陶芸で、新しい形の作品を作ろうとする際、その作品が、実用的なものか、又は余り実用性に
「こだわらない」作品なのかも、重要な要素です。
・ 本来、焼き物(陶芸作品)は、実際に使う物として、作られて来ました。
・ 大きな陶芸展、公募展では、とても実用的とは思われない、大きな作品や、何にに使うのか
不明な作品や、ただ造形美のみを目指した、作品が見受けられます。
・ それ故、新しい形の作品を目指す場合、実用性を重視するのか、実用性は無視するのか、
それとも、造形美と、実用性の両方を、満足させる作品にしたいのか、ある程度考えて
おく必要が有ります。
・ 当然、実用的な物は、ある制約が付きまといます。造形美ならば、大胆に形を作る事が出来ます。
では今日の本題に入ります。
5) 繰り返し
同じ形の物を多数作り、積み上げたり、横に並べたりして繰り返し、使用して、形を作る方法です。
① 団子状にした、各種色土を作り、丸い容器の内側に、並べ容器の内側に沿って積み上げます。
その団子を指や、凸状の押し板で、平らにします。
すると、団子は六角形に成り、隣同士と「くっつき」ます。
全体が、六角模様の色土の丸い容器に成ります。
・ 同様にして、変わった容器の内側を使えば、六角模様のある、形に成ります。
② サッカーボール状の容器を作る。
サッカーボールは、五角形の皮で縫い、繋がって球を作っています。
同様にして、タタラ作りで、五角形を多数作り、ボウル状の容器の内側(又は外側)に貼り付けていきます。
この様にして、半球を二個作り、球に成る様に、繋ぎ合わせます。
当然、空気の逃げ道は、作って下さい。
③ 短冊状(帯状)の部品を、多数作り、これを編む様にして、作った作品は度々見る事が出来ます。
④ 曲面の連続模様
タタラで作った、凸状の部品を多数作ります。凸は裏から見れば、凹に成ります。
この凸面と凹面を、互い違いに張り合わせま。これを上下左右方向の行い、あたかも、
「さざなみ」の様な模様を作りだします。これを皿などの平面や、より立体的な物に
加工すれば、新しい形の作品とたります。
⑤ 平面と曲面を組み合わせる
大きな曲面の中に、小さな平面を入れたり、曲面と曲面の間を、平面が繋いだり、
その方法は、色々考えられます。
⑥ 角柱や丸棒などを、多数作り、組み立てる
井桁に組んだり、校倉作り(あぜくらつくり)風に組んだり、ログハウスの様に組み立てたり、
アイデアしだいで、面白い形が出来ます。
⑦ 陶壁などに利用
大きな陶壁などを見ると、繰り返しの模様が見受けられます。
棒状の物、凸凹の物、定形な物、不定形な物などを、多数作り、要所要所に配置して有ります。
又、 色の違った定形な物を、多数作り、「モザイク」の様に、並べる方法も有ります。
以下次回に続来ます。
陶芸の新しい形
「こだわらない」作品なのかも、重要な要素です。
・ 本来、焼き物(陶芸作品)は、実際に使う物として、作られて来ました。
・ 大きな陶芸展、公募展では、とても実用的とは思われない、大きな作品や、何にに使うのか
不明な作品や、ただ造形美のみを目指した、作品が見受けられます。
・ それ故、新しい形の作品を目指す場合、実用性を重視するのか、実用性は無視するのか、
それとも、造形美と、実用性の両方を、満足させる作品にしたいのか、ある程度考えて
おく必要が有ります。
・ 当然、実用的な物は、ある制約が付きまといます。造形美ならば、大胆に形を作る事が出来ます。
では今日の本題に入ります。
5) 繰り返し
同じ形の物を多数作り、積み上げたり、横に並べたりして繰り返し、使用して、形を作る方法です。
① 団子状にした、各種色土を作り、丸い容器の内側に、並べ容器の内側に沿って積み上げます。
その団子を指や、凸状の押し板で、平らにします。
すると、団子は六角形に成り、隣同士と「くっつき」ます。
全体が、六角模様の色土の丸い容器に成ります。
・ 同様にして、変わった容器の内側を使えば、六角模様のある、形に成ります。
② サッカーボール状の容器を作る。
サッカーボールは、五角形の皮で縫い、繋がって球を作っています。
同様にして、タタラ作りで、五角形を多数作り、ボウル状の容器の内側(又は外側)に貼り付けていきます。
この様にして、半球を二個作り、球に成る様に、繋ぎ合わせます。
当然、空気の逃げ道は、作って下さい。
③ 短冊状(帯状)の部品を、多数作り、これを編む様にして、作った作品は度々見る事が出来ます。
④ 曲面の連続模様
タタラで作った、凸状の部品を多数作ります。凸は裏から見れば、凹に成ります。
この凸面と凹面を、互い違いに張り合わせま。これを上下左右方向の行い、あたかも、
「さざなみ」の様な模様を作りだします。これを皿などの平面や、より立体的な物に
加工すれば、新しい形の作品とたります。
⑤ 平面と曲面を組み合わせる
大きな曲面の中に、小さな平面を入れたり、曲面と曲面の間を、平面が繋いだり、
その方法は、色々考えられます。
⑥ 角柱や丸棒などを、多数作り、組み立てる
井桁に組んだり、校倉作り(あぜくらつくり)風に組んだり、ログハウスの様に組み立てたり、
アイデアしだいで、面白い形が出来ます。
⑦ 陶壁などに利用
大きな陶壁などを見ると、繰り返しの模様が見受けられます。
棒状の物、凸凹の物、定形な物、不定形な物などを、多数作り、要所要所に配置して有ります。
又、 色の違った定形な物を、多数作り、「モザイク」の様に、並べる方法も有ります。
以下次回に続来ます。
陶芸の新しい形