ゴドルフィンマイルに出走したバスラットレオンは惜しくも4着でした。
【レース内容】スタートは互角。ウインカーネリアン、ロイヤルミューズ、アイソレートとのハナ争いは想定以上に激しくなり、結局、ハナを取りきったのはアイソレート。バスラットレオンが番手でウインカーネリアンが3番手という枠順どおりの並びになりました。その後も緩みないペースでレースは流れ、アイソレートに続いてバスラットレオンとウインカーネリアンが併せ馬のカタチで直線に入りましたが…。直線中ほどでアイソレートが後続を突き放す中、スタート直後の競り合いが響いたか、ゴール前で後方から追い込んだ馬に交わされ無念の4着となりました。
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よく頑張ってくれました!(^^)
連覇できなかったことは残念ですが、第一印象としては勝ったアイソレートがとても強い競馬をしたということ。。バスラットレオンとしては、外からダッシュよく飛び出したウインカーネリアンと競り合ったのが響いた面はあるでしょうが、それにしても、あれだけ離されてしまっては言い訳のしようがありません。
それでも、ウインカーネリアンが直線で力尽きる中、最後まで粘って4着を確保したのはバスラットレオンが強くなった証拠だと思います。矢作先生も、「よく頑張ってくれてありがたい。勝ち馬が強かった。一回の負けでどうこうなる馬ではないので、またチャレンジします」と仰っていましたし、前年覇者の面目は見事に保ってくれたと思います。
まあ、あえて言うならアイソレイトとウインカーネリアンが想像以上にハナっ速かったので、あれならウインと枠を逆にして3番手からでも良かったかな。。いやいや、そうなったらなったでまた違う展開になったでしょうし、今日は素直に勝ち馬を称えつつ、まずはバスラットが無事に日本に戻ってくるのを楽しみに待ちたいと思います。
今回の中東遠征で挙げた1351ターフスプリント・1着、ゴドルフィンマイル・4着の成績はマジで立派のひと言。正攻法の競馬をしてくれたことも良かったですし、また重賞、G1をめざして頑張るだけですね!本当にお疲れ様でした!!
このところ定番になっていた、『バスラットレオンでまず1勝』という日本馬祭りパターンを作れなかったのは申し訳ないですが、それはあとに続く強力日本馬勢にお任せするとして、私はワールドカップに向けて気持ちを作り直したいと思います(^^ゞ
【ゴドルフィンM】昨年覇者のバスラットレオンが日本馬最高の4着 矢作調教師「勝った馬が強かった」 : スポーツ報知
◆ゴドルフィンマイル・G2(3月25日、メイダン競馬場、ダート1600m)
【ドバイ(UAE)25日=松末守司】3頭出しの日本勢は勝利をつかむことができなかった。連覇がかかった昨年の覇者バスラットレオン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)は好位追走からゴール前で脚が鈍っての4着に敗れた。勝ったのは地元UAEのアイソレート(ガファリオン騎手)。
海外初挑戦のウインカーネリアン(牡6歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父スクリーンヒーロー)は6着、サウジアラビアG3から転戦したラウダシオン(牡6歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父リアルインパクト)は11着に敗れた。
矢作芳人調教師(バスラットレオン=4着)「勝った馬が強かったですね。理想は勝った馬のハナを叩くことだったけど、追いかけたぶん、4着になってしまいました」
【ドバイワールドC】「信は力なり」パンサラッサきっとやってくれる/池田厩務員:極ウマ・プレミアム
<パンサラッサ担当 池田厩務員のドバイ便り>
金曜日の朝はダートコースを1周、普通キャンターで行いました。動きは軽快で、状態はいいですね。その後は後肢のみレース用のスパイク蹄鉄(ていてつ)に打ち替えました。いよいよ本番が近づいてきたな、と士気が高まっています。
サウジからの転戦でしたが、ここまで本当に順調に来ました。いろいろな不安要素を考えるより、パンサラッサ自身がいつものレースをして持ち前の粘り腰を見せてくれると私は信じています。矢作先生のキャッチフレーズにもある「信は力なり」。この言葉を見ると気持ちが不安になりかけても、自然と勇気がわいてきて、それが自信に変わるんです。パンサラッサならやってくれる。私はそう思っています。
私の連載も5回目の今回が最後となりました。サウジC同様、日本時間では深夜遅い発走ですが、日本からの声援がパンサラッサの力になります。皆さん応援よろしくお願いします。(おわり)
◆池田康宏(いけだ・やすひろ)1958年(昭33)7月16日、大阪府生まれ。中学卒業後、栗東トレセン入り。松永善晴厩舎を経て矢作厩舎へ。昨年3月、パンサラッサで挑んだドバイターフが担当馬でのG1初制覇。今年の7月で定年を迎える。趣味は草野球、ゴルフ、カラオケ「五木ひろし」。
24日の朝、仕上がりに満足そうな池田厩務員とパンサラッサ(ご本人提供)Photo by 極ウマ
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あと数時間後にバスラットレオンのゴドルフィンマイル、そして日付をまたいでドバイワールドカップ。昼間はタイトルホルダーの圧勝劇に元気をもらえましたし、多少の昼寝なんぞをかまして私の体調もほぼ万全に…。
「日本からの声援がパンサラッサの力になります」との池田さんの言葉を待つまでもなく、今日は最初からフルスロットルで『念』を送り続けるつもりです。そのためにも、今夜は一切の晩酌はナシ!! 晩酌しない派の皆さんにとってはどうでもいい話でしょうが、何と言いますか、ちょっとしたことを我慢するだけでも気合の入り方が違ったりしますからね。
ここまで来たら、誰に何と言われようとも「信は力なり」。
不思議なもので自然と勇気がわいてきますし、「パンサラッサならやってくれる」と思えてきました( ・`ー・')キリッ
【日経賞】タイトルホルダーが8馬身差圧勝!47年ぶり史上2頭目の連覇:サンスポZBAT!
