テラステラがファルコンS(G3/芝1400m)に登録されました。
登録馬は18頭で、そのうち1勝クラスの格上挑戦が7頭という顔ぶれ。事前想定の段階から強敵では?と考えていたペースセッティング、カルロヴェローチェ、バグラダスは入っていますので、おそらくそのあたりとの争いになるでしょう。(小倉2歳S1番人気4着のプロトポロスは、骨盤付近(?)骨折のため出走回避、休養へ)
この時季の3歳戦は力量比較が難しいですが、テラステラ自身に関して言えば、万両賞後にチャンピオンヒルズでリフレッシュ&トレーニングをこなし、トレセン帰厩後の追い切りでも良い動きを見せています。当然ながら坂井騎手の継続騎乗も決まっていますので、万両賞時よりさらに上のパフォーマンスが見られるものと期待しています。
私はテラステラには古馬になってからも息の長い活躍を期待しており、3歳春に全てを賭ける必要はないと考えているものの、陣営がマイルカップ(5/7東京)出走を視野に入れているのは確かですし、どうせ出走するなら大きな期待とともに出走させてあげたいですからね。そう考えれば、ファルコンSは非常に重要なステップになりますので、現時点の実力をしっかり出し切り、次につながる内容を示し、何より元気に戻ってきて欲しいと思います!
**2023/3/18中京11R ファルコンステークス(G3/芝1400m)登録馬**
中日スポーツ賞ファルコンステークスの特別登録馬情報【2023年3月18日中京11R】:競馬ラボ
中山3R 3歳未勝利(ダ1800m)で11着となったセントアイヴスの関係者コメントです。
◇吉田豊騎手のコメント 「レースの形にはなっていますが、3着馬が上がっていった際にスーッと一緒について行けませんでした。ブリンカーやチークピーシズをつけてみるのも手かもしれません。競馬を使いながらでしょう」
◇中舘調教師のコメント 「もうちょっと絞れているかと思っていましたが、まだモコモコして前進気勢に欠ける感じ。今日は距離云々よりも少々重たかったですね。中間に色々あった件はクリアになっていたものの、結果的には仕上げては頓挫、仕上げては頓挫の繰り返しになったことが少なからず影響したものと思われます」
◆クラブのコメント 「前走と同じく498kgでの出走でしたが、目方ほど体が大きくは映らず、パドックなどでも気合い乗りがもうひとつ。中団につける競馬にはなったものの、終始ジョッキーに促されながらとなってしまい、最後はスピードを欠いてしまいました。なお、このあとは、「ブリンカーといった馬具の装着や長めの距離など、上がりの状態を見ながら次の手を考えていきたい」と調教師。今回の出走も糧にしつつ、前進を図っていきたいところです」
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レース直後は少し悲観的になりかけたのですが、考えてみれば、一戦ごとに進歩を見せて気がついたら綺麗に勝ち上がっている…みたいなケースの方が少ないですからね。特に、今回のセントアイヴスはフレグモーネだ腹痛だと、いろいろマイナス要因がありながらの調整でしたし、追い切りの良さがいきなり実戦で出せなくても致し方ない面はあるでしょう。
それに、パドックでも本馬場でも、何となく気合が足りない中でのレースですから、大敗=走る能力がないと決めつけてしまうのは可哀相かも。。いや、何もかも全て含めて『走る能力』だろ!というご意見は、『その時点を切り取って輪切りにした上での能力評価』としてはご尤もで、全く抵抗できない正論なれど、、です(^^;)
中館先生も「まだモコモコして前進気勢に欠ける、今日は重め残り」と仰っていますし、吉田豊騎手はブリンカーやチークピーシズを試す提案をしてくれています。それに、(レースの上りに問題がなければ)どうやら引き続き在厩のまま、様々な手を尽くして鍛えてくれるようですから、先にコチラがヘコタレるわけにはいきません!
