【テラステラ】ファルコンＳ一週前追い切り好感触！

栗東トレセン在厩のテラステラは、９日朝、Ｃウッドで追い切られています。

• 23.03.09　坂井瑠　栗ＣＷ良 7Ｆ　97.2-81.2-66.2-52.1-37.9-11.9(6) 馬ナリ余力
• 23.03.05　助　手　栗ＣＷ良 5Ｆ　72.5-56.3-41.1-13.3(5) 馬ナリ余力
• 23.03.02　助　手　栗東坂稍 1回　55.5-40.5-26.5-13.5 馬ナリ余力

◇荒木助手のコメント　「一週前となる今朝はコースでやりました。体つき、動きともに良好ですが、騎乗した坂井瑠星騎手によれば、『乗りやすいのがかえってどうか。短めの距離に向かうのであれば、もっと前進気勢があるくらいでもいい』とのこと。確かに乗りやすい感じはしますので、それが良いのか悪いのか…。もう少しグッグッとくるところがあってもいいのかもしれません。ただ、トモの感触にまだ緩さを感じさせるとはいえ状態は良さそうですし、動き自体はとても良かったですからね。来週３月１８日（土）中京１１Ｒ ファルコンＳ（Ｇ３・芝1400ｍ）に向けて、しっかり仕上げていきたいと思います。本番も坂井瑠星騎手を予定しています」

-----

ファルコンＳ（3/18中京）に向けた一週前追い切りは、栗東ＣＷを97.2-81.2-66.2-52.1-37.9-23.8-11.9秒となかなかの好時計。ステラリード産駒は調教駆けしないことも多いのですが、馬ナリでこの時計が出せるなら、どうやらテラステラは少し違うタイプなのかもしれません。（最近の栗東は坂路もＣＷも時計が出るので、以前の感覚とは違うのかな？）

ただ、坂井騎手が面白いコメントをしていて、「短いところに行くならもっとガツンと来る前進気勢があった方が良いかも…」とのこと。。確かに1200、1400ｍ専用機ならその方が良いかもしれず、調教と実戦の両方に跨っているジョッキーなりの感想だよな…と感心してしまいました。。いや、個人的にはテラステラがマイルをこなすのは当然、将来は中距離でも活躍できるのでは？と考えていますので、今回の坂井騎手のコメントは（ファルコンＳ適性を抜きにして）とても嬉しい内容でした(^^ゞ

ちなみに、現時点でファルコンＳに出てきそうな強敵としては、シンザン記念２着のペースセッティング（テラステラは万両賞で対戦済み）、小倉２歳Ｓ１番人気４着のプロトポロス、1800、2000ｍを使ったあとの白梅賞（1600ｍ）で強い逃げ切り勝ちをしたカルロヴェローチェ、出否未定ながら朝日杯ＦＳ５着のバグラダスあたりが挙げられます。

この時季の３歳馬は短期間で変わる可能性があり、そもそも力量比較が難しいのですが、もしもこのメンバーと互角にやれるようなら、（成長途上であっても）テラステラにかなりの実力がついてきた証拠になるでしょう。

まだまだ先が長い馬なので、あくまでファルコンＳは内容重視で応援するものの、そうは言っても着順だって良いに越したことはないですからね。再来週のドバイミーティングに良いイメージを持って臨むためにも、強い相手に臆することなく、しっかりした競馬をして帰ってきて欲しいと思います！（坂井騎手なのであまり心配していませんが(^^ゞ）

 

【2022/12/24阪神9R 万両賞（1勝C/芝1400ｍ）のテラステラ：公式HPより】

 

＊広尾ＴＣ様よりクラブ公式ＨＰ等からの情報転載許可を頂いています。

【セントアイヴス】どこまで変わった！？ 3/12中山3R・出走確定

セントアイヴスは、３月１２日中山３Ｒ ３歳未勝利（ダ1800ｍ）に吉田豊騎手で出走します。

• 23.03.08　調教師　美南Ｗ良 ５Ｆ　68.5-53.3-38.5-11.8(8) 馬ナリ余力
  アオイテン(三未勝)馬ナリの外0.4秒先行同入
• 23.03.03　調教師　美南Ｗ稍 ６Ｆ　85.6-68.7-54.0-39.2-11.9(9) Ｇ前仕掛け
  ジュンフシナ(三未勝)直強めの外0.3秒先行同入
• 23.02.23　調教師　美南Ｂ良 ６Ｆ　82.1-66.6-52.0-38.4-12.6(5) 一杯に追う

◇中舘調教師のコメント　「８日にウッドで３頭併せの外。終いを強めにやりましたが、以前よりも軽く動けるようになってきましたし、なかなか良かったですよ。フレグモーネや腹痛が後を引くようなことはなく、かえって馬は良くなってきたのではないかと思います。まだ時計や展開などの助けがほしいところではありますが、今の未勝利戦ならやれてもおかしくはないでしょう」

-----

セントアイヴスの出走が確定しました。水曜想定段階では除外の可能性もあったようですが、この時季の中山ダート1800ｍは番組が多く、結局、抽選にもならずに済んだようです。ただ、権利がないとかなり間隔をあけなければいけないのは確かなようで、今度のレースでは掲示板以上を最低限の目標にしたいところです。

追い切りに関しては、先週、今週と中舘先生自ら乗ってウッドでの併せ馬を消化。だいぶそれらしい時計が出るようになったものの、これだけで『今度は勝てそう…』とまでは言えない感じでしょうか。中館先生が「以前よりも軽く動けるようになってきた。なかなか良かった」とコメントしてくれたのは好材料ですが、まずは実戦でどこまでやれるか確認したいです。

まだ３月なので変に焦る必要はないですが、ボーっとしているとアッという間に時間が経ってしまいますので、追い切りで良くなりつつある走りを実戦で試すためにも、積極的なレースで勝負をして欲しいと思います。

広尾カラーの勝負服を着た吉田豊騎手といえば、今や世界でも有名な組み合わせ…。サウジカップとは格も賞金も全く違うレースながら、もしも勝ったら同等以上の感謝感激をしちゃうと思いますm(_ _)m

 

＊＊2023/3/12中山3R 3歳未勝利（ダ1800ｍ）出走馬＊＊

 

＊広尾ＴＣ様よりクラブ公式ＨＰ等からの情報転載許可を頂いています。

【キングエルメス】次走予定前倒し、4/1中山 ダービー卿ＣＴへ！

チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、おもに周回コースで軽いキャンター2000ｍ、フェルトダート坂路でハロン１７～２０秒ペースのキャンター１本を消化。週１～２回の速めを乗り込まれています。

◇小泉厩舎長のコメント　「右トモが良化した分、今度は左トモが若干気になりましたので、先週末にショックウェーブ放射を行いました。これで全体的な動きも良くなり、状態が一段上がった様子。８日朝は坂路を半マイル５６秒１で駆け上がり、しっかり動けていましたからね。調教師によれば、『それであれば、４月１日（土）中山１１Ｒ ダービー卿チャレンジトロフィー（Ｇ３・芝1600ｍ）を目指してみよう』ということになりました」

-----

もともとは、（リヤドダートスプリントの招待を蹴って）このタイミングでしっかり休む方針でしたが、マイラーズカップ（4/23阪神）とダービー卿ＣＴは３週間しか違いませんし、早めに中山コースに（前回遠征時ニューイヤーＳ・12着の）借りを返しておきたいですからね。それに、ダービー卿ＣＴはかつてブリッツェンで制した縁起の良い重賞でもあり(^^)

キングエルメスは２歳時にＧ２を勝っているものの、骨折休養明けで挑んだアーリントンカップ３着、マイルカップ６着以降はいろいろ苦労もありました。それが４歳になってようやく睦月Ｓを勝ち、改めて重賞制覇をめざす立場になったわけで、そう考えれば、ハンデＧ３のダービー卿ＣＴは『腕試しにうってつけのレース』なのかもしれません。

春の大目標である安田記念には、今年は結構なメンバーが集まりそうな雰囲気ですし、つれて賞金ボーダーがそれなりのレベルになる可能性が出てきました。その点、ダービー卿ＣＴなら、（安田記念の前に）適度な間隔で京王杯ＳＣ（5/13東京）を挟むこともできますし、この予定変更には『単なる前倒し』以上の意味がある気もしています。

ところで、バスラットレオンが勝った1351ターフスプリントのリプレイは、もう何度見したか分からないほどなのですが、何と言いますか、キングエルメスもすごく得意そうなレースだな…と感じています。

ダート適性に関してはまだ何ともながら、今後の展開次第では、来年はこの馬が『1351ターフスプリント→ゴドルフィンマイル』を担当し、さらに強くなりつつあるバスラットレオンがダートＧ１路線（例えばフェブラリーＳからゴールデンシャヒーン）を狙う、何ていう作戦もあるんじゃないかと妄想しています。サウジ→ドバイなら帯同馬の心配はないでしょうし、何ならパンサラッサが連覇をめざしている可能性だって…

すみません、調子に乗り過ぎましたm(_ _)m

 

【2023/1/21中京 睦月ステークス（OP/芝1600ｍ）でのキングエルメス：公式HPより】

 

＊広尾ＴＣ様よりクラブ公式ＨＰ等からの情報転載許可を頂いています。