とりあえず一口馬主の楽しいこと

気合の出資馬応援と飲み食い! たま~に趣味の話題など。。(^^ゞ

広尾TC Racing Salon 7に書かれていた気になること!

2020-01-11 18:57:58 | イベント・募集馬検討
久し振りに、広尾TC・Racing Salonが更新されました。
今回のRacing Salonは広尾レース所有の繁殖牝馬を預かり、実質的に広尾TCの生産部門を担っておられる木村秀則さんとの対談記事でした。
思えば私も比較的長く広尾会員を続けており、その間、どっぷりと木村さんや牧場の皆さんにお世話になってきました。
昨年はお陰様でクレッシェンドラヴで重賞を勝つこともできましたし… という事もそうなのですが、展示会などでお邪魔をした時に心から歓迎して頂ける牧場の雰囲気、あのホームグラウンド感が非常に心地よいんですよね!(^^)

と、そういう話がしたかったのではなく…
今回のRacing Salonの中に、広尾TCに関する結構重要な情報が出ていましたので、それを取り上げてみたいと思います。
まず、クラブ的に重要なスイートマカロン'18とゼロカラノキセキ'19のセールストークについては、Racing Salon7の本文をご覧ください。。 いや、別にスルーとかではなく、特にゼロカラノキセキ'19は私の出資候補馬でもありますし、もちろん熟読させて頂きましたm(_ _)m
その上で、今回一番注目をしたのは以下の部分です。
---
米山:広尾TCの基本は生産です。いかにスーパーホースを生産するか、そこなんです。
米山:クレッシェンドラヴもそうですが、徐々に力をつけていき、古馬になっても活躍できる馬を生産することを目指しています。クラシックレースもそうなのですが、やはり力だけでなく運も必要とされ、競争率がかなり高い中で勝つことの難しさを痛感しています。
木村氏:理解出来ます。誰もがダービーを勝ちたいと思っていますが、やはり無事でいてくれること、そこが一番で、世代を超えて強い馬を作ることだと思います。
米山:はい、広尾TCはそこを目指しています。
---『Racing Salon Vol. 7 生産を基盤とすること、広尾TCの信念を支える木村秀則氏と共に』より抜粋

はい、そういうことなんですよね。
昔は一口馬主クラブを牧場系とバイヤー系に区別していましたが、最近は単純に二つに区分するのは無理なんですよね。
広尾TCは牧場中心に運営しているわけではないので明らかに牧場系ではないですし、自家所有繁殖牝馬による生産を基本として、「いかにスーパーホースを生産するか」を求めているとすれば、さすがにバイヤー系に区分するのも無理があるでしょう。

まあ、バイヤー系でスタートしたクラブが(クラブ所属で走った)牝馬を引退後も所有したまま繁殖にするのは良くある話ですし、出資会員としても、自分が出資をした牝馬の仔が何年か後に募集され、また出資や応援ができるのは嬉しいものですからね。
純粋な意味でのバイヤー系クラブであれば、どんなに素晴らしい活躍をした牝馬であっても、引退後はサッと売却して新たな募集馬の購入資金に充てるのが筋でしょうが、私はそこまで割り切って考えられたら逆に引いちゃうかも…
今となっては牧場系とかバイヤー系とかには関係なく、様々な角度から楽しめればイイんじゃないかと思います(^^ゞ

それから広尾TCは『牡馬ならダービー、牝馬なら桜花賞出走』みたいな分かりやすい目標ではなく、古馬になっても成長する、長く活躍できる馬づくりをめざしているとのことで、つまり、3歳春のクラシックは「(出られれば出たいけれど)力だけでなく運も必要とされ、競争率がかなり高いので…」と、本音ではそういうことなんですよね。
正直、ここは議論の余地ありだとは思いますが、まだ子どもと言って良い馬をバシバシ鍛え、早い時期から目一杯の競馬をさせるのはリスクもありますし、それをやろうとすればするほど大規模牧場系クラブとの差が出やすいところもあるでしょう。
でも、何世代かにわたって成長力のある馬づくりに取り組み、多少地味でも少しずつ上をめざす馬が増えてくれば…
一口馬主の楽しみ方は千差万別ですが、その路線でクレッシェンドラヴのような良い結果を出すことが出来れば、大手牧場系クラブとはひと味違った、地に足のついた魅力あるクラブになっていくのではないでしょうか。

