釉のまとめ。
今まで、釉に付いて色々述べて来ましたが、この辺で、幾つかの事を述べて、ひとまず、
終わらせたいと、思います。
1) 釉に付いて、述べる事は、大変多く、多肢に渡ります。
特に、未知の部分も多く、秘密の部分(公開していない)も多いです。
又、何度も述べますが、窯の状態、窯の焚き方、窯の中の雰囲気、窯の温度上昇(冷却速度)、
素地の違い、燃料、釉の原料の純度、産地、粉砕の仕方、釉の濃度、施釉の仕方、窯詰めの仕方、
その他、諸々の条件が作用します。
それ故、安定して、綺麗な(望み通りの)釉を出すことは、中々困難です。(再現性が、少ない)
2) 最後に、釉を調合する際の注意点を述べます。
① 自分独自の釉を作る際は、その種類を少なくする事です。
一つの釉を完成させるには、試行錯誤を繰り返し、多くのテストピースを焼く必要が有ります。
それまでは、多大な労力と、時間を必要とします。
それ故、種類を絞り(多くても5種類以内)、独自の釉を完成させる事です。
そして、狭い範囲でも、その釉に関して、深く掘り下げてください。
② データは、必ず残します。
釉を調合する場合、調合直後は、覚えていますが、焼成すると、どの様な調合だったか、
不明に成り易いです。
テストピースの裏や、ノートなどに記し、後から解かるようにします。
③ 書籍や、他人の調合例は、あくまで参考程度と、考える。
名の有る陶芸作家は、その人独自の素晴らしい釉を、持っています。
しかし、その調合例は、殆ど公開しません。時には、その調合を公開している場合も
有りますが、その通りに調合しても、その色調は出ません。
上記の様に、色々な要素が絡むと同時に、何か大事な事が、あえて抜け落ちていると、
思われます。
以上で、釉の話を終わります。
又、機会が有れば、違った角度から、述べたいと思っております。
陶芸釉薬の失敗と対策
今まで、釉に付いて色々述べて来ましたが、この辺で、幾つかの事を述べて、ひとまず、
終わらせたいと、思います。
1) 釉に付いて、述べる事は、大変多く、多肢に渡ります。
特に、未知の部分も多く、秘密の部分(公開していない)も多いです。
又、何度も述べますが、窯の状態、窯の焚き方、窯の中の雰囲気、窯の温度上昇(冷却速度)、
素地の違い、燃料、釉の原料の純度、産地、粉砕の仕方、釉の濃度、施釉の仕方、窯詰めの仕方、
その他、諸々の条件が作用します。
それ故、安定して、綺麗な(望み通りの)釉を出すことは、中々困難です。(再現性が、少ない)
2) 最後に、釉を調合する際の注意点を述べます。
① 自分独自の釉を作る際は、その種類を少なくする事です。
一つの釉を完成させるには、試行錯誤を繰り返し、多くのテストピースを焼く必要が有ります。
それまでは、多大な労力と、時間を必要とします。
それ故、種類を絞り(多くても5種類以内)、独自の釉を完成させる事です。
そして、狭い範囲でも、その釉に関して、深く掘り下げてください。
② データは、必ず残します。
釉を調合する場合、調合直後は、覚えていますが、焼成すると、どの様な調合だったか、
不明に成り易いです。
テストピースの裏や、ノートなどに記し、後から解かるようにします。
③ 書籍や、他人の調合例は、あくまで参考程度と、考える。
名の有る陶芸作家は、その人独自の素晴らしい釉を、持っています。
しかし、その調合例は、殆ど公開しません。時には、その調合を公開している場合も
有りますが、その通りに調合しても、その色調は出ません。
上記の様に、色々な要素が絡むと同時に、何か大事な事が、あえて抜け落ちていると、
思われます。
以上で、釉の話を終わります。
又、機会が有れば、違った角度から、述べたいと思っております。
陶芸釉薬の失敗と対策