第71回日経賞(4歳以上オープン、G2、芝2500m)は、横山和生騎手の2番人気タイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎)が勝利。早々と先頭に立ってマイペースに持ち込むと、他馬が雨でぬかるんだ不良馬場で伸び悩む中、直線で一気に後続を引き離し8馬身差の圧勝劇を決めた。1975、76年のホワイトフォンテン以来、47年ぶり史上2頭目の連覇を達成した。タイムは2分36秒8(不良)。
昨年に続きボッケリーニ(5番人気)が2着に入り、ディアスティマ(7番人気)が2番手追走から粘って3着に入った。なお、昨年の菊花賞馬で1番人気の支持を集めたアスクビクターモアは、スタート出遅れが響き後方からのレースを余儀なくされ9着に敗れた。
日経賞を勝ったタイトルホルダーは、父ドゥラメンテ、母メーヴェ、母の父Motivatorという血統。通算成績は15戦7勝(うち海外1戦0勝)。重賞は2021年弥生賞ディープインパクト記念(G2)、菊花賞(G1)、22年日経賞(G2)、天皇賞・春(G1)、宝塚記念(G1)に次いで6勝目。栗田徹調教師、横山和生騎手ともに22年タイトルホルダーに次いで日経賞2勝目。
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ドロドロ馬場だった凱旋門賞での11着大敗、その影響が残っていたとしか思えない有馬記念の9着。でも、きちんと時間をかけて立て直せば、そりゃあ強いに決まってますよね。。昨年の宝塚記念、パンサラッサで対戦した実感としては、8馬身差の圧勝劇を見せられても、『こんなに強かったの?』みたいな驚きは感じません。
ただ、今日はアスクビクターモアが出遅れちゃいましたからね。展開的には内枠を引いたタイトルホルダーが前、アスクビクターモアはその外、やや後ろでマークするカタチを想定していましたが、この不良馬場で後方待機になってはアスクの良さは出ないかと…。それにしても負け過ぎ、との評価もあるかもしれませんが、まあ、今日のところは参考外でも良い気はします。(どんなレースでもスタートって大事ですね(^^;))
逆に、タイトルホルダーにとって良かったのは、前半でディアスティマが後ろからイイ感じにツツいてくれたことでしょうか。ペースが本当に緩んでしまうと後続勢も楽をしますし、ディアスティマのお陰でそうならず、地力の差が如実に出るレースに持ち込めたことが8馬身差につながったと思います。(この辺は、パンサラッサの福島記念や中山記念に通じる部分があるかも)
しかし、過去に対戦し、その強さを認めたライバルの復活は嬉しいものです。こんなに元気になっているなら、パンサラッサと一緒にドバイワールドカップに出て、海の向こうで雌雄を決するなんてのも面白かったかも… と、またまた勝手なことを考えてしまいますが、この勝利、この圧勝劇はパンサラッサに対するエールでもあるんじゃないかと思えてきました!
**2023/3/25中山11R 日経賞(G2/芝2500m)・不良**
日経賞【2023年3月25日中山11R】出馬表、予想:競馬ラボ
ドウデュースがレース前日に無念の出走取消…ドバイターフ:サンスポZBAT!
