愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

亀山城(3) 新城市

2017年02月12日 16時16分32秒 | 新城市
亀山城には、道の駅の北側の道を右に進んで行きますとすぐに入り口があります。
亀山城の入り口

入口の看板に亀山城の鳥瞰図がありました。なかなかよくできていると思いました。

亀山城案内図 ガラスの関係で白っぽくなってしまいました。 

また本丸には「亀山城址の図」という縄張り図も掲示してありました。

亀山城址の図 「愛知県中世城館調査報告Ⅲ 参照」との注意書きがありました。この図に見学の順番を書き込ませていただきました。

入口を登っていくとまず左手に大きな腰曲輪が見えました。

腰曲輪(①)

腰曲輪を左に見ながらさらに登っていきますと再び左手に西の曲輪が見えました。

西曲輪(②) 

西曲輪からさらに登っていきますと大きな虎口がありました。

本丸西虎口(③) 

本丸の虎口です。周りの木が除去されていて、大変見ごたえのある虎口でした。その傍らに「土橋址」という標識がありましたが、積雪のため確認することはできませんでした。本丸は土塁に囲まれ、下の道路から見えるように、本丸北側には「亀山城址」の看板が立っていました。

本丸を東の方に進みますと東虎口がありました。

本丸東虎口(④) 虎口の外側から写しました。

東虎口からは二の丸があります。二の丸の入り口は、まるで枡形のようになっていました。

二の丸虎口部分(⑤) 二の丸に入るとすぐに土塁に囲まれた空間になり、防御性の高い構造だと思いました。

二の丸から南の方に回りました。本丸の南側です。本丸の南側は堀になっていました。そして左側に「大手跡」の標識が見えました。ここが大手門だったようです。

大手跡(⑥)

その大手跡の向かい側は東曲輪です。標識はありましたが、草むらになっていました。

東曲輪(⑦) 

大手跡から先は堀も鋭くなっていました。左側の土塁も高く、空堀であることがよく分かりました。

本丸南側の空堀(⑧)

ずんずん西の方に進んで行きますと、また左手に虎口がありました。

空堀に入る虎口(⑨)

本丸から二の丸、本丸南側の空堀を周って再び本丸西虎口に戻りました。本丸西虎口から西曲輪を抜けると本丸西の腰曲輪がありました。

本丸西の腰曲輪(⑩)

そして最後に城の西側に雄大に切られた竪堀を見ました。

城址北西の竪堀(⑪)

この竪堀は大変素晴らしく、周りに木がないこともあって大変感動しました。下の道路からも見えるくらいに大きいものでした。

亀山城はたいへんよく整備されていて、土塁や堀などが大変見やすくなっていました。また規模も大きくて見ごたえのある城でした。近くに古宮城もありますが、二つとも感動的な城で、三河にきたときには是非とも紹介したい城だと思いました。昨年11月の城の会の見学会の後に分かったので、大変悔しい気持ちでした。

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