わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

美しい作品の寸法 (黄金比)

2009-02-17 22:53:43 | 陶芸四方山話 (民藝、盆栽鉢、その他)
作品を作る際、全体を綺麗な形に、仕上げたいと思うのは、当然の事です。

特に、角皿などの平たい物や、壷、花瓶などの、高さのある作品などは、縦横の比、上下の高さの比

など、どのようにしたら良いか、迷う事も多いと思います。

見た目で、最も安定し、美しく感じる比に、黄金分割が有ります。

 (勿論、ご自分の作品ですから、自由に寸法を決め手下さい。ここで述べる事は、参考値です)

1) 黄金分割 (おうごん、ぶんかつ)

  古代ギリシャの時代から、建築物や、彫刻、柱などに使われている、縦横の比で、

  現在でも、色々な物に使われています。

  ・ トランプや、名刺などの縦横の比が、黄金分割になっています。

 その比は、以下の様に表します。

  ① 1:1.61803

  ② 1:0.61803

  ③ 0.618:0.382

  三個の数字を出しましたが、全て同じ意味です。

2) 黄金分割を、陶芸に応用する。

  上記の数字を簡単化すると、

  ① 1:1.6   ② 1:0.6  ③ 0.6:0.4( =3/5:2/5 =3:2) と成ります。

 イ) 長方形の皿などは、この比で、縦横の寸法を決めると、美しい形の作品に、仕上がります。

 ロ) 高さのある作品の場合

  a) 壷や花瓶など、

    胴体部分に、膨らみのある作品は、その一番膨らんだ部分は、下から3/5の位置

     (最大膨らみは、真ん中よりやや上部に成る)

    又は2/5の位置にします。(最大膨らみは、真ん中よりやや下)

  b) 鶴首の場合など、

    上下の大きさに差がある場合には、本体:首= 3/5:2/5にすれば安定感のある、

    作品に成ります。(2/5:3/5では、首が本体より長い作品に成ります)

  c) 底と口縁との比

    底の寸法と、口の大きさとの関係も、この黄金比が役に立ちます。

    即ち、底:口縁=3/5:2/5(=3:2)又は逆に2:3(口の方が広い)にします。

  d) 急須の注ぎ口の、取り付け位置

    この場合も、取り付け位置の中心が、底から2/5の位置にします。

  e) 水差しなどの取っ手の幅

    作品の最大径の2/5又は、3/5とする。

  f) 壷や花瓶に、模様や絵を付ける場合

    模様(帯状など)や絵(色)を付ける箇所は、下から2/5~3/5の割合の位置、

    又は、2/5、3/5の位置に、分けて入れる。


その他、寸法の割合に迷った時は、この黄金分割(黄金比)を思い出して下さい。

  陶芸の新しい形 
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