クラブの方針や目標について私が是非を言う立場にはないですが、今回のRacing Salon7に書かれていた『広尾TCの基本は生産』、『めざすのはダービーではなく世代を超えて強い馬を作ること』については全く異論がありません。
新味を出すために他から馬を買ってくることは必要でしょうし、私も楽しいので今後も継続して欲しいのですが、『自家繁殖生産馬から長く楽しめる強い馬を出す』という気持ちは忘れないで頂きたいですし、結果として木村秀則牧場生産馬の益々の活躍を期待したいです。
その活躍馬が数世代を重ねてつくられたクラブゆかりの血統馬だったら… そして、世代を越えて自分が出資者として関わっていられたら… そりゃあ、ものすごく贅沢で楽しい遊びですよねぇ(^^)

しかしアレですね、新年の目標に『G1勝利』とか『15勝』を掲げるのも良いですが、こういう基本的な部分についてのメッセージをキチンと発信し続けるのも大切な気がします。(ええと、多分、大切なんじゃないかと…(^^;))
いや、別に偉そうなことを言いたいわけではなくて、私はこれからも広尾TCにお世話になるでしょうから、米山代表にも木村さんにも頑張って頂きたいですし、引き続きよろしくお願いします…ということなんです!
そのためにも、クレッシェンドラヴやディメンシオンは言うまでもなく、グランソヴァールやパンサラッサ、今年から来年にかけてデビューするであろうゴッドフロアー'18やステラリード'18、'19には是非とも無事に、息の長い活躍をして欲しいです(^^)


*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。

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6 Comments

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Unknown (Oz)
2020-01-11 19:18:52
そういう事です
『G1勝利』とか『15勝』とかぢゃなく

一日一善です
返信する
Unknown (Az)
2020-01-11 19:21:35
>Ozさん

えへへ(^^ゞ
何にせよ、自分のことは棚に上げなきゃ前に進めませんからっ!

という事で、一日一善です(^^)v
返信する
Unknown (アマシオ)
2020-01-12 07:30:59
それぞれの馬の得手不得手を理解してその馬の生きる道を見つけて貰って長く走ってもらえるのが一番かなと思います。
クラシック出走はオマケ気分です。
返信する
Unknown (Az)
2020-01-12 08:30:51
>アマシオさん

仰る通りですね。
JRA様の早熟馬第一主義は仕方がないところもあるでしょうが、それ一色になってしまうのは残念ですし…
クラシックはオマケ気分、時々は大きなオマケが欲しいけど、みたいな感じですかね(^^ゞ
返信する
Unknown (バージョンワン)
2020-01-12 10:08:28
修行が足りなく、木村さんの言葉に触れてスイートマカロン'18に出資してしまいました(^^;;

それは、それとして、倶楽部として目指すポジショニングの話は、非常に重要な話ですね。私は、1一口馬主としてGⅠやクラシックを獲りたく、ビッククラブに片足を足を突っ込むことを決めましたが、軸足を広尾に残しているのは、まさにこの部分でして。母親や兄弟みんな出資してるみたいな仔が、また今年もデビューして、1つ勝ってしぶとく活躍するみたいなのは理想です。そういう意味だと、クレッシェンドラブやディメンシオンは、オマケの部類でグランソヴァールみたいに愛着あって安くて活躍するみたいのが趣味として続けるには理想です。

まあ、倶楽部の戦略にまんまとハマって追加出資出資してしまった(^^;;というお話なんですが…
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Unknown (Az)
2020-01-12 10:40:42
>バージョンワンさん

NF系クラブでG1をめざすのも、違うスタンスで楽しむのも、面白い投資と考えるのも、どれもアリですよね。
自分のスタンスで、それぞれ楽しむのが一番だと思います。
ちなみに私は広尾スタイルを楽しみつつ、G1制覇と大儲けを少しだけ狙っています。
いや、ビッグクラブで広尾みたいな楽しみ方は出来ないですが、広尾にいてG1制覇と大儲けをめざすのは、可能性ゼロじゃないですから(^^ゞ
それはさて置き、スイートマカロン'18への出資は修業が足りないのではなく、長年の修業の成果とも言えるでしょう!
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