ここでは、和食器と関係深い、和の料理に付いて、お話し、したいと思います。
もちろん、和食器は、陶磁器以外の器も、多く有りますが、近年陶磁器類が、多用されています。
・ 和の料理には、本膳料理、卓袱(しっぽく)料理、精進料理、懐石料理、会席料理、
皿鉢(さわち)料理などが有ります。
1) 本膳料理
冠婚葬祭の供宴として、日本古来の、最も正式の料理を言います。
一人一人に、五つの膳が提供され、酒も付いた豪華な料理です。
各膳には、同じ食材を使わず、味も重ならない様に、調理されています。
一の膳、二の膳、三の膳、与の膳(四の字を嫌い、この字を当てる)、五の膳の内
特に一の膳を、本膳と言います。
・ 現在では、本膳といえば、一般に袱紗(ふくさ)料理の事です。
袱紗料理とは、本膳を簡素化した物で、軟らかい料理との説も有ります。
即ち、裃を脱ぎ、くつろいだ状態での、食事会的な場所での料理で、本膳と、会席料理の
中間的な料理です。
2) 卓袱(しっぽく)料理
卓袱とは、本来卓(テーブル)を覆う物の意でしたが、いつしか、卓その物を表す様に成りました。
本来は、中国風の惣菜料理を、主、客が一緒に一つの円卓を囲み、同じ皿や鍋の物を、
銘々皿に取て食べる、食事形態でした。
長崎名物の料理ですが、日本には、長崎に最初に伝えられた為で、結婚披露宴など、
この形式の料理が、多いそうです。
3) 精進料理
四足の動物(獣類)や、魚等を食べない僧侶達が、植物性の食物を取った事が、
始まりと言われています。
一般に、一汁一菜、一汁三菜、一汁五菜などの、献立が有ります。
・ 一汁一菜とは、主食:白飯など、汁物:味噌汁など、惣菜:植物性のおかず、香の物:漬物
の4種類から成ります。
・ 主食と香の物は、数に入りませんので、一汁一菜と成ります。
一汁三菜は、更に副菜に二品(二菜)が、加わった献立です。
副菜には、豆腐料理や、精進揚げなどが、有名です。
本来は酒も出ない物です。
4) 懐石料理
懐石とは、茶の湯で事前に出される、簡単な(質素な)料理の事です。
名前の由来は、温石(おんじゃく)を、懐(ふところ)に入れ、腹部を暖めた事から来ています。
禅宗の修行僧が、空腹を紛らす為、焼いて暖めた石を、抱いて一時しのぎにしました。
本来、一時しのぎの簡素な料理で、一汁一菜、一汁二菜、一汁三菜などが有ります。
茶道には、料理の勧め方、料理の食べ方など、正しい礼儀作法が有ります。
5) 会席料理
会席とは本来、江戸の趣味人が集まる、俳諧の席を意味しますが、俳諧の会の終わりに、
酒宴が催され、その料理を会席料理と、呼んだ事から、始まりました。
茶席も俳席も、料亭で行われる様に成り、懐石と会席が混同し、一般に「会席」と呼ばれています。
尚、会席(懐石)料理には、陶磁器の器が、多く使われます。
和の器は、料理を美味しく見せると共に、器本体も、鑑賞する重要な、道具立てと成ります。
6) 皿鉢(さわち)料理
土佐(高知県)を代表する、豪華な宴会料理です。
九谷焼きや、有田焼などの、直径50cm以上の大皿に、豪快に盛り付けます。
「鰹の叩き皿鉢」、「刺身皿鉢」、「寿司皿鉢」、「組物皿鉢」(煮物、焼き物、揚げ物を盛る)
などが有ります。
和の料理 和食の料理名
もちろん、和食器は、陶磁器以外の器も、多く有りますが、近年陶磁器類が、多用されています。
・ 和の料理には、本膳料理、卓袱(しっぽく)料理、精進料理、懐石料理、会席料理、
皿鉢(さわち)料理などが有ります。
1) 本膳料理
冠婚葬祭の供宴として、日本古来の、最も正式の料理を言います。
一人一人に、五つの膳が提供され、酒も付いた豪華な料理です。
各膳には、同じ食材を使わず、味も重ならない様に、調理されています。
一の膳、二の膳、三の膳、与の膳(四の字を嫌い、この字を当てる)、五の膳の内
特に一の膳を、本膳と言います。
・ 現在では、本膳といえば、一般に袱紗(ふくさ)料理の事です。
袱紗料理とは、本膳を簡素化した物で、軟らかい料理との説も有ります。
即ち、裃を脱ぎ、くつろいだ状態での、食事会的な場所での料理で、本膳と、会席料理の
中間的な料理です。
2) 卓袱(しっぽく)料理
卓袱とは、本来卓(テーブル)を覆う物の意でしたが、いつしか、卓その物を表す様に成りました。
本来は、中国風の惣菜料理を、主、客が一緒に一つの円卓を囲み、同じ皿や鍋の物を、
銘々皿に取て食べる、食事形態でした。
長崎名物の料理ですが、日本には、長崎に最初に伝えられた為で、結婚披露宴など、
この形式の料理が、多いそうです。
3) 精進料理
四足の動物(獣類)や、魚等を食べない僧侶達が、植物性の食物を取った事が、
始まりと言われています。
一般に、一汁一菜、一汁三菜、一汁五菜などの、献立が有ります。
・ 一汁一菜とは、主食:白飯など、汁物:味噌汁など、惣菜:植物性のおかず、香の物:漬物
の4種類から成ります。
・ 主食と香の物は、数に入りませんので、一汁一菜と成ります。
一汁三菜は、更に副菜に二品(二菜)が、加わった献立です。
副菜には、豆腐料理や、精進揚げなどが、有名です。
本来は酒も出ない物です。
4) 懐石料理
懐石とは、茶の湯で事前に出される、簡単な(質素な)料理の事です。
名前の由来は、温石(おんじゃく)を、懐(ふところ)に入れ、腹部を暖めた事から来ています。
禅宗の修行僧が、空腹を紛らす為、焼いて暖めた石を、抱いて一時しのぎにしました。
本来、一時しのぎの簡素な料理で、一汁一菜、一汁二菜、一汁三菜などが有ります。
茶道には、料理の勧め方、料理の食べ方など、正しい礼儀作法が有ります。
5) 会席料理
会席とは本来、江戸の趣味人が集まる、俳諧の席を意味しますが、俳諧の会の終わりに、
酒宴が催され、その料理を会席料理と、呼んだ事から、始まりました。
茶席も俳席も、料亭で行われる様に成り、懐石と会席が混同し、一般に「会席」と呼ばれています。
尚、会席(懐石)料理には、陶磁器の器が、多く使われます。
和の器は、料理を美味しく見せると共に、器本体も、鑑賞する重要な、道具立てと成ります。
6) 皿鉢(さわち)料理
土佐(高知県)を代表する、豪華な宴会料理です。
九谷焼きや、有田焼などの、直径50cm以上の大皿に、豪快に盛り付けます。
「鰹の叩き皿鉢」、「刺身皿鉢」、「寿司皿鉢」、「組物皿鉢」(煮物、焼き物、揚げ物を盛る)
などが有ります。
和の料理 和食の料理名