わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

和食器の正式名称 1

2009-02-09 22:18:07 | 和の料理、和洋食器の名前、寸法
和食器には、用途によって、色々な形の器が有ります。

その器にも、正式名称が付いていますが、普段あまり気にせず、適当な名前で呼んでいるのが、

実情です。特に焼き物の産地によって、同じ物が、別の名前で呼ばれている事が多いです。

 別に、正式名称で無くても、話が通じれば良い訳ですが、正式名称を覚えておくのも、

 何かの役に立つと、思いますので、お話いたします。

  尚 正式名称の定義が、あやふやですが、ご勘弁ください。


 順序は、「あいうえお順です」 

 1) 生盛皿(いけもりざら): 魚などの刺身を盛る、皿の事です。 別名「刺身皿」

 2) 片口(かたくち)   : 鉢の片方に、注ぎ口がある器です。

     現在では、注ぎ口は、単なるデザイン上の、装飾的な物が多いです。

     尚 古くは、両口(りょうくち)と言い 両方に(反対側にも)注ぎ口がある器も有りました。

      今では、あまり見かけない、形です。

 3) 燗瓶(かんびん)   : 日本酒を暖める瓶(陶磁器)の事です。

 4) 利猪口(ききちょく)  : 日本酒の利き酒用の盃です。(酒の味を試みる盃)

 5) 急須(きゅうす)    : 陶磁器製で、胴に取っ手の付いた物です。

 6) 菜盛椀(さいもりわん) : 煮物を入れる器で、別名、「煮物椀」とも言います。

 7) 盃、杯(さかずき)  : 日本酒を飲むために使う、器です。口縁が広くなっています。

 8) 匙(さじ)       : 汁や粉などを、すくい取る用具です。

 9) 皿 (さら)        : 背の低い、平たい容器の事です。

    古くは盤、槃と書き「さら」と読みました。 丸、角、深皿など、多種類の形が有ります。

10) 摺鉢(すりばち)    : 食物を摺りつぶす為の容器で、やや大振りです。

    容器の内側は、放射状の櫛目が入り、釉は掛けません。

    「すりこぎ棒」と対になって使います。擂鉢の字を当てる事も、有ります。
   
    又、現代では、実用的でなく、装飾性の有る、小さな器も有ります。

11) 煎茶器(せんちゃき)  : 煎茶用の小型の、急須や湯呑み茶碗の事です。

     磁器製が多く、薄造りです。

12) 台鉢(だいはち)    : やや高みの有る、脚が付いた鉢です。

13) 鯛茶碗(たいちゃわん) : 鯛茶漬に用いる、大型な茶碗です。

14) 茶碗(ちゃわん)    : お茶を飲むための、陶磁器製の器です。

    現在では、ご飯を盛る器も、茶碗と言いますが、正式には、飯茶碗と言います。

15) 茶瓶(ちゃびん)    : お茶を煎じて出す器です。

以下次回に続きます。

  (参考資料: 「知られていない、美濃焼の魅力」

      発行は、美濃焼全国キャンペーン実行委員会、昭和56年版)
 洋食器の正式名称 
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