ニューマーケットのロジャー・ヴァリアン厩舎(カールバーグステーブルズ)在厩のキングエルメスは、おもにニューマーケット調教場のウォーレンヒル(坂路)で調整されており、30日、デビッド・イーガン騎手を背に1400mの直線コースで軽く追い切る予定となっています。
◇荒木助手のコメント 「初めての経験、3歳馬ということもあり、バスラットレオンに比べると元気が出てくるまでに少々時間を要しましたが、ここにきてコンディションは上向き。こちらはすごく気候がいいですし、馬にとっても良い環境が整っているので助かっています」
◇矢作調教師のコメント 「7月9日イギリス・ニューマーケット ジュライC(G1・芝6F)へ。来週の月曜日が二次登録になりますが、コモンウェルスCの勝ち馬やプラチナジュビリーSの上位組が主だった相手になってくるかと思われます。フルゲート(20頭)割れする可能性がありそうですし、好天続きの予報で馬場が硬いと回避する馬も出てくるのではないでしょうか」
-----
おおおおおっ! Mishriffで有名なデビッド・イーガン騎手を「軽い追い切り」に使っちゃうなんて、なんて豪華で贅沢な話なんでしょうか。どうせならそのまま本番でも…何ていうことは全然考えませんが(キングエルメスには坂井騎手の方が良いと思いますので(^^))、いかにも欧州で調整中な感じがしてちょっと不思議な気分です。
それはさて置き、やや急仕上げに加えて初の海外遠征と心配なところがあったキングエルメスが「ここにきてコンディションが上向き」となり、少なくとも追い切りができる状態になってくれて良かったです。荒木助手のコメントにも「何とか間に合ってくれて良かった」といった雰囲気を感じますし、狙い通り8~9分程度の状態にはもっていけるだろうと思います。
その上で、「好天続きの予報で馬場が硬くなる」可能性があるのは非常にありがたいです。日本の馬場でしか走ったことがないキングエルメスにとって、1200mのG1で1分11秒とか12秒の馬場が歓迎とも思えず、パンパンの良で1分9秒台前半ぐらいのレースになってくれた方が全然走り易いと思いますので。。(オマケとしてコモンウェルスCの勝ち馬やプラチナジュビリーSの上位組が回避してくれたら…(^^ゞ)
いずれにしても、もうあと一週間ほどで本番です。本命はここを使ったあとのモーリスドゲスト賞(8/7仏ドーヴィル)かもしれませんが、ある程度やれるところを見せておかないといろいろ面倒ですからね。勝ち負け着順も重要ですが、まずはチャレンジャーらしい積極的な競馬で見せ場を作って欲しいです!
There's no mistaking our welcome guests from Japan in Newmarket. King Hermes leads Bathrat Leon towards the Al Bahathri as they prepare for their runs in the July Cup and Sussex Stakes respectively. Yoshito Yahagi's world tour continues. pic.twitter.com/D6MPtWMoZ4
— Emma Berry (@CollingsBerry) June 29, 2022
A few bits incoming from Newmarket this morning. Here’s Yoshito Yahagi’s King Hermes (July Cup) and Bathrat Leon (Sussex Stakes). Both did a steady canter on the Al Bahathri pic.twitter.com/M2stmEBZvm
— Maddy Playle (@mp_horseracing) June 29, 2022
【2022/5/8東京 NHKマイルカップ(G1/芝1600m)でのキングエルメス:公式HPより】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます