ハイアーラヴ’22
賢母が託した最後の夢、凛として愛らしくターフを駆け上がる。
◇牝1歳 鹿毛 2022.03.15生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:レイデオロ 母:ハイアーラヴ (母の父:Sadler's Wells)
◇美浦・田村康仁厩舎予定
◇販売総額 3,400万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:重賞2勝を誇るクレッシェンドラヴを世に送った母のラストクロップ。牝馬らしくスラリとシャープな体型をしており、サイズは半姉パーフェクトラヴと同じくやや小ぶりではあるものの、手先には軽さがあって走りも軽快。放牧地では大型馬に噛みつきにいくなど、この牝系の特徴ともいうべきテンションや信念の強さを窺わせている。きょうだいには持てる能力を発揮し切れずに引退を迎えた馬も多く、新たにレイデオロを父に迎えた本馬には、有終の美を飾る躍進を期待したいところ。賢兄クレッシェンドラヴ同様、ターゲットは芝の中距離あたりになりそうだ。
【様似木村牧場在厩のハイアーラヴ’22:公式HP(2023/6/2更新)より】
-----
注目馬の5頭目もかなり悩ましかったのですが、やはりこの馬、ハイアーラヴ’22にしました。
竹内さんが『広尾TCの王道をいく』と表現した血統構成(キングカメハメハ系×Sadler's Wells+Shirley Heights)に関しては文句なしですし、写真や動画を見てもとても綺麗で良い馬体をしていますから、本来であればもっと上位に位置付けるべき馬かもしれません。ただ、現状では小ぶりなサイズと思われること、薄手の馬体ゆえのパワー不足は気になります… と書いてみたものの、馬体に関しては今後の成長次第とも言えますからね。
ハイアーラヴ’22
基本的にミスペンバリーとハイアーラヴの仔は積極的に狙ってきた私ですから、この後に及んで22年産を回避する気はないのですが、唯一気になるポイントとして、(あくまで個人的に)田村先生との相性があまり良くないんですよね(^^;) いや、田村厩舎は活躍馬も出していますし、間違いなく優秀なわけですが、相性というのは如何ともしがたい部分なので…。
そんな理由だけでハイアーラヴ最後の仔を見逃して良いのか?と言われると微妙ですし、将来の母馬優先枠確保のために出資する価値だってあると思います。なので、本馬についてはもう少しじっくり考えてみたいと思いますm(_ _)m
最後にお値段についてですが、キズナの牡馬ボンドオブラヴが矢作厩舎で5700万円だったことを考えれば、レイデオロ牝馬で3400万円は『まあこんなもの』かなと。。広尾TCはポイントシステムがあるので一般的な値ごろ感との比較が難しいのですが、本馬のプロフィール、動画・写真の印象からすると、充分検討の範囲内だと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます