とりあえず一口馬主の楽しいこと

気合の出資馬応援と飲み食い! たま~に趣味の話題など。。(^^ゞ

パンサラッサ:2023サウジカップ 1000万ドルの逃走劇!!

久しぶりの“桂花ラーメン”

2009-11-28 04:48:13 | うまいもの
昨夜、もう何年もご無沙汰していた『桂花ラーメン』に寄って来ました。

この店で私が食べていたのは、いつもこれ、『太肉麺(ターローめん)』です。


このラーメンを初めて食べたときは、『こんなラーメンもあるのか!』とビックリしましたが、最近はいろいろなラーメンに慣れてきているからでしょうか、久しぶりに食べてみると、“割りと普通の塩とんこつラーメンに近いかな”というイメージです。
ただ、太肉麺の場合は、濃い目に味付けされた角煮のタレがスープに少し混ざってくるので、微妙な香ばしさがプラスされています。(やっぱり美味しいですね。)

そして、こちらが麺です。


少し粉っぽくてモチッとした食感がある独特の麺です。
個人の好みがハッキリ分かれるタイプだと思いますが、私はこういうのが結構好きなんですよね。


改めて思いましたが、私は、なんだか少し懐かしい感じがするここのラーメンが好きなんですね。
今日は昔ほど混雑もしていなかったし、店によっては『味が落ちた』という噂も聞いているのですが、これからもたまに食べたくなることがあるでしょうから、何とか元気を出して頑張って欲しいと思います。

桂花ラーメン 新宿ふあんてん
新宿区新宿3丁目21-4  第2サンパークビル B1F
03 (3350) 6771
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やはり課題は精神面 ステラリード

2009-11-27 06:51:54 | 殿堂馬
栗東トレセン在厩のステラリードは、引き続き12/13(日)阪神JFに向けた調教をこなしています。

日高助手のコメント(抜粋)です。
「馬場入りの際にどうしてもゴネる感じになってしまいます。ただ、走りだせば真面目なので、事前に予定している稽古は積むことができています。飼葉も食べていますし、ここまでは順調にきていると言ってよいでしょう。来週はデムーロ騎手に跨ってもらう予定です。」

09.11.26  助手  栗CW良  55.9  40.4  13.1  4  馬なり余力
09.11.21  助手  栗東P良  5F  75.1  59.5  44.7  15.0  8  馬なり余力


まだ調教内容は軽めのものなので、動き自体は次週の一週前追い切りを見ての判断になると思います。デムーロ騎手の感想なども聞けるとよいのですが、とにかく情報を待ちたいと思います。

そして、なんといっても課題は精神面。これは、阪神JFに向けてということだけでなく、来春以降の事を考えても、もう少し落ち着いて調教やレースに向かえるようになってくれないと気が気ではありません。

テンションの問題では大先輩のアルシラートいますが、彼ほどではないにしろ、馬場入りに危険が伴うようなことになってくると厄介です。もちろん、我々は何もできないので、何とか少しずつでもおしとやかな女性になってくれる事を願うばかりです。


まあ、いろいろな課題を抱えてはいますが、考えてみるとG1の舞台に立てるということ自体が素晴らしいことです。ここは原点に戻って、“我々出資者をそういう舞台へ連れていってくれるステラリードに感謝をしつつ応援する”、ということにしたいと思います。

当たり前ですが、一番大事なのは、『とにかく無事に!』ということですね。


【8/9函館2歳S優勝時のステラリード(縁起モノです):公式HPより】
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こちらも順調! バシレウス

2009-11-27 00:36:50 | 引退馬
美浦トレセン在厩のバシレウスは、同厩舎のG1ホース、JC出走のマイネルキッツとの併せ馬を消化しています。

椎本助手のコメント(抜粋)です。
「格上馬が相手ですのである程度テンから行く格好に。追った分だけはしっかりと伸びてくれるところをみると、スタミナはありそうですね。後方の物音を気にするため、今日はメンコを装着しての稽古となりました。予定通り、来週12/5(土)葉牡丹賞に向かいます。」

09.11.25  助手  美南P良  5F  68.2  54.0  39.5  12.9  7  G前仕掛け
       マイネルキッツ(古オープン)馬なりの外先行0.2秒遅れ
09.11.22  助手  美南P良  58.2  43.2  14.8  7  馬なり余力


今週はマイネルキッツとの併せ馬ですから、GCなどで何度も放映されることになりますね。(一般の方は、マイネルキッツの相手がどんな馬かはあまり気にしないかもしれませんが、0.2秒遅れているその馬がバシレウスです!)

さすがに2歳のこの時期にG1馬との稽古ですから、ある程度の遅れは仕方がありません。それでも終い強めに追われると、一旦離されかけた相手(マイネルキッツ)に食らいついていきましたから、調教の内容としてはなかなか良かったと思います。

前走のいちょうSがそうだったように、今のところはビュッと切れる脚が使えるタイプではありませんが、ジワジワと伸びてくるしぶとさはありそうですし、距離が延びる次走はとても楽しみだと思います。


【11/25 トレセンでのバシレウス:公式HPより】
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こんなに変わるものなのか ブリッツェン

2009-11-26 23:51:40 | 殿堂馬
美浦トレセン在厩のブリッツェンは、ウッドコースで併せ一杯のハードな調教をこなしています。

島田厩務員のコメント(抜粋)です。
「現時点ではまだちょっと太めですが、胸前などが逞しくなってきたように、だいぶ充実してきています。レースは来週12/6(日)2009ゴールデンホイップトロフィーから登録。出られるとなれば、やはり内枠がいいでしょうね。パドックでお客さんに対して敏感なところがある馬。肉体面同様、精神面にも成長が欲しいところです。」

09.11.25  助手  美南W重  5F  66.9  51.8  38.0  13.1  9 一杯に追う
       モンテアルベルト(古1000万)一杯の外先行同入
09.11.22  助手  美南W良  53.6  39.7  12.7  6  馬なり余力


広尾TCHPの調教動画を見ましたが、我が出資馬ながら感心してしまいました。
馬場の大外をビッシリ併せ馬で一杯の調教。動きも気合も充分で、春先とは見違えるような大人の馬になっています。(夏と比べても段違いです。こんなに短期間でガラッと変わることがあるんですね。)

しかも、あんなに増えなかった馬体重が、今は488kgで「やや太め」だというのですから頼もしい限りです。
もちろん、島田厩務員の言うとおり精神面に課題を抱えていたりはするのでしょうから、「これで次も連勝」というほど甘くはないと思いますが、ここ数ヶ月の成長を見ていると、今後の活躍に大きな期待をしてしまいます。

こりゃあ、ひょっとするとひょっとするかもしれませんよ。
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乗馬クラブ “クレイン京都” タイキヴァンベール

2009-11-26 06:32:56 | 殿堂馬
一昨日、カングーさんという方から当ブログに連絡を頂きました。
内容は、私がかつて出資していたタイキヴァンベールの消息をお知らせ頂くもので、私にとっては驚きとともに大変にありがたい連絡でした。

タイキヴァンベールは2歳から9歳まで47戦を走って6勝と、その成績もさることながら、私にとって長い期間を共に過ごしたとても思い入れのある出資馬です。
クラシック出走を目指した2歳時、成績が頭打ちになった後のダートへの路線変更と突然の本格化など、思い出を挙げればキリがありませんが、いま、一番心に残っているのは、やはり8歳、9歳時のどんなときでも後方から愚直に追い込んでくるけなげな姿でしょうか。


そのタイキヴァンベールがいる場所というのは、“クレイン京都”という乗馬クラブだそうです。
さっそくHP(http://www.uma-crane.com/map/kyoto.html)をのぞいて見ましたが、ページ自体も綺麗ですし、紹介されている施設なども充実していて、素人の私でも『乗馬もいいなぁ・・・』などと思ってしまう、とても良いクラブのように思いました。(“クレイン”は京都だけでなく全国各地30箇所に展開している大きなクラブのようです。)

