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日々の暮らしのなかで

一年生

2006年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム
山の緑の木々が風に揺れる。日差しも力強く感じる。
気温の上昇ってこともあるが、色んな場面で季節の変わり目を思う。

今だと「新入生」を見る事だろう。
似合わない制服を着た中学生が目の前を通る。
でも、僕らの時とは違うんだな。
僕らの時は「丸坊主」だった。制服もダボダボでまるっきり似合ってなかった。
今は丸坊主でない分、スマートに感じる。制服もおかしくない。

当時だって、「何故、坊主なのかぁ!」って声はあったと思う。
がぁ、今の親やマスコミが言う「人権・人格」ってモノが曖昧だったのかな?
本人たちは、今も昔も不満みたいなモノはあると思うが、
昔の親達は「先生の言う事を聞きなさい!」って感じで、取り合わなかった。
良く言えば「おおらか」だったのか。今は保護者の方が熱心な印象もある。
ただ、僕は坊主頭でもよかったと思う。
三年間抑制された「髪型」への思いは、高校生になって
爆発させる事が出来たから。

高校生を見ても季節の変わり目を感じる。
集団登下校だ。
同じ中学から入学したモノ同士、自転車通学をしてる。
多い集団だと、8~10人ぐらいいるだろうか?
部活もしてない時期だと、いっしょに帰る事が多いだろうが、
これも「新学期」独特の風景だと思う。

それこそ部活をやり始めれば、「同じ中学出身」って枠ははずれるし、
その他にも色んな付き合いが増えたり、徒党を組む事を恥ずかしい事と
感じるようにもなる。

社会人にだって、春を感じる瞬間がある。
「若葉マーク」だ。
この時期は、とにかく若葉マークを付けた新ドライバーが多い。
オートバックスなんかに行っても、新ドライバーかなと思わせる人達がいる。

シガーソケットに突っ込むライトなんかを選んでいる人を見ると
嬉しくなってしまう。
実は僕も初めて車を買った時、同じようなライトを買った。
別に必要ないと思ったが、「ステータス」って感じで購入した。
カー用品を買う事で、車を持った喜びを感じていたのかも知れない。

いろんな事で春を感じる事が出来る。