愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

左京殿城(さきょうでんじょう) 豊橋市

2019年04月12日 07時06分46秒 | 豊橋市
石巻山城の北に位置するところに左京殿城があります。

左京殿城の位置 石巻山城の北東方面になります。川を挟んですぐ隣は嵩山(すせ)小学校です。

ネットで調べたところ、左京殿城には小枝左京進という武将が住んでいたそうですが、大永3年(1523)に西郷弾正左衛門正員によって追われ、土地を捨てて逃げたそうです。西郷正員は、月ヶ谷城、五葉城の西郷氏の祖みたいな武将です。「左京殿城」は小枝左京進から命名されたものと思われます。


小さな築山みたいな城ですが、中は結構遺構が残っていて、見ごたえがありました。

左京殿城イメージ

入るとすぐ右側に堀がありました。結構新しそうだったので、遺構かどうか分かりません。しかし、堀っぽいです。

南側の堀
少し上ると、立派な土橋が見えました。

土橋

曲輪の周りはきれいに堀が囲んでいました。

主郭下の堀

主郭は2段になっていました。愛知県城館跡調査報告Ⅲでは、土塁ということになっていましたが、私には曲輪内の段差に見えました。高い所は物見かなにか特別な建物かあったのではないかと感じました。

曲輪内の段差

現在の遺構は、先の住人小枝左京進から奪い取った西郷氏によって改修されたものではないかと、ネット「史跡夜話」で想像していましたが、私もそうではないかと思いました。


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