こんな素晴らしい場所で、これから第二の馬生を送れるヴァンベールはとても幸せだと思います。
これは、ヴァンベールにとってはせっかく頂いたチャンスですから、これから多くの会員の方々に喜んで頂くためにも、きちんと仕事のできる立派な乗馬にならなければいけませんね。

そういう意味では、ヴァンベールはとても良い乗馬になる素質を持っていると思います(決して贔屓目ではなく・・・)。あの白い馬体はきっとクラブの中でも見栄えがすると思いますし、カリカリするところがないおっとりした性格も乗馬向きだと思います。
(会員の皆さん、よろしくお願いします!・・・って、聞いていないとは思いますが。)


京都は決して近くはありませんが、こんなかたちで居どころが判ったのも何かの縁です。いつの日にか、機会を作って立派な乗馬になったヴァンベールの姿を見てみたいですし、そうできたら最高です!
(ふと思うと、ヴァンベールが近くの乗馬クラブにいる事を知ったら、入会しちゃっていたかもしれませんね・・・。)


最後に、お知らせくださったカングーさんに改めて御礼を申し上げます。本当に有難うございました。
(奥様にもよろしくお伝えください。)


【タイキヴァンベール現役時代の雄姿:公式HPより】
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タフな体にマジメな性格 プラチナメーン

2009-11-25 23:32:55 | 引退馬
島上牧場で一息入れていたプラチナメーンは11/22にグリーンウッドへ移動、坂路でのキャンター調整を開始しています。

加藤担当のコメント(抜粋)です。
「特に疲れは感じませんが、仮に疲れていたとしてもそれを表に出さずに頑張ってしまうタイプ。こうやって適度にリフレッシュさせてあげるのは悪くないと思います。」


確かに、見た目に疲れを感じさせないタイプっていますよね。本人(馬)にとっては損な性格かもしれませんが、いつも真面目に調教に取り組む姿勢は、いつの日にか必ず結果に結びついてくると思います。

森調教師によると、「このまま順調なら、12/26中山8R(1000万下・ダ1800m)で年内もう一戦」とのことですが、少しでも不安があれば年明け復帰でも良いでしょう。もともとこの馬は中山コースが得意ですし、冬場になると1000万クラスのダート1800mは番組も多いですから。


でも、タフでマジメなこの馬のことですから、きっと12/26に出て来ちゃうんでしょうね。
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デカダンス?

2009-11-25 06:22:48 | うまいもの
そちらの方面には造詣が深くないので、『デカダンス』と言われても何の事だかサッパリですが、要するにチョコレート屋さんです。

チョコレートと一口に言っても、フルーツをベースにしたものや、お酒の香りが前面に出ているものなど、いろいろな種類があります。それに、とても綺麗に作ってあるので目で楽しむこともできますね。

最近、女性を中心にチョコレートがブームだと言うのも何となく分かる気がします。



中央上の丸いチョコは、『アールグレー』です。それにしても、綺麗に輝いていますね。

“丸い”ということならこれも相当に丸かったです。


この色を見て、“抹茶”だと思う方はまだまだです。(私もそう思ったのですが・・・)
正解は、『ゆず』です。確かに、ゆずってこんな感じですよね。

甘いものの好き嫌いはあると思いますが、洋酒とチョコレートの組合せは昔からポピュラーです。おつまみに、ポッキーとかキスチョコとか、考えてみると、飲んだときには普通に食べていたりもするんですよね。

まあ、そうは言ってもわざわざ街で買ってまで食べないチョコレートなのですが、こういう凝ったつくりの美味しいチョコレートはたまには良いものだと思いました。


デカダンス・ドュ・ショコラ 渋谷マークシティ店
渋谷区道玄坂1-12-3 渋谷マークシティ イーストモール3階
03-5457-2260
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ジャパンカップ 欧州最強クラス vs 大将不在日本勢

