroo no Reiwa パンサラッサの矢作厩舎担当厩務員、池田さんと共に:広尾サラブレッド倶楽部
Online Racing Salon Vol. 30 Hiroo no Reiwa サウジカップデー吉田豊騎手と共に:広尾サラブレッド倶楽部
Online Racing Salon Vol. 29 Hiroo no Reiwa サウジカップデー坂井瑠星騎手と共に:広尾サラブレッド倶楽部
フォーエヴァーユアーズ’21の競走馬名は「トゥジュール : Toujours」に正式決定。フランス語で“ずっと、永遠に”。息の長い活躍を期待しての命名となりました。
ジョイナスファーム在厩のトゥジュールは、現在は、おもに周回コースでハロン25秒ペースのキャンター2800mを消化しています。3月初旬の馬体重は470kgです。
◇稲村場長のコメント 「雰囲気は悪くないもののまだトモに緩さを残している分、前重心で走る感じですので、まずは体を起こすように促しながら動かしているところ。聞き分けが良く物覚えも良さそうですので、しっかりと教えていきたいですね。来週からは距離を延ばし、それから少しずつペースを上げていく予定で考えています」
-----
トゥジュールはフランス語で“ずっと、永遠に”という意味だそう。実は私も『永遠ネタ』の名前を応募していたので、作戦としては悪くなかったんですけれど、もしかしたらちょっとひねり過ぎだったかもしれません(^^;) まあ、せっかく同じ永遠つながりの名前になりましたので、勝手ながら命名者のつもりで応援したいと思います(^^ゞ
それはさて置き、ファンタストクラブからジョイナスファームに移動をして、走りについての印象を聞けるのは今回が初めてです。従って、「まだトモに緩さを残している分、前重心で走る感じ」というのも初耳なわけですが、こういう話を聞くと、育成途上であえて様々なプロの目で見て頂くことも大事なんだと気づかされます。
もちろん、全ての馬にそれができるわけではないでしょうが、トゥジュールについてはそのチャンスがもらえたのですから、これから先、ジョイナスファームでしっかり勉強し、強くなっていって欲しいと思います。
【ファンタストクラブ在厩時のトゥジュール:公式HP(2023/2/3更新)より】
デプロマトウショウ’21の競走馬名は「リヤンイヴェール : Lien Hiver」に正式決定。フランス語で“絆+冬”。父名および誕生月からの命名となりました。
チャンピオンヒルズ在厩のリヤンイヴェールは、おもに周回コースで軽いキャンター1500m、ウッドチップ坂路でハロン15~18秒ペース、またはフェルトダート坂路でハロン15~20秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。3月初旬の馬体重は512kgです。
◇畠山厩舎長のコメント 「調教を進めていくなかでトモに少しずつ力がつき始め、走りに軽さが出てきた様子。この分であれば春にグッと変わってくれるかもしれませんね。あわせて週3回のゲート練習も行っており、扉を見せてから通過させる形。こちらも問題なくこなしてくれています」
-----
まず、競争馬名がリヤンイヴェールに決まりました。なかなか響きが綺麗でシャレオツな名前なので、「リヤン」と「イヤン」を間違わないことだけに気を付けつつ、慎重に慣れていきたいと思います。
そんな中、引き続きトレーニングについては順調そのもの。終い15秒の坂路を重ねても馬体は減りませんし、「トモに少しずつ力がつき始め、走りに軽さが出てきた」とのコメントはもちろん、「春にグッと変わってくれるかもしれません」などと言われると、ついついリーズナブルな期待感が底なしの妄想へと変わってしまいそうです(^^;)
ちなみに改めて写真を見ると、まだまだ『鍛える余地あり』な印象はあるものの、ようやく以前のトモ高が解消されつつありますし、前後のバランスが整って見栄えがするようになってきたと思います。こういう馬にはあまり小さく固まって欲しくないですから、あまり早期デビューを意識し過ぎずに、あえてゆっくり進めて頂いてもOKです!
【チャンピオンヒルズ在厩のリヤンイヴェール:公式HP(2023/2/24更新)より】
シュウジデイファーム在厩のトリフィスは、現在は、おもにBTCの坂路でハロン15~20秒ペースのキャンター1~2本を消化しています。
◇石川代表のコメント 「右前の捌きについて、出掛けにまだ若干気になるところを残していますが、動かし始めれば大丈夫。ウォーミングアップを念入りに行ったうえで、徐々にペースを上げて乗り進めています。今は終い1ハロンのみ15秒程度まで伸ばしており、近々にも15-15を取り入れていけそうな状況です」
-----
前回(2/17)近況時に20~22秒程度だったキャンターが、僅か2週間で終い15秒まで進んでいます。以前も書いたことがありますが、本馬はやり出せば仕上りが早いタイプだと思いますし、(ボンドオブラヴと違って(^^;))スピード対応に不安がなく、「近々にも15-15を…」との目論見もきっと実現するだろうと思います。
ただ、やはり「右前の捌き」については気になりますし、今までトータルの調教量が足りていないのもまた事実。。一番まずいのは再び頓挫をしてしまうことなので、それだけは何としても避けて欲しいところです。
もちろん、そんなことは皆さん百も承知の上なので、私としては日々神さまに無事を祈るのみ。。馬体も増えていて(昨年末に470kg超え)かなり面白いところがありそうなだけに、栗東近郊への移動を楽しみにしたいと思います。
【シュウジデイファーム在厩のトリフィス:公式HP(2023/2/17更新)より】
シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「1本目に15-15、2本目に併せ馬で3F40秒を少し切るくらいで登坂。単走時や、相手に離されてしまうと集中力が途切れてしまうようなところはありますが、併走のままであれば、徐々に終いまで頑張れるようになりつつあります。引き続き、気持ちをかき立てながら後肢のパワーアップを図っていきたいですね」
-----
前回(2/17)近況あたりから、少しずつ走りが良くなってきたとの評価がもらえるようになり、今回も、「併走のままであれば徐々に終いまで頑張れるようになりつつある」と、以前よりだいぶ前向きなコメントがもらえました。
ただし、「気持ちをかき立てながら後肢のパワーアップを…」との表現を見ると、まだ心身に物足りなさがあるのも確かなようです。そのあたり、一朝一夕にいかないのは当然ですから、とにかく地道にトレーニングを継続するしかないですね。
この調子でトレーニングを積んでもらい、出来れば来月あたりには北海道から栗東近郊に移りたいところ。。そろそろ未勝利戦のお尻が気になり始める時季ですから、正直、多少の焦りは感じています(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴ:公式HP(2023/2/17更新)より】