栗東トレセン在厩のテラステラは、16日、Cウッドを併せ馬で追い切られています。
- 22.11.16 助 手 栗CW良 7F 95.7-79.4-65.3-52.2-38.5-12.6(8) 一杯に追う
ホウオウアマゾン(古オープン)直強めの外0.9秒先行クビ遅れ
- 22.11.13 助 手 栗東坂良 1回 57.9-42.2-27.6-13.7 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「16日は攻めの調教。6F79秒台ですから、ある程度の負荷を掛けることができたのではないでしょうか。2歳で80秒を切ったら上出来ですし、なかなかの時計で走ってくれたと思います。普段からテンションが高く、もう少し落ち着いてくれればという思いもありますが、兄のカイザーノヴァやキングエルメスもそうでしたので、これはもう血統ですかね。元気が良いのは何よりでしょう。レースは来週11月26日(土)阪神3R 2歳未勝利(芝1400m)または、27日(日)阪神2R 2歳未勝利(芝1200m)を坂井瑠星騎手で予定。本馬の状態やメンバー構成を見て考えていきます」
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先週、11/10に栗東トレセンに帰厩して13日に坂路で時計、16日にはホウオウアマゾンとの併せ馬を行っています。入厩前にはチャンピオンヒルズで(フォーム調整を含めて)結構乗られていましたし、全体として『久々であっても次で決めるぞ!』という陣営の気合いが伝わる調整過程ではないでしょうか。
16日の追い切りに関しては、マイルCS出走馬のパートナーということで、あくまで主役はホウオウアマゾンだったと思います。それゆえ単純に良し悪しを評価するのは難しいのですが、JRAの調教動画を見る限りでは、テラステラが先行して大外を回り、かなり内を回ったホウオウアマゾンを直線中ほどまで待って出した時計が95.7-79.4-65.3-52.2-38.5-12.4-12.6秒ですから、これで不合格ってことはないだろうと思います。(鞍上が後ろを振り返り、アイツまだ来ないのかな??みたいになってました(^^;))
しかも、待ち過ぎたが故にいったんアッサリ交わされたあとに、改めて一杯に追われ、ゴール地点を過ぎてホウオウアマゾンを差し返すところまでやっていましたから…。それが当初から意図したものかどうかは別にして、上りが12.4-12.6秒と掛かっていることに関しては、あくまでホウオウアマゾンとの兼ね合いによるものと考えて良さそうです。
それに、そもそもの話として、2歳未勝利馬がG1出走馬の調教相手に指名され、あえて大外を回った4角からずっと『おいでおいで』をするなんて、基本的な『走る能力』に関しては相当高いレベルにあると考えたくなります。いや、矢作先生も「2歳で80秒を切ったら上出来、なかなかの時計で走ってくれた」と仰っているとおり、きっとそういう事なのだと思います。
もちろん、競馬はそれだけでは勝てないわけですが、気性を含めた幼さ解消は一週間や二週間でどうにかなる話ではありませんからね。。そこは時間の経過と神様にお願いするとして、まずは次走での勝ち上がりを祈りたいと思います。
その次走に関しては、「11月26日阪神3R 2歳未勝利(芝1400m)または、27日阪神2R 2歳未勝利(芝1200m)を坂井瑠星騎手で」とのこと。矢作先生が「本馬の状態やメンバー構成を見て考え」と仰っていますので、全てはお任せするしかないですが、個人的には1200mよりは1400mを使って欲しい気はします。
まあ、矢作先生も将来的には距離を延ばす方向で考えておられるでしょうから、あくまで『最初の1勝はとにかく勝ちやすいところを…』だとは思いますが、それにしても、できることならマイル(以上)を意識した路線を進んで欲しい気持ちもありますので、次走がそのキッカケになってくれたら嬉しいです。
【2022/8/6札幌5R 2歳新馬(芝1200m)でのテラステラ:公式HPより】
はい、楽しみです!
何だかんだと書いていますが、正直、仕上げに関してはあまり心配していません。
勝つに越したことはないですけれど、先はまだまだ長いですからね(^^ゞ
レース選択は手薄なところを見計らって考えてくれるでしょう。瑠星騎手は頼もしいですね。勝敗に関係なくレース後の彼のフィードバックはいつも的確です。
まずは無事に再デビューを迎えてほしいですね。楽しみです。
この感じ、普通は負けようがないくらいの勝負気配だと思います。
あとは最初から最後まで真面目に走ってくれたら…
矢作先生も、そこが心配なので短めの距離を考えておられるのかもしれませんね(^^;)
いやいや、とにかくバシッと決めてもらいましょう!
バシッと決めて欲しいですね!