2009-11-24 07:06:35 | JRA G1・重賞戦線
今週末はジャパンカップです。
この10年での外国馬と日本馬の戦いは、外国勢がファルブラヴとアルカセットの2勝に対して日本勢は8勝と、地の利がある日本馬がいかに強いかを示しています。

ただし、勝った日本馬の顔ぶれを見ると、古い順に、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ジャングルポケット、タップダンスシチー、ゼンノロブロイ、ディープインパクト、アドマイヤムーン、スクリーンヒーローと(去年の勝ち馬が微妙ですが・・・)錚々たるメンバーが顔を揃えています。

そして、改めてこうやって歴代優勝日本馬を見直してみると、どうしても今年は日本勢の層の薄さが目立ってしまいます。
昨年の優勝馬スクリーンヒーローは、そのJC以来勝ち星なし。
天皇賞ではスクリーンヒーローらを抑えて1番人気だったウオッカも、この秋シーズンは勝ち星なし。(武豊騎手からルメール騎手への乗り替りがどうでるかは注目ですが。)
オウケンブルースリ、アサクサキングス、マイネルキッツらの古馬勢も、歴代優勝馬に比べると一枚、二枚落ちる印象は否めません。

一方で、今年の外国馬の大将格コンデュイット(英国)は、今まで来日した外国馬と比べてもトップクラスの実力と実績を備えているように思えます。
何しろ、2008年英セントレジャー、2008年09年のBCターフ連覇、2009年キングジョージVI&クイーンエリザベスSとG1を4勝しており、馬の格だけでいうなら今年の日本馬では勝負にならない存在です。

もしもつけ入る隙があるとすれば、同馬はこのJCが引退レースで、そのまま北海道で種牡馬入りが予定されていること、つまり、『そんな状況の中でメイチの仕上げはしないだろうし、無理やりレースを勝ちに来るようなことはないだろう』という希望的観測ぐらいでしょうか。


どうも今年の日本勢は分が悪い気がして仕方がないですが、望みがあるとすれば、やはり未知の魅力がある3歳勢だと思います。
特にロジユニヴァースは、ダービー以来久々のレース、いわゆるぶっつけ本番になりますが、なんと言っても日本ダービー馬ですから、(厳しい条件ではありますが)“らしい競馬”を見せて欲しいと思います。

また、秋華賞でブエナビスタの猛追ををハナ差凌いだレッドディザイアも注目なのですが、個人的にはこの馬が勝つようだとJCのレベルも?な感じになってしまうかもしれません(関係者の方ゴメンナサイ)。


今年は外国馬が勝つのかそれとも日本勢が意地を見せるのか・・・。
個人的には今年の日本勢は厳しいと思っていますが、いずれにしても、華やかなJCの雰囲気に相応しい派手なレースを期待しています。
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2011年導入!? 5重賞単勝式馬券

2009-11-23 23:15:51 | 競馬・一口馬主全般
遅ればせながら、18日にJRAが発表した5重賞単勝式馬券についての感想です。

ちなみに5重賞単勝式馬券とは、JRAが2011年から導入を検討している「異なる5レースの勝ち馬をすべて当てる」という新馬券のこと。詳細については未定のようですが、当初はインターネットによる投票のみで、もしも的中した場合の最高配当額は2億円が上限となるようです。

もしもこの馬券が導入されれば、その破壊力は3連単の比ではありませんから、いろいろな意味で注目されることは間違いないと思います。
ただし、そんな馬券がどんどん当たるはずもなく、該当5レースが全て18頭立てと仮定した時の的中確率は“188万9568分の1”だそうです。当たり前ですが『そんなに簡単には当たりませんよ』という馬券です。

JRAとしては、この馬券で新たなファンを開拓し、11年も続いている売上げ減少を食い止めるカンフル剤にしたいようですが、その点に関してはそれほどうまくいかないような気もします。
何故なら、高額配当でお客さんを呼ぶならば2億円では中途半端だし(もっと高額なものが他にあります)、ましてや競馬を知らない人にとって、わざわざインターネット投票の会員になって異なる5レースの勝ち馬を選ぶ作業なんて、面倒以外の何ものでもないと思えるからです。

