◇小泉厩舎長のコメント 「いろいろと暑さ対策を行っていることもあるのかもしれませんが、当初の印象ほど夏に弱そうとか、簡単にバテる感じはありません。馬体もいつものフックラと丸みを帯びたものですし、日々元気に良い時のフォームで坂路を駆け上がっていますよ」
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バスラットレオンは引き続き良い状態をキープしているようです。
もちろん、そのあたりは日々の暑さ対策による部分が大きいのでしょうが、「当初の印象ほど夏に弱そうとか、簡単にバテる感じはない」とのコメントを見ると、バスラットレオンが本格化し、以前より心身が安定していることも要因の一つに思えます。
とは言え今回の休養はある程度の長さになりますし、これから秋までずっと好調というのも簡単ではないはずです。気候、天候はコントロールできませんし、細かいところでは日々臨機応変ま対応が求められるだろうなぁ…などと、勝手にいろいろ想像しています。。あ、チャンピオンヒルズの皆さんには、引き続きよろしくお願いするしかありません(^^ゞ
【2023/5/31浦和 さきたま杯(Jpn2/ダ1400m)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、今週もウォーキングマシン60分とケアが続けられています。
◇小泉厩舎長のコメント 「次のステップに進むには、中身の太さが落ち着いてこないといけません。もう2週間ほど待ったところで改めてエコー検査を行い、良化具合を窺っていこうかと思っています。暑い日が続きますが、心身ともにピシッといい意味での緊張感を持って元気にしてくれている様子です」
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「中身の太さが落ち着いてこないと」との表現はよく分かりませんが、おそらく、炎症が治まったかどうかは外から見たり触ったりするだけでは判断できず、内部の腫れ(?)を確認する必要がある、ということなのでしょう。
もちろん、種牡馬入りを目論むパンサラッサほどの馬を見切り発車させるわけにはいきませんから、日々のケアに加えてエコー検査などでしっかり確認頂ければと思います。
その上で、「心身ともにピシッといい意味での緊張感を持って元気にして」いるのはさすがです。
パンサラッサはもともと元気でタフな馬ではあるのですが、歳を重ねても気持ちの張りが全く衰えていないのは素晴らしいことですし、逃げ馬にとってはそれがとても大事だったりしますからね(^^)
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、引き続き、おもにウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回の15-15を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「半マイル15-15を継続していくなかでも夏バテする様子はなく、その兆候すら感じさせないことに正直驚いています。調教師によれば、『そのまま慎重に15-15の本数を重ねてみてください。当初は秋競馬の後半にならないと難しいかと思っていましたが、場合によっては少し早めの始動につなげていけるかもしれません』とのことでした」
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「15-15を継続していくなかでも夏バテする様子はなく、その兆候すら感じさせないことに正直驚いています」って、いやいや私も本当に驚いています。昨年などは夏バテどころじゃない状態が続き、結局、5月後半から休んで復帰したのは11月ですからね。それが、この猛暑の中でも元気に15-15をこなしているとは…。
こうなったらもう、是非とも早めの始動につなげて欲しいですし、それができるとしたら、悲願のオープン入りに向けてだいぶ風景が変わってくると思います。(’プライムラインも決して若くないですしね(^^ゞ)
さてどうでしょう、この体質改善(?)に去勢効果が含まれているとしたら、レースでのパフォーマンス向上や競走寿命の延伸など、他の去勢効果が表れても良いような…と、またまた都合良く考えてしまう私なのでしたm(_ _)m
吉澤ステーブル在厩のカグヤは、おもにダート直線コースや坂路でハロン17~20秒ペースのキャンターを消化。週1回、速めを乗り込まれています。
◇本田広報担当のコメント 「今週はダートで少し長めの半マイルから終い2Fは12秒台ラップでビシッと。最後はもう少し余裕がほしい印象でしたが、以前ほどムキにならずに走れているのは良い傾向だと思います。今後も適度に速めを織り交ぜながら、次に向けての態勢を整えていきたいですね」
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15-15の継続から、今週は終い12秒台までペースを上げているところを見ると、単に馬体を緩めないだけでなく、少しでもパワーアップを図ってラストチャンスにかけたい気持ちが表れているように感じます。
さらに、「以前ほどムキにならずに走れている」というのが、この休み中に精神的に成長したことの証だとしたら、これまでの戦績がウソのような結果を期待して良いのかもしれません。。というのが都合の良い『希望的観測』なのは承知していますが、ボンドオブラヴだってまさかの変わり身を見せてくれたわけですし…。(まだ勝ってませんがメリタテスだって)
とにかく、次走の札幌開催までに一つでも二つでもレベルアップを果たして欲しいと思います!
【2023/6/10函館2R 3歳未勝利(牝/ダ1700m)でのカグヤ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、試験騎乗を挟みながら、引き続き様子を見ています。
◇小泉厩舎長のコメント 「蹄が落ち着いてきましたので、周回コースにてハッキング2000mを乗り始めましたが、跨るとまた気にする素振りを見せることがありますね。これは爪自体がまだ燻っている状態にあること、加えて右前上部の捌きの硬さも影響しているものと思われます。目下はケアを続けつつ、乗ってはまた様子を見ての繰り返しによりフィットしてくるのを待ってあげるほかありません」
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時期が時期だけに、できるだけ早く態勢が整うように、試験騎乗で蹄の様子、反応を確かめてくれています。本来であれば、完治してから始動するのが確実ですし、そうできれば何の苦労もないのでしょうが…。
でも、考えてみれば、そういうギリギリの対応になるのは陣営が諦めていないからこそ。。概ねあと一ヶ月半で馬を仕上げて勝たせるのは非常に高いハードルでしょうが、陣営が諦めていないのにコチラが音をあげるわけにはいきませんからね。
トリフィスは乗り出せば仕上りは早いタイプですし、何とか今月中に普通に乗れる状態まで回復してくれたら…。引き続き一縷の望みを捨てずに見守りたいと思います。