うむ。。この諦め悪く応援する感じ、私としては、こういう空気感も大切にしていきたいと思いますm(_ _)m
中山3R 3歳未勝利(ダ1800m)に出走したセントアイヴスは11着でした。
【レース内容】ポンとゲートを出て無理せず中団の位置。スタートから1角までは今までで一番良いカタチで入れたと思います。向こう正面では時折気を抜くような素振りが見られ、吉田豊騎手が促しながらの追走となりましたが、3角手前から外を通って徐々に進出、位置を取りにいったあたりの走りは『もしや?』の希望を持たせるものでした。ただ、結果的には早めに仕掛けたことが響いたか、直線に入るとすぐに余力がなくなり、11着での入線となりました。
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頑張りましたけどねぇ…(^^;)
今日はスタートも良かったですし、道中のやる気(前進気勢)のなさは相変わらずも、可能性を感じさせる競馬のカタチになっていました。レース内容だけで言えば、過去2戦よりも全然良かったと思います。
ただ、積極的に上位をめざして仕掛けていったとは言え、最後に息切れして粘れなかったのは、現状の力不足を露呈したとも言えそうで、トータルの評価は難しいところ。。今はこういう経験を積むことの方が重要と考えることもできますが、中央で勝ち上がるとなると、まだまだ実力不足、もっと地力強化を図らなければダメそうです。
でも、良馬場で1分53秒8は今のセントアイヴスには厳しい時計ですよねぇ…。激しい叩き合いの末に同タイムで入線した上位3頭は強かったですし、ああいう馬に勝つとなると、正直、だいぶ時間が必要な気もします。
まあ、セントアイヴスだって、デビュー戦の1分58秒3から今日は2秒近く時計を詰めたわけです。着順は6→7→11着とだんだん悪くなっているものの、スタートや前半の走りなど良くなったところもありますから、着順だけを見て悲観せず、もちろん簡単に諦めずに応援していきます! (とりあえず、前向きになれる関係者コメントが欲しい(^^ゞ)
**2023/3/12中山3R 3歳未勝利(ダ1800m)・良**
サラ系3歳未勝利【2023年3月12日中山3R】出馬表、予想:競馬ラボ
ドバイワールドカップでパンサラッサのライバルとなるカントリーグラマーのキャンター調整の模様です。昨年の勝ち馬だけあって、グッと首を下げて駆ける姿からは独特の迫力、オーラのようなものを感じます。
COUNTRY GRAMMER ( USA ) as chilled as you like going around Meydan this morning under Umberto. pic.twitter.com/6JVRwCP3Cz
— John Nicholls (@JohnNico49) March 11, 2023
ちなみに、カントリーグラマーの『サウジカップ2着からドバイへ』というローテーションは一見すると昨年と全く同じですが、そもそもサウジカップが約9ヶ月ぶりの休み明けだった昨年と違い、今回は昨年7月以降、コンスタントに5戦を消化してからのサウジカップ→ドバイワールドカップですからね。その間、全てのレースで連対しているのはさすがですが、さらに上積みがある…という感じではないだろうとは思います。
でも、強い強いと思って見ると、やっぱり強そうに見えちゃいますね(^^;)
ところで、『米国やドバイのダートが日本のダートとは違う。向こうは泥、土のダートで日本は砂のダートだ』ということはよく知られているわけですが、単純な疑問として、何故、日本では国際標準のダートではなく砂のダートを採用しているのだろう? 国際化のためには日本も泥、土のダートに変更しては? と考える方も多いのではないでしょうか。
その答えはとても簡単でありまして、それは、雨が多い日本で泥、土のダートにすると水捌けが悪くてどうにもならないから…らしいです。考えてみれば、確かにサウジやドバイは日本と比べて格段に雨が少ないでしょうから、ダート競馬の本家アメリカの仕様に合わせることができますし、むしろそうなるのが自然な流れ。一方、日本でそれをやろうとすると、雨のたびに馬場がぐちゃぐちゃになるし表面が流れてしまうしで、例えば梅雨時などはマトモに競馬ができないのかもしれません(^^;)
改めてカントリーグラマーの動画を見ても、色からして日本のダートと違っていますし、脚の入り方はかなり浅いように感じます。ただ、希望的観測を含めて言わせてもらえば、パンサラッサはこういう馬場は嫌いじゃないんじゃないかとも思っていまして。。少なくとも、逃げ切るのがとても難しい東京芝2000mよりも、もともと逃げ先行有利のメイダンダート2000mの方が絶対にパンサラッサに合っているはず…と思うのですがどうでしょう(^^ゞ