まあ、それでも5頭の勝ち馬は自分で選べるのですから、今現在の競馬ファンにとっては楽しみが増えて嬉しいかもしれません。
どう考えても、2億円以上の高額配当が狙える他の種目(“宝くじ”や“totoBIG”など)に比べて、推理する楽しみや痺れるようなスリルが味わえるのは間違いないですから。
(例えば5レースのうち4レースの勝ち馬が的中していて、最後の5レース目の勝ち馬予想が1番人気の馬だったりしたら、心臓が飛び出そうになって応援するでしょう。)

かくいう私も競馬ファンですから、もしもこの馬券が発売されたら、きっと“宝くじを買うような気分で”この馬券を買ってしまうんでしょうね。
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勤労感謝の日と新嘗祭

2009-11-23 09:34:53 | その他
今日は“勤労感謝の日”です。
勤労感謝の日は、戦後制定された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」により、次のように定められています。

『11月23日 勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。』

子供の頃は休日になると、両親から『今日はこういう日だから休みなんだよ』と説明された記憶がありますが、勤労感謝の日は説明がピンと来ない休日のひとつでした。
おそらく、『働いている父親に感謝する日』という勘違いから、“父の日”とゴチャゴチャになっていたのかもしれませんし、『何で毎日働いているのにこの日だけ感謝するの?』という子供っぽい単純な疑問を持ったからかもしれません。

私の勘違いは別にしても、“勤労感謝の日”というのは、名前の語感そのものがあまり心に響きません。
これは、勤労感謝の日だけでなく国民の祝日全般に言えることかもしれませんが、そのネーミングがいかにも戦後の造語という印象で何となく違和感がありますし、そもそも『何故その日なのか』という説明ができない休日が多いですね。

それだけが理由ではないのでしょうが、最近は子供に休日の意味を説明する家庭も減ってきているのではないでしょうか。


11/23が勤労感謝の日になったのは戦後ですが、その起源が“新嘗祭(にいなめさい)”であることはよく知られています。
新嘗祭の歴史は古く、日本書紀にもその記述が見られますし、史実としての記録でも西暦667年(天武天皇6年)には新嘗祭が行われていたようです。

新嘗祭とは、『五穀豊穣に感謝し、天皇がその年の新穀を天神地祇に勧めて神を祀り、自らもそれを食す』行事のことで、我々日本人が農耕民族であり、穀物と共に生きてきた歴史を大切にする重要な祭祀のひとつです。

そういう、日本人にとってとても重要な行事ですから、今でも皇室(宮中)では新嘗祭が行われています。
言い方を変えれば、“皇室が日本人の伝統行事をしている日に、国民はそれと全く関係ない理由で休んでいる”という事になっているわけで、これはこれで『なんだかなぁ・・・』と思ってしまいます。
本来ならば祝日を決めるときに、新嘗祭の精神を生かしたまま、そこに“勤労感謝の気持ち”を盛り込んだ休日にするべきだったのかもしれません(もちろん、そういう案もあったようですが)。

それはさておき、新嘗祭が11/23になったのは明治6年、つまり、日本が旧暦から新暦へ変更をした年からです。
旧暦時代の新嘗祭は、“11月の中卯の日”に行われていましたが、暦が変更になった明治6年は、“11月中卯の日=11月23日”であったため、それ以降は11/23を新嘗祭としたようです。


とりとめなく書いてしまいましたが、“新嘗祭”の方が“勤労感謝の日”よりも長い歴史と深い意味があるし、そもそも名前そのものにも独特の風情があります。
“勤労感謝の日”というと味も素っ気もないですから、せめて休日の意味を子供達に説明するときには、働くことの大切さについてだけではなく、五穀豊穣を祈る日本人の気持ち、穀物に対する感謝の心を教えてあげるのも良いかも知れません。
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