25日(日本時間26日未明)のG1ドバイターフ(UAEドバイ=メイダン競馬場、芝1800メートル)に出走投票をしていた昨年の日本ダービー馬ドウデュース(栗東・友道康夫厩舎、牡4歳)が24日、左前肢跛行のため出走取消となった。ドバイレーシングクラブが発表した。
ドウデュースは23日にダートコースでキャンター調教を行い、レース前日の24日も朝はトラックで軽めの調整をしたが、その後に問題が生じたものとみられる。主戦・武豊騎手(54)とのコンビで臨んだ前走の京都記念で鮮やかな復活Vを果たし、ブックメーカーでも1番人気に支持されるなど注目を集めていたが、無念のスクラッチとなった。
また、シリアーも右前肢跛行で取り消すことになり、ドバイターフは14頭立てで行われる。
◆友道康夫調教師「調教後に左腕節に違和感を認め、競馬に向けて進めておりましたが、将来のある馬なのでここは無理をせず、取り消すことを決断いたしました」
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京都記念を強過ぎる競馬で圧勝し、主要ブックメーカーでも1番人気に支持されるなど、ドバイターフ制覇に向けて視界良好と思われていただけに、昨日、『ドウデュース、左前跛行により出走回避』のニュースを見て驚きました。
人気、実力、条件は揃っていたはずで、陣営の無念を考えると胸が痛みますが、友道調教師も仰るとおり、無理をさせて何かがあったら取り返しがつきません。詳しい状況は分からないものの、取り消しの判断は致し方ないことでしょう。
しかし、こういうニュースを見てしまうと、予定通りにレースに出ること、そして無事にレースを終えて戻ってくることの大切さが身に沁みます。バスラットレオンもパンサラッサもとても元気で調子が良いと伝えられていますが、結果がどうあれ何事もなくレースを終えて、元気なまま日本に戻ってきてもらわないとイケマセンね。
ちなみに、ドバイワールドカップの主要ブックメーカーオッズを見ると、結局、パンサラッサはカントリーグラマー(米)、アルジールス(英)に続く3番手評価のままでした。オッズは7倍~9倍で上位2頭とはやや離れていますので、米英の強豪2頭を追う挑戦者の一番手、といった評価なのだと思います。
個人的には、本当にこんなオッズでイイならヨダレが出ちゃう感じですが、JRAの馬券はこんなオッズにはならないでしょうし、今日は馬券よりも応援に力を入れたいのであまり気になりません。
海外の皆さんが2000m戦でのパンサラッサの怖さを知らないのは仕方がないことですし…。でも、メイダンのダート2000mより数段逃げ切りが難しいとされる東京の芝2000mで、2kg軽いイクイノックスしか届かなかった事実を軽く見すぎな気もしますけど、まあ、こういう『難しいんじゃないの?』みたいな雰囲気の時にやってくれるのがパンサラッサですからね。
そもそもパンサラッサが1番人気になったのは11着に負けた師走Sの時だけ。。それを考えると益々期待が膨らみますが、とにかく自分の競馬をやり切って、再び世界の競馬ファンをアッと言わせて欲しいと思います!
ドバイワールドカップの主要ブックメーカーオッズ(netkeibaさんまとめ:2023/3/23)
栗東トレセン在厩のキングエルメスは、フレグモーネの治療と様子見が続けられています。
◇矢作調教師のコメント 「体温はもう平熱に戻っていますが、フレグモーネの影響もありますので、ここは大事を取って治療に専念したいところです。したがって来週のダービー卿チャレンジトロフィーへの出走は回避する方向で考えています」
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キングエルメスについて、矢作先生からダービー卿CT(4/1中山)出走回避の報告がありました。
本件については多分そうだろうと思っていましたし、正直、無理をしてまで使いたい条件でもありませんでしたから、『しっかり治してから仕切り直し』の判断はとてもありがたい気がします。
すでに体温は平熱とのことなので、何事もなければマイラーズC(4/23阪神)、仕切り直しで時間が掛かっても京王杯SC(5/13東京)には間に合いそうですし、こちらとしてもあまり焦らず見守っていきたいと思います。
ボンドオブラヴは、24日、ゲート試験に合格しています。
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先週18日にトレセンに入り、一週間後にゲート試験に合格してくれました。
これだけスンナリ合格できたのは、基本的な部分の調教が充分に積めていた証拠でしょうから、あとは走りの面でもしっかりアピールして欲しいと思います。(そこが問題になりそうな雰囲気ですけれど(^^;))
とにかくゲートに合格してくれたので、今回トレセンに入った最低限の目標はクリアできました。まだひと山ふた山あることは覚悟をしていますので、引き続き毎週の近況に注目していきたいと思います。